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『のび太という生き方』 (横山泰行著)


ドラえもんを全巻持っているけど、
著者の横山さんのよう考え見たことはなかった。
読んでて、新しい発見やのび太の見方さえ変わった。

ーのび太という男の子は、じつは想像以上に人生を上手に歩んでいる。

この一文を読んでなるほどな、と思った。

文章の中では、のび太はドラえもんの道具に必ずしも頼るのではなく、なんとか自分力でまずはやってみよう、のび太は試行錯誤をしながら真剣に問題を取り組んでいる。

ジャイアンやスネ夫にはいじめられるけれど、大長編ドラえもんの中では、のび太が窮地に陥ったとき、ジャイアンやスネ夫からは真の優しさを感じる。
そして、野球やなにかの遊びを始めるときは、いつも誘われる存在。

周りの優しさを待つより、のび太のように自分から優しさをもって人に接することが人間関係を良好にするためのコツでもある、ということを学んだ。

*のび太のよさ
のび太は決して、虚飾で身を飾るとか、自分を実際以上の人物に見せることはしない。


*心に響いた言葉

・どんな生き物でも、心からかわいがれば、きっとなつくわよ(しずかちゃん)

・それがピー助にとって幸せなことだと思う? そんなことにならないようにこれまでがんばってきたんじゃないか(のび太)

 のび太の動物に対する優しさが根底にながれてる。
わかりやすい目標であるからこそ、ジャイアンも心を動かされた。結果周りからサポートされることになる。


のび太という生き方も悪くない、こんなふうに素直になれたらどれだけ楽だろう。
いろんなことを考えさせられた。

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