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Alltime music proposer organization所属、偏った音楽…

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Alltime music proposer organization所属、偏った音楽的趣味を自覚するグルーヴ方面担当見習いです。鋭意ベンキョー中。

マガジン

  • 極私的プレイリスト ー Groove担当

    テーマ、シチュエーションごとに良さげな音楽を数曲ずつ紹介しています

  • 半径5mの言葉

    名言でもない。格言でもない。拾ったのは偶然。

  • 書庫

    興味のある記事/いつでも読みたい記事

最近の記事

恋も人生も難しい、と教えてくれる今週の8曲

私:あれ?鶴子ちゃんじゃん、久しぶりー。 鶴:おおー、元気してたー? 私:元気元気、カラ元気! 鶴:相変わらず頭が軽くて楽そうでいいなぁ。 私:うっせぇわ。 そっちはどうなの? 鶴:いやーイロイロあるよねー。 ちょっとあんたヒマでしょ、一杯つきあってよ。 私:えぇ〜…今日は早く帰って冷凍庫の霜取りしないと… 鶴:ウソつけ! いいから行くよ、旧交を温めようじゃないの。 30分後ーーー 鶴:だがらぁ、ぜっがぐできたガレシなのに最近すれ違いばっかりでぇ〜、課長のお

    • 意味も情感も拒絶する音楽が必要になるときがある。

      新型コロナウイルス感染症拡大によって、社会活動が著しく制限されていた時期の記憶がどうもあやふやです。 最近、仕事の一環でその時期を含めた数年間の出来事を調べているときに改めて気づきました。 その期間の数ヶ月、どうも私は大きな空白にいたようです。 私は必要に応じて勤務先その他に出向いて仕事をしていましたが、多くは自宅で過ごしていました。 (この点、医療従事者の方やインフラを支えていらっしゃった方には今なお感謝しています。また、あの状況下で生活やお仕事が大きく変わらざるを得な

      • ステキなお姉様方に元気をもらえる珠玉の6曲

        なんだか天候や気温の変化が激しい今日この頃、私のまわりにも体調を崩される方がちらほら。 斯く云う私も低気圧には弱い体質らしく、どよーんとしてしまう時もあります。 な〜んにも音楽なんか聴きたくないって日もあったりして。 お酒もあんまりうまくねーなーって夜も(極くたま〜に)あったりして。 そんな時間はなんとか早めにやり過ごしたいものです。 回復したらまた音楽や友だちに慰められたり元気にしてもらったり。 そんな時用に、最近のプレイリストからステキな女性が歌う曲をいくつか選んで

        • ジャズ現在進行形/または世界地図と旅する男②

          翌日、私はいつもより少し早く起きて、いつものバス停とは反対方向のみどり屋へ向かいました。 ミスタ・ジェイコブズが朝と夕方、小学校の正門前に立って、子どもたちの安全のために『勝手に交通監視員』をしていることを知っていたからです。 バイパスからはずれたその道路にはほとんど車通りがありませんが、彼は真剣な表情で子どもたちを見守り、登下校する全員に声を掛けているそうです。 私がみどり屋に近づく頃には彼はその役目を終えていて、店の前を竹ぼうきで掃除しながら、私に気づくと挨拶をしてくれ

        恋も人生も難しい、と教えてくれる今週の8曲

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          41本
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          5本
        • 書庫
          2本

        記事

          ジャズ現在進行形/または世界地図と旅する男①

          ミスタ・ジェイコブズが私の住む村にやってきて、そろそろ半年ほどになります。 私は彼がなにをしているひとなのか知りません。 おそらく村の誰もわかっていないと思います。 彼はみどり屋の2階に間借りしています。 みどり屋は村立小学校の正門向かいにある文房具屋兼駄菓子屋で、12歳以下の子どもたちのサロンでもあります。 みどり屋のおばちゃんの話によると、ある日村役場のひとがミスタ・ジェイコブズを伴ってやってきて、このひとをしばらく置いてやってくんねえか、と言ったそうです。 その日から

          ジャズ現在進行形/または世界地図と旅する男①

          [祝!ストラスキャスター®誕生70周年] 名器を鳴らす名手たち

          ♪ "Voodoo Child (Slight Return) " by Various Guitarists 少し前に受け取ったニューズ・レターに、今年2024年はフェンダー社のストラスキャスターが誕生して70周年とのお知らせがありました。 上の映像はそのプロモーションの一環としてフェンダー社が制作したものです。 曲はご存知Jimi Hendrixさんの”Voodoo Child”、素晴らしいギタリストたちが競演しています。 およそギタリストと呼ばれる人種で、この名器

          [祝!ストラスキャスター®誕生70周年] 名器を鳴らす名手たち

          [こどもの日記念]私たちはずっとこどものままでいることにしたのだ!の巻

          ♪ "Oh!スーパーミルクチャン OP" Riiiiing! Riiiiing! Riiiiing! ミルクチャン(以下”ミ”):は〜いモシモシ〜、大阪万博会場空き地化対策室成増支部で〜す。 な〜んつってな。 大統領(以下”大”):あ…あれ?ミルクチャンのお宅ではないダスか? ミ:なによ〜ぅ大統領〜、今ペヤング作ってて忙しいんだからぁ〜。 大:そ、それはすまんダス。 いや、それどころではないダスよ、我が国が大変な事態に直面しているダス! ミ:またまた大袈裟なんだか

