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相手の家事は数えられない #家事分担の気づき

「#家事分担の気づき」という投稿企画があったので書いてみます。


私は現在、妻と、5歳の息子、そして2歳の娘と共に暮らしています。
妻には専業主婦をしてもらっています。

生活において家事や育児も分担して行っていますが、そんな中でまさに「気づき」と言える発見がありました。

その気づきとは「相手の家事は数えられない」ということです。

家事や育児を分担されている方にとって、何かの参考になればと思います。
それでは最後までよろしくお願いします。



私が行っている家事・育児


まず普段の生活の中で、私が行っているもの(「いた」ものを含む)を列挙してみます。

食器洗い
長男を幼稚園へ送る
ゴミ捨て(週3回)
食材の買い出し(たまに)
子ども達をお風呂に入れる
子ども達の寝かし付け

これらは基本的には、私がやります。
正確には、最近まで全てやっていました。

いまは下の子も大きくなってきたので、お風呂は私が仕事から帰るころには済んでいることも増えてきました。寝かし付けも、4人で寝ることが多くなっています。

ちなみに、食器洗いは私が一番好きな家事です。

その他についても、幼稚園へ送るのは職場に行くついでですし、買い出しも終業後に行くだけなので、そこまで負担に感じることはありません。



妻が行っている家事・育児


さて、ここからが本題です。
それでは、妻が行っているものは何でしょうか。

同じように列挙してみました。

長男を幼稚園へ迎えに行く
食材の買い出し(週に2回)
子どもの世話
料理
洗濯
掃除

こんな感じですかね。



……
………



って、そんなわけないんですよね。



ここが家事分担の「落とし穴」だと思うんです。

「相手のしている家事も列挙できる」と思い込んでしまうこと。

これは危険な思い込みであり、バイアスです。


「自分のしている家事」を両手で数えられるような人にとっては、「相手にしてもらっている家事」は、決して数えることができないんです。


なぜなら、この場合の「相手にしてもらっている家事」の正解とは「アレとアレとアレとアレ」ではなく、

自分がやっていないこと全部

だからです。


決して数えられない家事


自分がやっていないこと全部。

これを解像度100%で想像することは、絶対にできません

よく、家事分担を円滑にするアドバイスとして、
一度、全ての家事を書き出してみましょう
といった提案をされることがありますが、これは厳密には不可能です。

なぜか。

書き出したところで、抜け落ちるものが大量に存在するためです。


例を挙げます。

料理のレシピを調べている時間は「家事」です。
子どもの服から米粒を取る時間は「育児」です。

無くなったおもちゃを探す時間、
外れた鍋の取っ手を直す時間、
子どもの泣き叫ぶ声に耐えている時間。

ぜんぶ家事です。ぜんぶ育児です。

でもこれらは、書き出した「全ての家事」には含まれていません。



生活の中に気を配ること


「名もなき家事」という言葉があります。

でも真に恐ろしいのは「家事に名前が付いていない」こと自体ではなく、「相手のしている家事を数えられる」という誤った自意識の方だと思うんですよね。

本当はその中に細分化された無数の家事があるのに、それを「料理」でくくってしまう。
一つにまとめてしまう。

これがキレツの原因になります。


でもここには光明もあります。
バイアスって、意識していれば回避できるものなんです。

「あ、いま思い込んじゃってるな」という考えを自分の中に持つことさえできれば、無用な軋轢あつれきを生まずに済むんです。

そのためには、
自分が掃除したわけでもないトイレが、なぜキレイなのか」とか、
泥遊びが楽しかったと笑う長男の服は、どこにいったのか」とか、
そういった気づきを常に持つこと。

生活の中に気を配ること。

これがいちばん大事なんじゃないかな、と思います。


まとめ


今回は「家事分担の気づき」という企画に参加して、

相手のした家事を数えられる」という思い込みについて書きました。

これは明確に家事分担をしている家庭であれば男女関係なく起こり得る話ですが、気持ちの持ちよう次第で無くせるバイアスでもあります。

自戒を込めて、私もよくよく気を付けたいと思います。


普段は読書によって得られた知見をもとに、エッセイを書いています。
育児に関する記事もいくつか書いていますので、よろしければ。

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