4/26 POPPiNG EMO 10th ONEMAN LIVE「LEGEND OF POP & EMO」ライブレポ
こんにちは!灰色です。
時間がかかってしまいましたが、今回は4/26にLINE CUB渋谷公会堂にて開催されたPOPPiNG EMOの10thワンマンライブ「LEGEND OF POP&EMO」のレポートです。
では早速どうぞ!
開演前
広いステージの上には廃墟めいたセットが。加えて、開演前のBGMがおどろおどろしすぎてビビります。風の音と幽霊のざわめきのような、お化けよくわからないうめき声のような……
PSNの曲なんて一つも流れないし、異様な雰囲気が漂っています。演出に特化してくるとは予想していましたが、いったい何が起きるのか……
1. Are you ready?
いつものSEはなく、この曲のイントロと同時に全員が登場しました。セットの奥からの光でシルエットが際立っていたのが超絶クール!
@JAMや野音のときのような王道の覚醒スタートもいいですが、よりカッコ良さに振り切った開幕ですね。銃を構えるポージングがイカしてます。
この曲は歌い出しがユーナなのも注目ポイント。5人初のワンマンの火付け役にはピッタリですね。
全員とも一曲目から気迫に満ちていたことが感じられましたが、やはり圧巻はユリアの落ちサビ!
「脱ぎ捨てた」で伸ばすところの力強さがいつも以上に素晴らしく、これからの盛り上がりへと繋ぐ役割を完璧に果たしていました。今日のキング、絶好調!!
2.陰謀レジスタンス
こちらは意外な選曲。序盤はダークテイストで行くのでしょうか。もともと舞台のテーマ曲だったということもあり、前述の廃墟めいたセットとの相性がバッチリでミュージカルのような趣です。
公演後のツイートによると、何やらこのセットは「荒廃した未来」をイメージしたということ。瓦礫のそこかしこに貼られていたポピエモのポスターや1曲目とも合わせて考えると、5人をレジスタンス=抵抗勢力に模した演出にも思えてきますね。
「陰謀」のサビは全員が横一列に並んでフロアと共に拳を振り上げるシンプルな振り付けなのですが、それがまたワンマン開幕の鬨の声を上げているようでもあり、このタイミングの選曲にピッタリ!
ついてこいと観客に呼びかける5人の姿は映画の主人公のようで、実に勇ましかったです。
また、ラストの「信じたいものを信じればいい 全ては君次第」という歌詞も、これからとんでもないものを見せるぞ!という宣言だったようにも思えますね。
3. 覚醒サテライト
そして来ました覚醒!ポピエモといえばこの曲、前の2曲を助走にしてここからいよいよ本編!といった感じでしょうか。
Are you readyの「これから始まるショータイム」、陰謀の「今すぐwake up」、そして「覚醒」と、どんどんギアを上げてきた流れですね。ド派手な照明を背負って5人が並び立つ様は、まさに威風堂々。
落ちサビでセットの頂上から披露したユリアのファルセットも息を呑む美しさでしたし、ラスサビ後半へ入るところでは一緒に「跳べぇぇ!!」ができたので大満足!
そして、何より凄まじかったのはラストのライダーのソロダンスです。もはやどう関節が動いているか、素人目では全くついていけない絶技の極み。
終演後の特典会で話を聞いたら、「何も考えずに身体に任せた」とのことでした。
どれほどハードなライブであっても、なお余力を残しているように感じさせてきた無類の達人・193R。
もしかしたら、この日見せた姿こそが本当の全力であり、彼女の真髄だったのかもしれません。
4. Layla
来ました!!!
来ましたレイラ!!!!!
賭けていました、このタイミングに。
演出に特化したこのワンマンで、満を持して来てくれました。
申し訳ありませんが、こればかりはただ一点の感想に尽きます。
客席から見上げた、セットの高所でのユリアの落ちサビ。
神を完全に超えた、その美しさと猛々しさ。
LaylaももともとはO-keyプロデュース舞台のテーマソングだったそうですが、作品を知らない私の想像力もこれ以上ないほどに掻き立てられます。
スポットライトを浴びた一瞬に儚さと眩しさを溢れさせたユリアはさながら、ひとときだけ人間の前に姿を見せた人魚姫のようでした。
ただ美しくて、純粋にカッコよすぎて、それだけで涙が流れるという体験。
音楽ライブでは、滅多に味わうことがない感覚です。
むしろその有無を言わさないドラマチックさは、「アベンジャーズ・エンドゲーム」のクライマックスを劇場で観たときを思い出しました。
最も美しく、最も強い。
キング・ユリアには、やはり誰一人として勝てません。
5. ミラクルラブストーリー
名曲ラッシュが止まらない!
