人生は楽しいかい?
最近、武術系のYoutubeをよく見ます。別に武術をやりたいとかじゃないんですが、達人と呼ばれる人が尋常じゃない技を一般の人がくらって悶絶するのを「ほんとかな〜」って思ってみてたりするんでが、その中でこれは科学的にも正しいじゃないかなって思いで見てるとより引き込まれていく感じがします。
そんな中で、最近注目しているのは「脱力」。そして脱力を知ったきっかけがシステマという軍隊格闘術です。
システマの説明は、ウィキペディアにお任せします。
システマでは、「呼吸」、「リラックス」、「姿勢」、「動き続ける」という四つの原則があるみたいで、そこに興味を持ち読んだのがゲオルギー・システマスキー (著), 北川貴英 (監修) 人生は楽しいかい? です。
早めに結論を言っておきますと、17指令と称して普段の生活で使える心身を整え、鍛えるメソッドを物語形式で伝えてくれる本です。
そしてその指令が良かったです。いやすごく良かったです!!
指令としては、上記になるんですが特に印象的なのは「ゆっくりやる」、「呼吸をする」、「限界に触れる」の三つになります。
私がこの本を読んで感じたこととしては、人間過度なストレスがかかると原始時代に役にたったプログラムの闘争・逃走反応を抑えるのにとても効果的だと思います。
例えば心配事が続いたり、気になることを放置しておくと、色々やらなくてはいけないという不安からストレスとなり、そのストレスが新たな危険として認識しストレスが膨れ上がり、あれもこれもやらなくてはいけないのに、手がつけられなくなる。そして闘うか逃げるか考えられなくなる、闘うにしても何をどうやればいいか分から(整理でき)ないから、どうしていいかわからなく、辛い。みたいな状態から抜け出す。そして強くなるヒントがあると。
そこであえて「ゆっくりやる」ことにより、あれもこれもやらなければいけないという状態の中で、冷静に一つのことに向き合う、そして「呼吸」によって平常心を取り戻す。
そして「限界に触れる」では、ブレスホールド(息を止める)を行うことにより恐怖心に触れそこから呼吸をし回復するという経験から、パニックに強くなるという感じですが、これは是非本書を読んで経験してみてほしいです(無理しない程度に)。
私も息を吐き出した後に息を止めて、試しましたがほんの30秒もしないうちに恐怖感とパニックに襲われました。本の中で主人公は、歩きながらこれをやってますが相当レベル高いなと思うくらいきついです。
ただこの恐怖とパニックを知っておくと、いざ焦った時や慌ててる時にブレスホールドと似てるなと感じるだけでも少し余裕が出る気がしました。
こんな人におすすめ
その他にも参考になる指令が数多くありますが、ストレスが高い人、悩みがある人、余裕がない人には、一度読むと良いと思いました。
私は、最初オーディブルを買い5回くらい聞きましたが、見返すのに便利なので書籍でも買いました。
featurecompassさんのイラスト、かわいいな
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