#005ー私の最初の固定観念は、4歳から!
★ 私達が持っている様々な固定観念は、いつから? ★
私が覚えている最初の固定観念は、
4歳の時、母親方の御爺さんによって植え付けられました。
正月の時、御爺さんは孫達にお年玉を配っていました。
私も新年挨拶をして、両手を出すと、
「金欲しさが全面に出ているね。
そんなお前には、お年玉はあげられん。」
と突然言い出しました。
結局私だけ、お年玉をもらえませんでした。
大泣きでした!
この出来事はずっと私の記憶に残り、
「お金を欲しがったり、ケチったりしては、家族達に嫌われる」
という、固定観念が出来上がりました。
それ以来は、私はずっとお金を気にしない『ふり』をして来ました。
お金もない学生時代に、友達に奢ったり、
給料が少ない社会人時代も、気にせず働き続けるなど、
私の人生に影響を及ぼし続けてきたのです。
私たちはこうやって、生きている色んな環境、例えば
家族から、
学校の友達や先生から、
会社の上司や同僚から
の影響を受け、
自分の固定観念を生み出し続けています。
★ 形成時期が早いほど、そして嫌な感情が強いほど、固定観念は強力で、粘り強い ★
私に一番影響を与えているのは、やはり『両親』でした。
特に父親は、私の全ての考え方に影響して来た人物です。
父は、中学校の教頭先生の職を経て、政府機関で長官を務めました。
私は末っ子で、
唯一の男の子だったため、
私に対する期待が、特に大きかったのです。
そのため、父は私を非常に「厳しく」、
そして「正しく」育ててくれました。
「厳しい」が故に、
私はミスを犯すことを恐れ、チャレンジ精神が『0』でした。
要するに、
波風立てず、
大人しく、
誰から見ても「良い子」
でした。
「正しい」が故に、「しては行けない」というルールが多かったのです。
「人は見た目おり中身だから、顔や服装を重視しては行けない。」
「絶対嘘をついては行けない。」
「人の悪口を言っては行けない。」
・・・
今思えば、どれもが正しいかもしれません。
しかし、子供にとっては、
それらの道理の真意を理解もできず、ただ鵜呑みして来たのです。
その結果、
僕はただ親の言う通りに生きており、
自分の人生を生きている実感がありませんでした。
その始末、社会人になっても、自分探しにもがいていたのです。
★ 自分の人生を生きるには? ★
私は、このように幼少期から形成された固定観念達に包まれ、
なかなか本来の自分が醜くなってしまいました。
啓発本でよく言われている、
のような類です。
従って、自分を取り戻すための、やるべきことは、
固定観念を、一つ一つ考え直し、
自分の人生にプラスになるものは残し、
マイナスになるものは、自分から剥がすことです。
そうすると、徐々に本来の自分が分かって来て、
自分の人生を、やっと踏み出すことができると思います。
固定観念を剥がして、自分を取り戻しませんか?
子供時代の天真爛漫な心に戻ってみませんか?
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