ミラクルラブストーリーといえばやはり、サビでのロングトーンでしょう。サヤカの迫力が凄まじいのはいつもながらですが、今回は2サビのナーナがヤバすぎました。「会いたい」の繰り返しがサヤカは3回のところを、ナーナは生歌でも2回だけで歌い上げる神技が炸裂。あの小さな身体にはとてつもないパワーが秘められています。
さらには、ラストのライダーも尋常じゃないロングトーンを……。
二人の歌スタミナはどうなってるんでしょうか……???
6. ハイテンションプリーズ
ドラマチックな2曲のあとには弾むようなSE演出が入り、一転してポップモードへ。セトリのトーンを切り替えるのが分かりやすい、ポピエモならではの粋な演出です。
完全に陽気なテンションに振り切った「ハイテンション」はワンマンではまず来ないと思ってたので驚きましたが、ポップコーナーに入ったことを示すには最適なチョイス。
ここまで研ぎ澄まされた集中力を発揮していた分、メンバーがのびのび楽しく遊ぶ姿にも癒されました。ちょこちょこ動くダンスが子供みたいでかわゆい……緊張がほぐれていい流れです。
7. Lovin’ Lovin’ Lovin’
ポップモード継続ということで、こちらはグループの代表的なラブソング!ロックなイントロはいつでもブチ上がります。
ナーナとユーナのキュートさが本領発揮、リラックスして楽しめる時間帯でした。今回のセトリでは特に貴重な、アイドルらしい曲でもありますね。
ユリアの顔を見るだけで
息ができないよ。
8. ジレンマ
続いては、スローテンポに優しい歌い方が特徴の「ジレンマ」。
歌詞は後半に行くにつれて「数えきれない失望 終わることない絶望」といった鋭くネガティブなワードが出てきつつも、「それでも生きていくのなら あきれるほどに命を燃やして」という力強さに帰結してゆきます。
音源とは違い、特にこの日の生歌ではナーナがマイクにしがみつくようにして歌っており、その生々しい叫びのアレンジが印象的でした。
「あの日描いた未来地図」をずっと彼女が大切にしてきてくれたからこそ、私たちも今この日に立ち会えたのでしょう。
そんな彼女ならではの入魂ぶりは、この日を通して大きな見所でした。
9. SUPERSTAR
ここで再び、今度は落雷のようなSEと共にモードチェンジ!
ロックゾーンへと突入し、5人体制となって最初の曲・スーパースターに。爆音と照明が問答無用でボルテージを上げてきます。
ユリアとライダーのシャウトパートは音源だと加工されたサウンドが楽しいですが、生はやはり格別の破壊力です。無論、サビの高音爆発はサヤカの得意とするところ。
そして、ラストのユーナもバッチリ決めてくれました!今夜の彼女は、間違いなくスーパースターです。
10. ゆめうつつ
続いても新体制曲のこちら。5人で初めてMVが作られた曲でもあります。
もはや二柱の神と言ってもいいでしょう、ダブルエースのサヤカ→ユリアへと繋ぐ落ちサビでは、過去一の「まだ終わらないよ」が炸裂しました。
そしてゆめうつつといえば、ナーナの曲というイメージも強くあります。
「ジレンマ」でも触れましたが、ただ一人、ずっと最前線を走り、グルーブを引っ張ってきた彼女。その非凡なバイタリティをもってしても、逆風や障害は数限りなかったはずです。
「夢と現実の狭間」、それはすなわちアイドルを続けていくかどうかの葛藤。
それでも彼女はまっすぐに、こう歌うのです。
そんなナーナは、今回のMCで「一生ものの宝物ができた」と繰り返していたことも印象的でした。
長いキャリアで掴んだ、最高の仲間と宝物の景色。そこに辿り着けたのは、紛れもなく彼女が「まだ止まらない」という決意を胸に走り続けてきたからでしょう。
また、当日のパフォーマンスからは離れますが、ゆめうつつの個人的推しポイントが実はもう一つ。
同曲の歌詞は先述の通り、新体制でさらなる飛躍を誓うナーナとメンバーたちを描いていますが、一方で新体制からライブに通い始めた新参者の私も、「今からでも間に合うよね」という言葉には背中を押される気分でした。
はじまりの一人であるナーナの曲でありながら、新参ファンの自分の胸をも高鳴らせる歌。
ゆえに、ゆめうつつは私にとって特別な一曲なのです。
11. RED
この流れはヤバい!!
