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【甲陽軍鑑】典厩寺に行ってみた

武田信玄の弟武田信繁のお墓がある典厩寺に行ってきました!典厩は長野県長野市篠ノ井杵淵1000番地にあるお寺です!

1.武田信繁とは?


武田信玄の弟であり、官職である左馬助の唐名より典厩(てんきゅう)とも呼ばれています。典厩寺の典厩はここから来ています。武田信玄の信濃侵攻に大将として出陣することもあり、甲陽軍鑑では「毎事相整う真の副将なり」との記述があり、武田信玄を支えた副将として高く評価されています。有名な第四次川中島の戦いで討ち死にしています。

2.武田信繁家訓

甲陽軍鑑 品第ニに武田信繁家訓が記載されています。武田信繁家訓は九十九箇条からなり、品第一の甲州法度の元になったと言われ、甲州法度は五十七箇です。家訓の内容は武士としての心構えや武田信玄への忠節などを示しています。武田信繁家訓には「武勇専ら嗜むべき事。三略に云わく、強将下に弱兵なし。」など漢書の引用が見られます。武田家といえば孫子の兵法より「風林火山」を引用して軍旗としていることが有名ですよね。武田信繁家訓には『論語』『三略』『書経』『碧巌録』などが引用され当時の武田家が漢書をよく読んでいたことが伺えます。甲陽軍鑑は品第三より物語的な内容が始まるのですが、品第一とニに甲州法度と武田信繁家訓があるので中々読み応えがあります。

3.典厩寺に行ってみた!

 典厩寺は武田信繁のお墓のあるお寺です!川中島の戦い300年を記念して作られた日本最大の閻魔像があります。また、寺内には川中島合戦記念館があり、武田信繁関係の史料や甲陽軍鑑が展示されています。

典厩寺入口
不在の場合はお金を置いて入れば大丈夫
拝観料は200円
日本最大の閻魔像
川中島大会戦図
看板
武田信繁お墓
川中島合戦記念館(写真奥の建物)
甲陽軍鑑

川中島合戦記念館はとても貴重な資料がたくさん展示されていて感動しました!記念館の展示品については甲陽軍鑑のみ掲載させていただきました。武田信繁が使用していた鉄扇や刀なども展示されているのでぜし足を運んでみてください!

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