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宝物館

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アッシュのココロの宝箱✨
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2021年9月の記事一覧

自分の美学は、こころのバグだと気づいたとき

自分の美学というものを、知らず知らずの間に持っているものです。 自分の美学とはなんでしょうか。 譲れないこととか、こだわりであったり、勝ち筋であったり、大切にしている言葉なんかもあります。 これら全てをここでは自分の美学と呼んでいます。これは自分の中で、重要性が高い項目です、これが私なの。そんなことを言う人もいるかもしれません。 意識してはいなかったのだけれど、この自分の美学というものは、自分もありました。知らない間に酸化して纏わりつく錆のようなものです。 いつしか

妻でいてくれてありがとう。息子でいてくれてありがとう。そして・・・

妻とけんかします。1週間に1回程度。反省しています。 妻と疲労度MAXなのはどっちか謎の言い争いをします。夜の7時頃に勃発することが多いです。 最近、私は妻に「妻でいてくれてありがとう」と言っています。言うときは、真顔で。言うと気持ちがスッキリすることに気が付いたためです。2日に1回程度言っています。 「妻でいてくれてありがとう」というスタンスでいると、残念ながら家事負担が、どこまでも増加の一途を辿ります。体力と気力の勝負となります。 しかし、相手に期待することを捨て

無償の愛

私は 誰からも愛されないし 愛せないと思っていた。 なかなかバイオレンスな家庭で 育っているから 結婚に希望なんてもてなかった。 永遠の愛なんて、ないない! 人の気持ちなんて空よりも変わりやすい。 なんとなく 適当な安い恋愛をして ヘラヘラと生きて自分を傷つけていた。 夫と出逢うまでは。 夫はスパーンとはっきりものを言うけれど そこに嘘はない。 「してやったのに」 「育ててやったのに」 損得勘定だけのような家庭で育った私には 何かしてもらったら 必ず何かを返さ

🗼昭和っぽい情景の絵💖🎨「🌟いつか見た夕焼け🍀」

🗼💖🌟🗼💖🌟🗼💖🌟🗼💖🌟🗼💖🌟 「🌟いつか見た夕焼け🍀」 アクリル画 「🌟いつか見た夕焼け🍀」 ずっと むかしに 見た 夕焼けも いつも いつも 夕焼けは 僕たちを そっと包み込み やさしかった これからも 夕焼けは  きっと 誰にだって やさしく微笑んで  そっと 包み込んでくれる・・・ +++++++++++++++++++++++++++++++++++ 夕焼けって、なんだか優しさを感じる。 だって一日の終わりに、こんなにも美しい色を見せてく

母への手紙3/3"2年ぶりの再会"

私はようやくベンを持ち 母への返事を一気に書いた。 同居していた明治生まれの祖母(母の母)は昔の人らしく 愛情表現も決して上手いとは言えない人だった。 だから孫として 私は愛されていると思えなかったこと。 3つ下の弟が幼稚園になってから 急に発作を起こす病気になり 家族はその日から弟中心の生活に。 弟の病気のことや 学校では知的障害のクラスに通うことになったことに 姉としてどうしていいか 分からなかったこと。 弟に手がかかるから 姉の私は良い子に 成らざるを得なかった

母への手紙1/3"返事が来た"

私が母に手紙を書いたのは、とれたての野菜を送るついでだった。 その時の気持ちは以前つぶやきで書いた。 母はせっかちだ。 私が同封した手紙など、ろくに見もせず袋ごと捨てたことが何度もあった。 「え?手紙?そんなんあったん?」 今回それだけは避けたかったから、茄子に輪ゴムで留めてやった。 実は良い子で育った私は、反抗期をまともにしていない。 疫病を理由に、これ幸いと連絡もほとんどせず距離を置いた。 その上自分の家族のことで精一杯だったことも理由だった。 昨年から息子

幸せしろくま夜星さんぽ 【一分マガジン】

ある街の動物園に真っ白なしろくまがいました。 ある日 帽子をかぶった男爵がしろくまの前で足を止め 呟きます。”あの人の声が聞きたいな” するとしろくまが言いました。”糸電話を空高くに投げるといいよ” 男爵は手をポンと叩き 足早に去っていきました。 次の日 マフラーを巻いた女性がしろくまの前で足を止め 呟きます。”何も書いていない恋文なんて…” するとしろくまが言いました。”書ききれない想いが詰まっているんだよ” 女性は頬を染め 嬉しそうに微笑みました。 またある日 水色

