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ひとり親家庭の「時間の貧困」解消に挑む一般社団法人ペアチル設立

こんにちわ。一般社団法人ペアチル代表理事の南翔伍と申します(法人設立準備中)。

大学時代からの仲間の松本悠幹らと「親子で過ごす時間を最大化する」ことをミッションとしたペアチルを立ち上げました。

今日は、私たちの想い、私たちが向き合っていくひとり親の方の問題などについて語らせていただきます。「一緒に何かできそう!」「話きかせて!」など何でも構いませんので、メッセージやお話できると嬉しいです。

子育て中のひとり親の方に日頃の生活の中で困っていることを率直にお伺いできる方を探しております><

もしご協力いただける方、ひとり親の方のお知りあいのいらっしゃる方はぜひともご連絡いただけますと幸いです。

プチ自己紹介、設立への想い

私は貧困世帯に生まれ、父からの虐待を受け、どうしようもない気持ちを発散するために非行にはしった時代がありました。

周りの風景がグレーにしか見えないような、毎日があじけなく、しんどく、人生どうでもいいと感じながら生きていました。

母、心友、一人の先生(いわゆるドラマに出てきそうな熱血先生ではなくメタボのおっとりした先生w)に救われて今の自分がいます。

何よりも私は母から「無償の愛があるんだ」と教えてもらったことが、人生においてとてつもなく大きな出来事でした。

非行にはしり、窃盗・放火などお天道様にご迷惑をおかけしてしまったどん底の人生を中3まで過ごしていましたが、いつも母が助けてくれました。

周りに救ってもらえたことをきっかけに、しっかり言語化はできていないのですが、「自分と似たようなことで苦しんでいる人」や「母のように一人で子どもを育てている人」の力になりたい一心で、さまざまな取組みを高校時代からはや10年ほど続けてきました。

直近では、元ZOZO前澤友作氏に出資をうけ、株式会社小さな一歩で「養育費の不払い問題」を解決したくて挑戦しました。

私の母もそうですが、養育費のこと以外にもしんどいこと、苦しいこと、誰に頼っていいかわからないこと、どうしたらいいか分からないこと、本当にたくさん大変なことが「ひとり親家庭」にはあると思っています。

いきなりすべての困りごとのお力になることは難しくても、自分の人生を通して少しずつ、一歩ずつ、ひとり親の方のお力になりたく、ペアチルをつくることにしました。

ペアチルが目指すこと(ミッション)

ペアチルが目指すことは「親子で過ごす時間を最大化する」ことです。

私たちは、親子が共に過ごす時間をより豊かな時間にすることが、将来に渡って親子の絆を強くし、一人一人の生活を豊かにするキッカケになると考えます。

日本の家庭の多くは、仕事に時間をとられ、「時間的貧困」にあると言われています。

ひとり親家庭ではその傾向は、顕著に現れ「育児の時間」を切り詰めて「仕事」をするしかない状況に追い込まれています。

親子で過ごした思い出は、小さなものでも将来に渡ってその人の支えになるものです。

親子が共に過ごす時間を最大化することで、親子がお互いの心の中に棲み合い、一人一人がイキイキと生きていける。

そんな社会を目指しています。

親子の関係を壊す「時間の貧困」

多くの問題を親子や家庭では抱えています。その問題の多くは、親子の時間を奪い、親子の関係性を難しくしています。

ペアチルは、家庭の中でも特に困難が多くなっている「ひとり親家庭」に特化した支援と問題解決を模索していきます。

ひとり親家庭は、「生活に関わること」と「経済に関わること」を1人で実施することが求められてしまいます。所得を確保するために、親子の「時間」が削られ、親も子も余裕がなく生活をすることが強いられている家庭が多く存在します。

中長期的な親子関係を見直し、親子がかけがえのない時間を共に過ごせるようにしていくことが、ペアチルが目指すところです。

そのような「時間の貧困」に焦点を当てた活動を行っていきます。

そのためには、

  1. 家計を圧迫しない形での家事や育児、また住居にまつわる課題を解決すること

  2. 子が抱える課題に合わせた解決策を提示すること

が必要になると考え、活動を開始しました。

ひとり親家庭に特化した親子の時間を作る"ゆとり"を届ける家事代行マッチングサービス

まずは、ひとり親の家庭に対する家事代行マッチングサービスを考えています。

専門的な方がやる家事代行よりも、「ちょっとだけ人手が欲しい」「ちょっと重いものを運びたい」そういった方々が気軽に利用することができるサービスです。

今後の展望

ひとり親家庭の「時間」に着目しながら、ひとり親家庭の実情に寄り添い、課題の根底を理解しながらサービスを実施していきます。

また、株式会社小さな一歩などの経験から、「企業と非営利団体(あるいは企業同士、非営利団体同士)」の連携が各社会問題を解決するためには必要であると確信しています。

既存のサービスや支援内容では、ひとり親家庭の抱える問題を解決できない場合、新たな支援モデルが必要になります。この新たな支援モデルは一つの組織でつくるのではなく、連携ありきでつくられないといけないケースもあると考えています。

そのため、私たちはこれまでの経験を活かして、積極的に非営利団体、企業との連携ありきの新たな支援ができるように精進していきます。

おわりに

私たちは「持続可能な形で、力になりたいひとり親家庭の方々に経済的負担が限りなく少ないサービス」を構築できるかを自問自答しながら、精進していきます。

そのための第一歩として、ぜひともひとり親の方々のリアルな声を聴かせていただきたいです。

冒頭でもお伝えさせていただきましたが、ぜひともひとり親の方、お知り合いにひとり親の方がいらっしゃる方からのご連絡を心より望んでいますので、何卒よろしくお願いいたします。

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社会問題×マーケティングが好き / ㍿小さな一歩(前澤ファンド出資先)で養育費の未払い問題にビジネスでトライ→㍿SHIRO創業。社会問題の発見→要因分析→ビジネス考案→実行に必要な資本整備→実行・改善のサイクルが最短で回り社会問題が解決されつづけるインフラを創る。