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電通博報堂落ちの後の就活(電博落ち)

広告業界を目指す皆様にとっての2大巨頭、電博ですが、応募者に対して内定者の数は圧倒的に少なく、受かる人を見つける方が大変な企業2社です。

残念ながらそんな電博を落ちた方の次の一手をご紹介します。道が完全に閉ざされたわけではないです。

Goodな手段1:大手企業の宣伝部マーケティング部を目指す。大手企業には
宣伝部マーケティング部が必ずと言っていいほどあります。この部署に配属され、マーケティングを学ぶことは将来広告代理店への転職も視野に入れた幅広い知識を習得することにつながる可能性があります。サントリー・花王・P&G・TOYOTA・Sonyなど広告宣伝費が多く、グローバルな企業がおすすめです。

Goodな手段2:外資コンサルにチャレンジ。Big4と言われる外資コンサルは昨今採用人数が非常に多く、DXやマーケティングテクノロジーの分野で広告代理店と競合するケースが多いです。この分野で足場をしっかりと固めて、中途採用で電博を狙うということも可能です。昨今中途採用の方が新卒より枠が多くなっている電博を20代のうちに再チャレンジできる良い経験値がつめることでしょう。コンサルは転職しないと年収アップの階段が多いのでそれも手伝ってみな転職します。

Goodな手段3:メディアにチャレンジ。リクルート・小学館集英社・講談社など主にコンテンツを扱う企業に就職し、メディアコンテンツを学ぶことでマーケティング知識を得ることも将来業界で働くためには良い環境かと思います。ただ、小学館集英社に入って広告代理店に転職したいか、と言う問題も残りますが受かれば大金星ですのでぜひチャレンジしていただきたい。

Goodな手段4:サイバーエージェントに入る。もはやサイバーは博報堂と規模が変わらない会社になっているので渋谷の緑の会社でしのぎを削り、独立するか、電博に転職するか、の選択肢もあります。藤田イズムを継承するもよし、○採用の女性同期と和気藹々するのもよし。

次点手段5:印刷大手はDX販促領域で電博に対抗する組織作りを進めており、突き抜けた大日本凸版の2社に入り、この分野を学び素養をつけて転職という手段もあります。ただ印刷業界は古くからオーナー気質、構造的に年収が低い傾向にありますので下積みだと思って頑張っていただければと思います。

Bad手段1:ADKを受験。実は広告業界全体の売上の50%以上は電通博報堂であり、それ以下の企業は事業規模が圧倒的に小さいので人材及び企業体力に大差があります。電通の半分が博報堂、博報堂の1/5程度がADK、くらいの規模ですので業界三位を選ぶ理由は上記5手段よりも劣ると言わざるをえません。給料もメーカーと同等かそれ以下になることが想定され、あまりお勧めしませんが、2−3年で辞めることが前提の修行なら致し方ないレベルです。

Bad手段2:それ以下の代理店を受験。上記の流れで言いますとそれ以下の代理店は外資も含めてどんどん仕事の規模が小さくなっていき、競争力が下がり、人員も少なくなりますのでそこに行くくらいなら大手企業で何かしらの業務に従事した方が経験とビジネスを学ぶには適していると想定されます。小さい仕事しか知らない=また1から教える必要がある=中途採用も敬遠される、という構図ですのでご注意ください。


以上、電博落ちの後に残る手段の数々でした。就職活動をしている学生の皆様、頑張って希望の会社の内定が取れるよう祈念しております。


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