クスノキとアオスジアゲハ

こんにちは、うりぼうです。 本来であれば今週、野草記事を投稿するところなのですが、野草は来週までお休みさせていただいて、今回はうちの植木鉢クスノキとアオスジアゲハについて書きたいと思います。 今回は植物というよりも、虫がメインになります。 虫が苦手な方は、引き返してくださいね^^ クスノキうちの家にはクスノキがあります。 気付いた時には家の庭で芽をだし、土に根を広げ、徐々に葉っぱを広げていました。 きっと鳥の落としものだろう。そう考えた私の頭に、近くの神社が浮かび

母親からの愛もなく生まれて来たけど、そんな事どうだって良いほど今が1番な私です✨✨

私には母親に関する記憶が2つあります。 それは仕事に行く母が 車の鍵がないと朝から大騒ぎをしていて 『あんたがどっかに隠したんでしょう』と 肩を揺さぶられている記憶。 私は知らない そう言いたいのに怖くて固まったまま 何も言えなかった、と言う記憶。 それと父とは違う男の人と3人で おもちゃ屋さんへ行って 『何でも買ってあげるから』と言われたけれど この男の人は誰なんだろうと言う疑問と 子どもながらに これは何かが違うんだという違和感で 結局何も選ぶことが出来ず お風呂に

顔が立たないって何?って話。

あの人に顔が立たないから 私は行かない あの人はあなたに 何か言ったの? 行かないでと 直接本人から 言われたの? そしてあなたは 行きたいの? 行きたくないの? 顔が立たないから を理由に行動を決める 悪いけど そこにあなたの 意思が見えない あなたの 本当の気持ちは 一体どこにあるの それしんどくないですか? 🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀🍀 時々聞く言葉。 顔が立たない。 今日は私にとても近く、すぐに縁を切れない人のことを書いている為、詳しくは書けないのだ

“木に傾聴することを学んだ者は、もう木になりたいとは思わない”

ヘルマン・ヘッセ『車輪の下』を手に取ったのは学生のころ。 後にも先にも、それはわたしにとって人生で唯一の本…。 唯一、最後まで読めなかった(!)本。 あまりにもつらくて…、 あまりにも深い絶望で…、 もうこれ以上ページをめくれない…、 そんな本は後にも先にも『車輪の下』だけ。 それ以来、本屋さんでもヘッセのコーナーは素通りし、ヘッセの作品には1本も触れることなく、時は流れていきました。しかし、長い長い年月のあとに、ついにヘッセと邂逅(かいこう)を果たします。今年、ふらりと

西の空の夕月

今日も西の空に夕月があらわれた。 雲が多い空だからか 三日月より早く消えた。 儚い希望か膨らむ夢か 月は膨らみ満ちるだけ 雲の向こうの月は満ちてゆく。

¥300

うろこ雲と小さな裏切りと、それを笑顔で送り出す大きな背中に圧倒された日

今日の福岡は 昼間は暑かったのですが、朝夕は少し涼しく 秋だなぁと感じる1日でした. 仕事は相変わらず ハプニングがあって 事件があって 振り回されたり 悩みを聞いたり みんなでコミュニケーションという雑談をしたり 良いところを沢山フィードバックしたり。 3ヶ月前に就職が決まって 施設を卒業された方がいました。 送り出すのは今回で2回目。 少しトラブルメーカーになってしまうところがあって、それで前の職場を退職され 再度、就労支援に戻ってこられていました. 課題はあれ

まっすぐでなくてもいいんだね

ある朝の ヨガ教室 あつまったみんなは あまりからだがうごかない そんなひとが ほとんどだった いすに すわって 参加したひと ほとんど ずっと ねたままのひと おなかが いたくて うつぶせになれないひと 左がこわばり 右に少し かたむいているひと やわらかな陽光が 窓の向こうから さしこんで 目を閉じた みんなの輪郭が 金色にふちどられる その瞬間 鮮やかに立ち現れる 森の景色 わたしはまるで 朝の森を あるいているような そんな ふしぎな 心地になって 「まっすぐでなく