NYCの兄妹を中心とする「Lawrence」が最近すごくいいです
普段、特定のひとや曲だけで記事をまとめることをしていなかったのですが、ちょっと前からこの「Lawrence」というバンドの新作を聴いていたら、突然ムクムクと紹介欲が湧き上がってきたのです。
もう10年以上の活動歴があるグループですし、ご存知の方もおいででしょうが念のために以下大ざっぱな情報。
てなとこですかね。
よくあるポップ・ソウル・バンドのひとつだよね、というのがこれまでに何度か聴いた私の感想だったのですが、新作「Family Businesse」が今年6月に発表され、そこで耳にした一曲がこれ。
♪ "Whatcha Want" by Lawrence(2024)
そしてこの曲をアコースティックなスタジオ・ライヴにブラッシュ・アップした動画でぶっ飛びました。
♪ "Whatcha Want (acoustic-ish)" by Lawrence(2024)
Clydeさんの作曲力やセンスがより一層深く広くなり、R&B・ゴスペルのエッセンスが無理なく行き渡っていると感じました。
以前聴いた時よりGracieさんの声がメチャクチャ強靭になっていて、後半のシャウトなどJanis Joplinさんを思い起こさせます。
同じシチュエーションで再演した昨年のシングル曲。
♪ "23 (acoustic-ish)" by Lawrence(2024)
上掲のヴァージョンもそうですが、実力者たちのコーラスやリードを回すところなど、インティメイトなゴスペルのムードが高まります。
続いては、Clydeお兄ちゃんがリードを取った一曲。
♪ "Guy I Used To Be" by Lawrence(2024)
お兄ちゃんの熱唱の横で黙々と(おそらくは)ジャンク・フードを食べ続ける妹さんが可愛すぎる。
Clydeさんの声、ちょっとHuey Lewisさんを彷彿とさせますね。
曲調も80年代西海岸スタイルでめっちゃいい!
♪ "Something In The Water" by Lawrence(2024)
アルバム中、少し変わったムードの曲。
この感じ、すっごく好き。
わかっていただける方がきっといっぱいいるはず!
♪ "Circle Back" by Lawrence(2024)
これもClydeさんのヴォーカルがソウルフルこの上ない、心がほんわかする良曲。
AOR風味も素敵で、このひとのソング・ライティングすごいです。
それでは最後に、Gracieさんのヴォーカル・テクを改めて味わいましょう。
終盤に爆発するシャウトに鷲掴みにされました。
しかし歌われる内容はとんでもなくダウナーで内省的…
いったいこのふたりはなんなんだ!
♪ "i’m confident that i’m insecure" by Lawrence(2024)
とてつもなくカッコいい兄妹バンド、今作で急速な成長を見せてくれたのが極東の一介のファンとしてもやたら嬉しく、勢いに任せて記事にしてしまいました。
同意してくださる方がいらっしゃるといいのですが…
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