          [こどもの日記念]私たちはずっとこどものままでいることにしたのだ!の巻

          「部屋に飾りたいレコードジャケットってどんなの?」って聞いてみました

          春まっ盛りですね。 新しい環境で生活をはじめた方もおいでではないでしょうか。 私にも経験がありますが、新生活ってなんかフワフワして落ち着かないです。 先日やはり引っ越したばかりの先輩の家に遊びに行ったら、それはもうオサレなお部屋に住まわれてて、後輩の身ながら「なんだ先輩のくせに生意気な…」とかドス黒いオルター・エゴが表面化しそうになりました。 自らのオサレ生活に浮かれ上がってる先輩は、真新しい壁にフレームに入れたレコードジャケットを飾っていました。 集まった連中で「自分だ

          「部屋に飾りたいレコードジャケットってどんなの?」って聞いてみました

          亀川千代さん、ありがとうございました

          亀川千代さんご逝去のニュースは突然でした。 一介のファンの身としては、ご病気療養中ということも知りませんでした。 あまりにも若すぎる。 坂本慎太郎さんからの追悼のメッセージ、「僕とバンドを組んでくれてありがとう 最高のベーシストでした」を読んだ途端、改めて自分の中の空白が重みを増したようでした。 亀川さん 長い間ありがとうございました。 あなたのプレイが好きです。いつまでも。

          亀川千代さん、ありがとうございました

          二人組のヒットマンについて私が知っている二、三の事柄

          例の如く、私は村からバイパスへ抜ける道の途中のダイナーで相変わらずの朝食を誂えた。 店は朝帰りのろくでもない若者と、早起きだけがレゾンデートルのような年寄りで混み合っていて、私もそのどちらかに所属しているはずだった。 カウンターに放り出されたハンバーガーにうんざりした気分で取りかかろうとしたとき、店の入口から見たことのある二人組が入ってきた。 ひとりは長い髪をオールバックにまとめた体格のいい男。 もうひとりはもじゃもじゃ頭から顎まで髭をつなげた背の高い男。 二人とも黒いスー

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          「今夜はブギー・バック」が30周年ですってね

          ということを、先日ラジオで聞きました。 日本のポップ/ヒップ・ホップにおけるエポックとなった曲だということくらいは知ってますよ私だって。 とはいえ、私がちゃんとこの曲の「nice vocal」ヴァージョンを聴いたのは10年くらい前、その頃住んでた父の家のレコード棚にこの箱を見つけた時だったっす。 あら珍しい、父ちゃんオザケンとか聴くようなラブリーな趣味だった? と尋ねると、どうやらこのセットのパッケージやリーフレットなどを企画制作した方がお友達だそうで、完成記念に下さっ

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          [正司歌江さんを偲んで] かしまし娘と聴く、素敵なガールズ・トリオたち

          ♫うちら陽気なかしまし娘〜  誰が言ったか知らないがァ女三人寄ったら姦しいとは愉快だね〜♫ 歌江:毎度ご贔屓さんでおおきにありがとうございます〜。 照枝:ほんまにねぇ、ずいぶんと暇なお方がようけおいでですわ。 花江:そないなことゆうたらあかんがな、ねぇ。 歌江:そやで、照枝ちゃんは昔っから要らんことゆうてからに。 照枝:なにがやねんな、うちのゆうことは要らんことかいな。 花江:やめときやめとき、まぁた舞台でケンカしたゆうて座長はんに叱られるがな。 歌江:そやった

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          「スナックあけみ」で女心の深淵を覗く、昭和の名唱10選+1

          ♫カランコロンカラ〜ン あけみママ(以下”あ”):いらっしゃーい。 あら、めずらしいわね。 私:こんびゃんばー、ひろりれすけろいいれすかぁ? あ:まーた熊さんとこで呑んでて追い出されたんでしょ。 あんた最初の一杯で一気に酔いのピークまで駆け上がるって村の評判になってるよ。 私:でへへぇ…それほろれもぉ… あ:誉めてないつーの。 今日はお客も全然来ないからまあいいわ。 何呑むの?       私:それれわ、そこにある若鶴三郎丸1960をストレートでくらさ〜い。 あ:

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          日々の教訓—「馬鹿な人間を見たくなければ」

          お言葉を胸に刻み、頭を垂れ、足早に通り過ぎる毎日です。

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          「彼女とイイ雰囲気になったときに使える曲を教えて!」とな?

          穴子君(以下”穴”):こんにちは穴子です。 今日はボクとっても緊張しています。 先月合コンで知り合ったタカコさんと3回目のデートなんです。 映画(←独立系シアターで聞いたこともない東欧の監督の難解な作品) 食事(←住宅街の中にあって看板も出さない一見さんお断りで薄味の和食屋) お酒(←近隣で一番大きなホテル最上階の慇懃無礼なバーテンダーがいるバー) と完璧なプランニングで、いよいよ自宅へタカコさんを招くことができました。 だ、だ、だって生まれて初めての彼女なんです。 緊張

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          親父が聴いてたステキなポップスってどんなの?

          「親父が聴いてた」シリーズ3回目。 なにしろお酒を呑みながらダラダラと会話していたので、流していた曲もとりとめなく、テキストもダラダラといきます。 私:”Songs”っていう、シンプルなタイトルのフォルダもあるよ。 父:子どものころから耳に残ったポップスを手当たり次第に入れてるとこだな。 私:父ちゃんの趣味の中でも、心穏やかに聴ける種類のソング・ブックって感じだね。 ♪ ”Coyote” by Joni Mitchell 父:若いころよりも、最近の方がこのひとの歌が

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