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【林業 × 働く】代表中井に聞いてみた。「働くってなんですか?」

pWebサイトリリース村松さんからの応援リリースと、色々と発信が続いているGREEN FORESTERS!ここで改めて、代表の中井にインタビューをしました。
テーマは【林業 × 働く】
私たちは、Webサイトで「GREEN WORK」という新しい働き方を提案しています。

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代表 中井 照大郎 プロフィール
1987年東京生まれ。 大学卒業後、 大手総合商社エネルギー事業部にてインドネシアのLNG(液化天然ガス)プロジェクトへの投資業務に従事。 その後、 再生可能エネルギーのベンチャー企業である自然電力のファイナンス部門を経て、 2017年4月西粟倉村へ移住。 林業界へ。 2017年10月、 森林管理専門会社「百森」を創業。 代表取締役共同代表に就任。 百森では、 700人超の所有者から森林を受託し、 森林DX化の先進事例を生む。 2020年7月、 植林などの森づくりの課題解決を目指す「GREEN FORESTERS」を設立し、 代表取締役社長に就任。 「青葉組」ブランドを立ち上げ、 全国で持続的な森林循環の構築を目指している。


なぜ「今」林業なのか?

岩田:林業について、今までもnoteで発信してきましたが、なぜ「今」林業なのか、ここを改めてお話いただけますか?

中井:日本全体の人工林の多くが50歳以上になり、伐採して利用するタイミングがきている一方で、所有者が不明だったりして放置されてしまっている森林が多くある。また、たとえ伐採したとしても、再び森林に戻すために植林されるのは全体のわずか3割程度。林業は多くの課題を抱えているんだよね。
近年、SDGsやサステナビリティ、環境や気候変動が注目されていて、それらの影響もあって、森林の価値が移り変わってきている。これまでの木材利用としての価値から、それだけじゃない価値、例えば酸素や水を供給し、土砂災害を抑制し、生物の棲みかをつくる、私たちが生きるため基盤としての価値が再認識されてきた。これまでの木材利用のためだけの林業から新たな「森づくり」のための林業へと変化が求められているなと強く感じているから「今」なんだ。

岩田:これまでの林業の目線での森づくりって「良い木材をどうやってたくさん作るか」が目指すべきところだったけれど、これからはより広い視野を持って森づくりを考える必要があるということですね。

中井:社会基盤としての森林づくり、これが今の林業に対して求められていることだと思っていて。これって、すごいやりがいあるよね。

岩田:はい、すごく意義のあることですよね。GREEN FORESTERSって植林・育林専門でやっていて、実際に自分たちで山や森に入って植えて、育てていくじゃないですか。私、そこが本当に素敵だなって思うんですよね。

中井:林業は、森林という素晴らしく気持ちいい職場で働くことができる数少ない仕事!これはすごい価値だと思っているし、この価値が正しく発揮されていくべきだと思ってる。

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岩田:私も現場に行かせていただいて、人間以外の生き物といる空間で働くって、働くことと生きることが融合していくような、そんな不思議な感覚がありましたね。

中井:そうそう。特に僕たちの現場は都会の公園のような自然と違って、ありのままの自然。だから時に危険がある。傾斜がある環境での作業では、転んだり、擦り傷を負ったり、季節によってはハチなどに刺される場合もある。それでも、そうしたむき出しの自然と身体一つで向き合って作業を続けることはとても気持ちよくて、病みつきになるね(笑)

林業 × 働く - 好きとチームと違い

岩田:ちょっと聞いてみたいことがあるんですけど、中井さんにとって「働く」ってなんですか?

中井:僕にとって「働く」は、自己主張の方法の1つかな。何かを買ったり消費すること自体が意思表示だって認識が社会に広がってきたと感じているんだけど、日々の時間の中で多くの時間を割く「働く」ということ自体が、個人ができる最も大きな意思表示なんじゃないかな。僕は森や自然が好きで、日本の広大な森林資源をもっと循環利用できたら絶対に良いことだと思っているから、この仕事をやっている。それにチームで働くことや仲間を集めていく過程が好きなのもあるよ。

岩田:中井さんを見てると「この仕事が好きなんだ!」って想いがひしひしと伝わってくるので、「自己主張の1つ」という考え方はとても納得です。

中井:僕はそういう考えだけど、他の仲間たちはもちろん違う。キノコや山菜をとったり、川で遊んだりが仕事の延長線上にあって、それをすごく楽しんでいる人もいるし、一方で職人として仕事が終わったらさっさと山から下りてプライベートを大切にしている人もいる。重要なのは、自然体でこの仕事を自分なりに楽しめるかどうかで、仕事への向き合い方は人それぞれでいいよね。

岩田:自然と同じで、多様な価値観が集まるからチームが強くしなやかに、そして素晴らしいものになりますよね。

中井:ほんとにそう思う。

岩田:最後に、これからGREEN FORESTERSが実現したいことを教えてください!

中井:僕は日本の森林資源がたくさん活用されて、そしてまた次の世代が必要とする森へと持続的に循環していくような、森林と社会とが有機的に繋がっている社会を作りたいと思ってこの会社を立ち上げました。そんな未来を作れるように色んな人の力をたくさん借りて、仲間と一緒に頑張ります。

岩田:中井さんのチーム、働く個人、そして森林への愛情を感じて、私もより頑張ろうって思えました。ありがとうございました!

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インタビュアー・ライター情報
■氏名:岩田遥
■所属:みどり荘長(総務・人事担当)
■紹介文:林業未経験で青葉組に参画。GREEN WORKERが働きやすい環境の実現すべく、東京本社にてバックオフィスを担当。木のこと、山のこと、自然のこと、林業のことを日々勉強中。山の中でぼーっとするのが好き。山に行きたい。

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