ぐん税ニュースレター vol.31 page05 -ここだけの話-
アットホーム・ダッドな働き方
2004年から放送されていたドラマ『アットホーム・ダッド』皆さんはご存じですか?約20年前のドラマではありますが、女性の社会進出と、男性が主夫に挑むというテーマのドラマです。今や女性も働く事が当たり前の様に思いますが、20年前から主夫をテーマとしたドラマが放送されていた事に驚きます!
私自身も現在4歳の男の子の子育て真っ只中にありますが、約1年前に夫が会社員を辞め、自宅で仕事を独立して始めたため、図らずも『アットホームダット』の様な構図になりました。夫はサラリーマン時代、帰りも遅く土日も仕事で子供と過ごす時間も少なかったため、今では保育園の送迎や夕飯の支度など家事全般も楽しいと言いながらやってくれています。(正直かなり助かっています笑)
育児休業が明けて仕事に復帰した時には、まだ夫も会社勤めで保育園のお迎えも頼めず、通勤時間も通勤ラッシュ時は片道1時間…。毎日定時で仕事を切り上げて事務所を出ないとお迎えに間に合わないので、事務所にいられる時間はめいっぱいのスピードで仕事をして時間で切り上げ、終わらなかったら自宅に持ち帰る。そんな生活を送っておりました。
ただそんな中でも仕事と家庭がバランスよく成り立つよう保育園選びや住むところ、もろもろのタイミング、夫とも連携し、働いて子育てもしっかりできる環境をなるべく整えるように心がけ、フルタイム勤務を続けていました。ただ息子にも保育園で毎日最後まで残っていて負担もかけていたと思いますし、疲れているときは家のこともしたくない!そんな日もたくさんありましたし、きっとみなさんも同じような経験があると思います。
私の家庭も『アットホーム・ダッド』とは言わないものの、1年程前に夫が会社員を辞めて個人事業主として独立し、自宅で仕事をするという選択をしてくれたことも良い効果を生み、以前より気持ちにも時間にも余裕ができフルタイムで勤務して日々の業務を行っております。
昨今では女性がバリバリ仕事をする社会になってきて、男性の育児休暇や時短勤務なども多くなってきたと私もまわりでも耳にするようになってきました。
よく(我が家の構図が)新しいねーと夫が独立後言われるようになりましたが、家事は女性がやるものだとか、女性の仕事より、男性の仕事の方が優先だとか、男性のほうが稼いでくるという時代はだいぶ前時代的なものとなってきているのではないでしょうか。
『アットホームダット』はもう20年も前の作品ですが、最近ではこういった形の夫婦は少なくないと思います。夫婦どちらも仕事がしやすく、家庭も大切にできる環境づくりはやる気があれば本人たち次第でどうにでもできますし、女性たちが責任を持って取り組める仕事もできるはずです。そして仕事をしたい女性もたくさんいるはずです。
子育ての負担は女性に傾いてしまいますが、私も仕事と家庭のバランスをうまく保ち、仕事も楽しく、家庭も円満。そんな生活にできるよう日々、考えて環境を整えていければと思っております。
環境といえば岡山県の奈義町という町では、2019年の合計特殊出生率が2.95。子持ち世帯の内半数以上が3人以上子供を持つ計算だそうです。これは同年の全国平均の2倍以上の数値なのだとか。
よくよく知らべてみると急な仕事などの際、すぐに子供を預かってくれる施設があったり、子育て世帯のための新築戸建てをリーズナブルに貸したりと子育てがしやすい環境を整備した町なのだそうです。こういったハード面の環境を自治体などが整えてくれると、もっともっと女性が働きやすくなりますし、子供も寂しい思いなどをしなくて済むのではないかと思います。夫婦や家族で出来る環境整備、国や自治体、会社などのコミュニティが支援する環境整備。様々あると思います。
自分の人生、だれを、何を、どこを、選択して満足のいく環境、生活を手に入れるのか。
しっかりと計算して良いものをアップデートしながらこれからも生活を豊かにしていきたいと思います。
【今月のリポーター】
訪問部 飯野
群馬県 渋川市出身
趣味:美味しいお酒を飲むこと、家庭菜園、水泳・テニス(最近は全然できていません)
ひとこと:繁忙期も何とか乗り切り、心と時間に少しだけ余裕が持てる様になりました。趣味を聞かれた時に、趣味と言える程何もできていないなぁ…と実感しました。今年は趣味を見つけて充実した時間を過ごしたいと思います。