【一日一問】終わったものにどうさよならするか?
みなさん、こんばんは。
Grounding Lifeの長谷川です。私はコーチとしての活動の傍ら、毎月『Grounding Salon』というリーダー達の内省の対話会を開催しています。
今日も日中、Grounding Salonがありました。
今日のテーマは『2020年を生きる私たちに今何が終わって、何が始まっているのか』でした。これはとても深くて且つタイムリーなテーマです。
問いは『内側』から生まれる
対話会は『問い』をそれぞれが自分の人生に置き換えて深めながら進めます。それは私がプロコーチである、という事もありますが、リーダーシップを取って自分を生きる方にとって『自分に問いかける』という事がとても重要だと信じているからです。
なぜなら、自分を生きている限り、その目的も願いも全て『自分の中にしかない』からです。それが『自分を生きる』という事だと思っています。
今日も『問い』をもとに深めていきました。
今、何が終わったのか
問いは、その瞬間に浮かんだものを使います。事前に用意しきっていないのも、このSalonの特徴です。
ふとした流れから『今、皆さんの中で終わったものは何ですか』ということを問いかけました。
参加者の皆さんがそれぞれ感じている『すでに終わったもの』。
・古いルール、古いセオリー
・お金を稼ぐ、という視点で働くこと
・必死に何かをやること
・固定観念の中で、長い時間をかけて何かをやること・・・・
次から次に言葉になって出てきました。
このブログを読んでいただいているあなたはどうでしょうか。何が終わっていますか?
ふと、沸いた『弔い』という言葉
終わったものに意識がいったところで、対話の場は『じゃあ、次は何をしたいのか』という視点に向いていきました。
・次は?
・本当は?
・今既にあるものは?
動き出そうとするエネルギーについて語ろうとしたその時、
『終わったものがあることはわかっているし、次を向いていきたいんだけど、、、本音を言うと、もっとちゃんとさよならしたかった、さよならしたくて終わったわけではなかった…』
と参加者のお一人が言いました。
その場が一瞬にして『一つの温度』に包まれるような感覚でした。
ああ、そうだね、ちゃんとさよならしよう。
『弔いましょう、終わったものをちゃんと』
誰かが自然とそう口にしました。
問いはこうやって『この瞬間、この場から』生まれるのです。
今日の問い
今日のSalonではこの問いから、また一段と深い対話が広がりました。こうやって深めあう感覚、とても素晴らしいなと思います。誰かが一人でリードしなくても、それぞれが主体的に場を創る感覚。唯一無二です。
今日はこの問い。
終わったものにどうさよならするか?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?