彼女たちの歌よ届け![極私的プレイリスト]
日々聴き続けている楽曲の数々、気がつくとステキな女性たちが歌っている新作がいくつもリピートリストに並んでいました。
今日はその中でも特に気になっている何曲かを、ご一緒に楽しんでください。
♪ ”Brighter Days” by Revival, Emeli Sandé, Jools Holland & GeO Gospel Choir
昨年リリースされたEmeli Sandéさんの「Brighter Days」を、ベルリンのRevival Recordsの面々が見事にブラッシュ・アップ。
GeO Gospel Choirの華やかなコーラス、元SqueezeのJools Hollandさんのピアノとともに、Abbey Road Studiosに入り込んだ感覚まで楽しめます。
世界的なパンデミックのさなか、閉塞感と恐怖を打ち破ろうとする意思のもと歌われた曲が、さらにさらに力強く響きますね。
♪ ”Fool around” by strongboi
こちらもベルリンを拠点にしているAlice Phoebe Louさんが、Ziv Yaminさんと組んだユニットの新曲。
インティメイトな雰囲気のなかで歌う、Aliceさんのちょっと不安定な声も私はたいへん好きです。
このユニット、できれば続けていって欲しい。
♪ ”I'll Call You Mine” by girl in red
若きクィアのアイコンとしても注目を集めている、ノルウエーのMarie Ulven Ringheimさんのソロ・プロジェクトGirl in Red。
一編の映画のようなストーリーに乗せて、ハードな世界の中で互いに求め合う苦悩と喜びが切実に歌われます。
切ない!
♪ ”Breaking My Own Heart” by Lily Moore
こちらも新進の女性シンガー、お父さんはあのGary Mooreさん(!)とのこと。声質と歌いかたからか、Amy Winehouseさんを彷彿とさせますね。
ブルージーなギターの展開に寄り添われて、恋に落ちた女の子の胸の内をヴィヴィッドに歌うこの曲、とてもいいです。
♪ ”The Fool” by Jain
フランスのSSW、Jainさんのちょっとノスタルジックでポップな良曲。
サビのリリックを乗せたメロディとか、この上なく素敵です。
「月の上で踊って、バカみたいに浮いてる」
こんなふうにして暮らしてゆきたいものですな。
♪ ”Right My Wrongs” by Jastin Martin
これもじっくり歌詞をかみしめたくなる一曲。
ヒューストンからソーシャル・メディアに楽曲を発表し続け、ついにはDef Jamに招かれることとなったMartinさん。
他に得がたい、キュートで特徴的な声はずっと聴いていたくなります。
フィンガーピッキングのギタープレイもいいなぁ。
♪ ”THE PALACE” by Beautiful Chorus
去る6月19日、YouTubeにアップされた曲です。
そこにはこんなコメントがありました。
「今年のジューンティーンスには、あなたの威厳と卓越性と力と心の強さを思い出してください。」
以前もご紹介したBeautiful Chorusがこの曲に込めた決意や祈りや希望が世界に届くことを切に願います。
今回はとてもマジメにまとまったような気がします。
彼女たちが歌に託した何ものかが私にも影響を及ぼしてくれたのでしょうか。
善哉、善哉。
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