見出し画像

極私的タロット考(17)上を向くこと(17番「星」)

16番の「塔」がなかなか苦しいカードだったのですが、そのすぐ後はこの17番「星」というカードになります。スタープラチナとしてマンガ好きにも知られているカードですね。

上を向くことの重要性

今回は絵柄についてもそうなのですが、個人的な経験から書いてみたいと思います。もう10年近く前に、私はだいぶ心をやられた時期があります。

ただ、止まない雨はないわけで、状況が周囲のおかげがあり、好転しました。その時に一番に気がついたのは、「空」であり「星」でした。

「ああ、空が広いな」

「こんなに星が出ているものなのか」

そう。心をやられている時期は、ずっと上を向かずに生活していたのです。だから気がつかないままに生活をしていたのです。

だから久しぶりに上を向いた時に、正直驚いてしまったのです。これは一生忘れないでしょうね。

・・・というわけで、人間はたまに上を向くことができるような生き方が必要なんだと思います。そんなときに星が目に入るとなお良い感じです。

遠くで輝く・・・

さて、「星」です。遠く夜空で輝いています。私としては「空」を見上げる段階で、希望や期待といった言葉や可能性といったものを想起します。だからこのカードに関しての問いかけとしては、

あなたの持つ可能性や理想像とはなんだろう?

ところで、そこにはどうやっていくの?

といったところになるのかな、と思います。星を見るのは大事なことですが、そうやって見上げることができたなら、次はどうやってそこに行くの?ということになります。

でも、まずは星が見える、というだけでも、きっと感謝すべきことなのでしょう。



最後まで読んでいただきありがとうございます。感想・コメントをいただけると嬉しいです!