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最近繰り返し見ているMVとは|極私的プレイリスト

ふだん一連の記事では、季節や身の回りの出来事をもとにテーマをでっち上げて、動画・音源を並べてご覧いただいているわけですが、

・これ気になるMVだけどどこで使おうかな…
・すごくいい曲!この前の記事で紹介すればよかった…

みたいなことがたびたびあります。

まぁテーマや選曲といっても、私の趣味や折々の気分をお読みになっている方に投げ出しているようなもので、おつきあいいただいている皆さまにはホント感謝しております。

今回は上記のように使いどころを考えていた曲を並べちゃったわけです。
テーマ?
あえて言えば「すげーカッコよくて繰り返し見てる映像(曲)」。
以下9本の動画がありますので、お暇な時にどうぞ。


♪ "Billie Jean" by Tony Succar(2015)

ラテン・パーカッションの若きスター、Tony SuccarさんがMichael Jacksonさんへのトリビュート・アルバムを出したのは9年前。
マイアミ在住の日系ペルー人、新しいラテン音楽をリードしているひとりです。
映像はSiriusXMでのスタジオ・ライヴから名曲「Billie Jean」。
ヴォーカルはプエルト・リコからやってきたJean Rodríguezさん、こちらもサルサ・ポップの実力派。

Succarさんが率いる、全員が凄腕のオルケスタを堪能できる映像もひとつ。
クールで熱いラテン・ジャズ風味も彼らの魅力です。


♪ "God Gave Me Feet For Dancing" by Ezra Collective(2024)

このMV、最近一番再生してるかも。
Ezra Collectiveはジャズを中心に置きジャンルを超えて活動しているロンドンのクィンテット。
ヴォーカルにYazmin Laceyさんを迎えたこの曲自体がめちゃくちゃイイんですが、ふたりのダンサーが恋の始まりと高まりを演じるMVがもう最高。
可愛くてカッコよくてちょっと野暮ったくて、歌詞のとおり踊る喜びに溢れてて、こんなふうに恋人と踊れたら素敵でしょうねぇ。


♪ "Casio" by Jungle(2019)

もひとつダンスに惹きつけられたMV。
Jungleは以前もご紹介したエレクトロ・ソウルのグループ、その曲でセンターで踊っていたWill Westさんが本作でもめっちゃカッコいいです。
踊るために生まれてきたような、キレとタメとイマジネーションに溢れる動き、彼を目で追うだけで曲が終わっちゃう感じ。
そういえば前の曲でもワン・テイクで撮影してたなぁ。
この手法が好きなんでしょうかね。


ついでにダンス動画を続けます。
「Red Bull Dance Your Style」というストリート系のダンス・イベント/コンテストが、今年は10月に名古屋で開催されるのですが、2022年南アフリカ大会で優勝したのが、当時19歳で藤沢市出身のTHE D SoraKiさんでした。
ダンス・クラシック〜歴代のヒット曲でフリー・スタイルで踊るというルールのもと、準決勝で流れたのがこの曲。

♪ "I'm Coming Out" by Diana Ross(1980)/Dance:THE D SoraKi(2022)

イントロのギター・カッティングが流れた瞬間、「勝ったな」と思ったというのは有名なお話。
ビートのタイミングぴったりの全身のヒット、そこで会場全体を一気に掴んだことがよくわかります。
大会の模様が世界に配信され、Diana RossさんやプロデュースのNile Rodgersさんから直接賞賛のコメントを受けるという展開に。
これも繰り返し見ちゃうんですよねー。


♪ "She's Gone, Dance On" by Disclosure(2024)

ハウス系の曲で今年一番聴いてるのはこれかな。
Disclosureは、GuyさんとHowardさんのLawrence兄弟によるエレクトロ・デュオ。
今年のグラストンベリー・フェスでのライヴ映像も毎日見ちゃって…
この上昇感と多幸感たるや、永遠に聴いていたくなります。

元ネタはすぐにおわかりの方もおいででしょうが、イタリア映画音楽の巨匠、Ennio Morriconeさんの「Dance On」。
オリジナルもとってもお洒落なので貼っちゃう。
ぜひお聴きください!

♪ " Dance On" by Ennio Morricone(1978)


♪ " Aurora" by MEUTE(2023)

このグループの映像もすべて追いかけています。
独・ハンブルグ出身の「テクノ・マーチング・バンド」を名乗る11人。
ドラムズとブラスの積み重ねでリズムをドライヴさせるセンス。
さすがテクノ大国の人びとだなぁ。

曲は、地元ハンブルグの都市開発に抗議する市民活動を支援する意図で作られたそうです。
血の通ったシーケンサーのようなバスドラムとマリンバに中毒しちゃってます。


さて、私がKhruangbinというバンドに夢中になっていることは、過去記事をお読みいただいた方の何割かはご存知でしょうが、最近びっくりする映像を見てしまったのです。

♪ " Turkish Coffee" by BALTHVS(2024)

なんすかこれは!
3ピースでベースが女性?
(このベーシストの動き方がまたそっくり…)
しかもサイケ、ラテン、中東、R&Bなどを取り込むこの音楽性!
そ、そっくりだけど…悔しいけど…イイじゃないですか…
2020年から活動するコロンビアのバンドだそうです。
でもやっぱり悔しいから時々見るだけにします…


top image : peggy_marco, Thank you for letting me borrow your wonderful work.

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