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『言葉にすれば「悩み」は消える 言語化の魔力』(樺沢紫苑著) を読みました

ゆきのんと申します。
はじめてnoteに投稿します。

今回、精神科医樺沢紫苑先生の新書『言葉にすれば「悩み」は消える
言語化の魔力』
を読みました。
2022/11/12の大阪での講演会にも参加させていただきました。
その中で学んだことや感じたことを、このnoteで言語化しようと思います。

私は過去にうつ病で、約1年間の休職経験があります。
その時は頭の中がずっとモヤモヤしていて、イライラや悩み事が絶えず、
なかなか夜も眠れない毎日を過ごしていました。
そのような時にYouTubeで樺沢先生と出会い、たくさんの書籍も
読ませていただきました。
まだ投薬治療は継続していますが、何とか無事に社会復帰できたのも、
樺沢先生のおかげだと思っています。

さて、今回の書籍『言葉にすれば「悩み」は消える 言語化の魔力』は、
樺沢先生が今までYouTubeで多くの人々の悩み相談に答えてきたご経験を
もとに、非常に分かり易く悩みの解消法がかかれておりました。
まさに、精神科医樺沢先生の30年間の集大成のようなものでした。

この書籍を読むまで、私は言語化という言葉に対して、とてもハードルが
高いもので、自分には難しいものという苦手意識を持っていました。
しかし、この書籍には言語化する方法や、言語化によって得られる
メリットなどが具体的に書かれていて、「よし!実際にやってみよう」
という気持ちがますます湧き上がってきました。

言葉にすることで、モヤモヤ(=無意識の感情)が、ハッキリ(=意識の言語)に変わります。
そして、言葉にできて初めて、インターネットや書籍などで悩みの解消法を調べることができるようになるのです。

気付きましたでしょうか?
「解決法」ではなく、悩みの「解消法」です。
本書の中では「悩みは“解決”するな」「悩みは少しずつ“解消”」と
書かれていました。
悩みの原因自体を解決する(-10点から一気に0点を狙う)のはとても難しく、
誰しもが挫折してしまいます。
原因を取り除くのではなくて、悩みを解消する(-10点から-9点・-8点・・・と段階を経て改善していくことを狙う)ことを意識する。
そうすることで、少しずつ「何とかなる」という自信もつき、前を向くことができるのです。

他にも、悩みを解消するためのノウハウがたくさん書かれていました。
その中でも特に私が印象に残った言葉は、
 「それはそれとして・・・今できることは?」
です。

悩みを言語化して文字に書き起こす。
そしてそのあと、心の中で「それはそれとして・・・」とつぶやくことで、
パニック状態の頭をリセットすることができます。
そして「今できることは?」と唱えることで、意識を今に注目させることができます。
それができると、あら不思議。悩みは消えてしまっています。

「やれることをやれる範囲でやっていく」
樺沢先生がいつもYouTubeで仰っている言葉の一つですが、本書を通じて、
改めてその重要性と効果を再認識できました。

本書は全部で約400ページもあり、書籍のすばらしさを全部語ることは
できません。
まだまだたくさんのためになるお話や、心が軽くなるような素敵な言葉、
分かり易いイラストが散りばめられていて、とても読みやすい書籍でした。

もしあなたが何らかの悩みを持っているのであれば、ぜひとも
手に取ってみて下さい。絶対に後悔することはないと思います。

最後まで、読んでいただきありがとうございました。


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