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自分の美学は、こころのバグだと気づいたとき

自分の美学というものを、知らず知らずの間に持っているものです。

自分の美学とはなんでしょうか。

譲れないこととか、こだわりであったり、勝ち筋であったり、大切にしている言葉なんかもあります。

これら全てをここでは自分の美学と呼んでいます。これは自分の中で、重要性が高い項目です、これが私なの。そんなことを言う人もいるかもしれません。

意識してはいなかったのだけれど、この自分の美学というものは、自分もありました。知らない間に酸化して纏わりつく錆のようなものです。

いつしか、これを自分だと思い込んでいる。そういうところがあります。

自分の美学だったもの抜粋すると、

・継続してコツコツと続けることができるということは素晴らしいことだ。継続は力なりだ。

・職人レベルの仕事だから良い。

・周りの人の期待にどんどん応えていくことは気持ちがいい。

・ひとりで全部できることがかっこいい。

・長男はかっこいい背中で語るもんだ。

・自分の弱みは周りに見せないことが美しい。

などです。

一見これらの美学は、自分のアイデンティティのように映ります。これが、その人らしさなんだ、という一面に見えるかもしれません。

ですが、これらは全て「こころのバグ」です。

もう一度、自分の美学を見直してみましょう。

・継続してコツコツと続けることができるということは素晴らしいことだ。継続は力なりだ。

→継続することが素晴らしい。継続できないっていうのは良くない。

・職人レベルの仕事だから良い。

→職人レベルでないと仕事ではない。

・周りの人の期待にどんどん応えていくことは気持ちがいい。

→周りの人の期待に応えなければならない。

・ひとりで全部できることがかっこいい。

→人に頼れない。

・長男はかっこいい背中で語るもんだ。

→カッコ悪いところは見せられない。

・自分の弱みは周りに見せないことが美しい。

→忍ことが慎ましいのだという思い込み。

逆に、自分を押さえつけて、締め付けてしまう、鎖になっていることに気がつきます。だから。「こころのバグ」なのです。ゆえに、盲点を生み出します。

それに、自分の美学というのは、これまでの人生を歩んできて、生き抜くために身につけてきた価値観のことです。

気をつけたいのは、未来のゴールに対しては、この価値観が必要だという無意識の思い込みがある場合、大きな邪魔になっているという点です。

未来のゴールには、過去は関係ない。そう意識してわかっていてもダメなんです。このような思い込み=心のバグを1つ1つ外していくことで、心が柔軟になっていき、現状の外側のゴールを設定できるようになります。あると、動けない足枷になっているなんてことがよくあることです。

改めて、自分の美学が「心のバグ」になっていないか確認してみてください。









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