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「ここを辞めたらもういく所ない」と考えていた僕にも「いく所はたくさんあった」という話

民間企業のエンジニア→国立大学職員(技術職員)→民間企業のエンジニアと経験してきた私が、転職について綴りたいと考えます。
初めて読む方は先にこちらを読んでいただけると私がどんな経歴か分かると思います。


◾️「辞めたいのに辞められない日々」を送っていた自分

私は27歳でメーカーから大学職員へ転職し、36歳まで在職していました。
そこで上司からのいじめを受けたり、過剰な労働環境を強いられたこともあり、顔面の痙攣が止まらなくなったり、アルコール依存症予備軍になったりとあまりよくない時期がありました。
そんなときに私が毎日、本当に毎日考えていたのが「ここを辞めたらもういく所なんてない」ということです。
転職エージェントと話したり、転職求人サイトに登録して自分のことを”自分が所属している組織以外”の人たちにみてもらうと、いける所は意外とたくさんあるのですが、当時の私はそんなこともしていなかったのでそれに気付くことができませんでした。


◾️転職して目覚めた「周りが間違っていたのか」という感覚

人事異動でよくない部署から離れられたり、色々と前向きな転機があったおかげで、大学から再びメーカーへ転職することができました。

そこで日々感じるのが、「大学職員時代に自分を否定していた人たちの方が間違っている」ということです。
例えば、「若手の仕事が進まないのはデキないからではなく上司ちゃんと教えていないから」、「仕事は楽しくなくて当然。ではなく仕事が楽しいと生産性は上がるから楽しませる環境が大事」などです。
いま大学を離れてこういった感覚になることが本当にたくさんあります。
なぜもっと早く転職して、こんな気持ちのいい環境に身を置かなかったのかと感じます。
当時、大学では「お前は仕事ができない。何もできない。」と毎日言われていたこともあり、全く自分に自信がありませんでした。しかし、その人たちが間違っていて、実は自分の主張の方が正しかったのだと今は自信を持って言えます。その人たちの言うことを間に受けて20代〜30代を浪費してしまった自分の行いを悔いています。


◾️辞めたいと感じているなら早く辞めた方がいい

辞めたいのなら、早く辞めて次の場所に移った方が良いと思います。
勇気がいることです。
次の転職先でもうまくいくとも限りません。
「うまくいかなかったら、うまくいくまでキャリアを立て直す作業を続ける」という覚悟が必要です。

しかし、そのままなら一生そのままです。

私は、自分とは合わない環境に身を置いて自分を擦り減らし続けました。
その理由は「大きな組織の看板を手放したくない」「今より給与水準を下げたくない」ことくらいでした。
自分がその看板を気に入っていないのに、です。


◾️まずは自分を公開

いまの環境に不満を感じるなら、まずは転職求人サービスなどに登録してみることをお勧めします。
大体は、転職エージェントから連絡がきます。転職する気がなくてもその方達と話をしていくと、自分にも選択肢があることに気づいてきます。それだけでも大分、気持ちが楽になります。

ちなみに私の場合は、「よーし、アイツに「こんな職場こっちから辞めてやらぁ!」と言える転職をしてやろう!」みたいに仮想敵をつくってモチベーションを保ってました。
・・・歪んでますね(笑)

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