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依存的行動の引き金になるもの

依存症から抜け出したい!と強く思っているのは事実ながらも、思いの強さがイコール脱却の糧になるとは限らない。それについては以前紹介した書籍でも言及がありました。

どんなに強い決意を心に抱いていようと、日常のちょっとしたきっかけで揺らいでしまうことが多々あります。今回はそのきっかけ、すなわち依存的行動の引き金になるものを記録します。

《物理的な引き金》
 ・目的のない時間、手持ち無沙汰感
 ・身体が疲れている、眠いとき
 ・現実世界とスマホ世界との繋がり

 ・スマホ世界で何らかのイベントがあるとき

《心理的な引き金》
 ・現実の自分に対するもどかしさ
 ・過去の残念な記憶が蘇ったとき
 ・未来へ不安を感じたとき

 ・苦手な連絡をとる必要があるとき
 ・迷っている決断があるとき
 ・感情の起伏が激しいとき

今思い浮かぶのはこのくらいでしょうか。挙げてみるとメンタルの弱さが顕著に現れているような気がして居心地の悪さを感じます。同じような羞恥心に苛まれている依存症の方も少なくない、はず。

でもやっぱり、いざ文字に変換してみるとシンプルなものですね。頭の中を占めている思考や感情はおどろおどろしくて、幻影だと分かってはいるものの、その幻影を振り払いたくて依存的行動に走るものですが…… 簡潔な言葉にするとなんだか、依存的行動に頼らずとも対処できるような気がするので不思議です。

きっとプロのカウンセリングや自助グループでは、心理的な引き金のケアも厚くするのだと思います。それらは未体験のため素人の単なる予測ですが。依存的行動に走らざるを得なくなるようなメンタル面での動揺を小さく抑えることができれば、ちょっとはマシになるんじゃないかな…と思うのですがどうでしょう。

落とし穴って場所と隠され方さえ把握していれば、わりとたやすく落ちることを回避できるものなんですね。

そういえば、こちらの記事ではこんなことを書いていたのでした。

おそらく落とし穴と引き金は似た原理。引き金を意識することで「あっ、今から自分は依存的行動に入ろうとしていたな」と気づくことができるはず。引き金から繋がる行動を依存的なものからそれ以外の建設的なものに転換できれば、尚良し。

しばらくの間「引き金」と「依存的行動以外の選択肢」をセルフチェックしながら過ごしてみようと思います。

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