ラテンの特徴的なイントロと共に、今度はサヤカのショータイムに突入です。
特に彼女は新衣装が袖なしだったため、照明が暗くなるたびに白い腕の美しい動きがいっそう映えて息を呑みました。妖しく幻想的な舞いはまさに魔性の女優の真骨頂といったところ。
もちろん、ライダーのフラメンコステップも冴えに冴えまくり。ユリアの衣装がひらひらとする様などは、スペインの闘牛士を彷彿とさせますね。
加えて、ユーナの大人な魅力がここに来て覚醒!2サビ後半、大先輩4人のダンスを後ろに従えて堂々歌う姿は、ソロコンサートと見紛うほどでした。ダンスも凄まじく上達しており、彼女はこの大一番に来てついに脱皮を果たしたようです。
12. エバーグリーン
来ましたEvergreeeeeeeeeeeeen!キラーチューンばかりのポピエモ曲の中でも、瞬間最大風速ではこいつがダントツです。
ユリアの1サビ直前「始まりの場所へ」からして既に異常なハイテンション、さながら並の選手には触れもしない超高速キラーパスといった趣ですが、それを完璧に受けてのサヤカのサビで大爆発です。
リリックだと、ユーナの歌う2番頭がエモーショナルなポイント。
楽曲自体はユーナ加入より前に作られていますが、彼女にこれほどぴったりな歌詞もありません。先輩たちを立てて一歩退くのではなく、「誰にも譲れない」気概こそ、超新星にはふさわしいのです。
そして2サビはナーナの「全て取り戻せ!」のパスを受け、
いつしかセットに登っていたユリアが
天に向かって
吼えーーーー
最強。
もう、歌唱力とか声量とかいう基準ではありません。
キング・ユリアは、生物としての次元が違いすぎます。
「個」としての格が違いすぎます。
他の人間では背中にかすりもしない、異質な才能。
シンプルで純粋で、だからこそ絶対的な力。
それにただ飲み込まれるという至福。
私は、狂信者です。
13. 感傷リグレット
爆発曲が続いたところで、今度は静かめのSEが。そこからは「感傷リグレット」につながります。
この曲は展開がとにかく面白い!エモーショナルなバラードがベースですが、間奏での掛け声(ウォイ!)あり、振りコピポイントあり、ロングトーンあり、ステップありと、おもちゃ箱のように変化に富んでいます。
それでいて、歌詞はまっすぐでメッセージ性が強いのもポイント。
特に私が大好きなのは、ラストのナーナパート(以下引用の太字部分)です。
かけがえのない存在だった、優しさと愛をくれた「君」。
そんな「君」と別れ、打ちのめされ、たくさんのリグレット=後悔を抱えても、最後には再び前を向こうとしています。
君はもう二度と帰ってこない。
だけどその代わり、これまでに君から受け取ったたくさんの優しさと愛を歌にこめて、今度は自分が別の誰かに贈りたい。
君がしてくれたように。
「誰かにとっての君になれたなら」という一節は、これ以上ないほどシンプルで美しい、珠玉のリリックだと感じます。
受け取った応援を何倍にも大きくして、歌に換えて多くの人に届ける仕事……
主人公をアイドルに、「君」をファンに例えるのは、いささか月並みすぎる解釈でしょうか。
14. DIVE
いよいよ終盤戦に。最新曲DIVEがユリアの絶美なる歌声から始まります。イントロ・落ちサビとも、歌い終わりの際にファルセットから地声での低音に切り替えるところがたまりません。
DIVEではとにかく、3回のサビでのユーナの熱唱が凄すぎました。かつての彼女とは、歌い方からして変貌しています。本人もワンマン後に「一皮剥けたかも」と言っていましたが、それどころではありません。
これまでのユーナの歌い方は、どちらかというとまっすぐ丁寧に歌を届けるものでした。それが今回は、天を仰ぐほどに身体を伸ばしての全力での熱唱を披露!持ち味の深みと安定感はそのままに熱量を一気に爆発させ、完全に歌エースと言って遜色ない姿を見せてくれました。
安定だけでなく必殺技を身につけたユーナは、もはや名実ともにポピエモに欠かせない存在です。
15.プリズム
いやはや、「ワンマンで初披露される新曲」という流れからこの曲が繰り出されるのは、およそ予想困難でしょう。もっと盛り上がりに特化し、新たな定番として5人体制の代表となる曲か、あるいは歴史の節目を共に喜びファンへ感謝を伝えるバラードのような、そんな作品を月並みに予想していました。
ですが、披露されたのはポピエモの真髄とも言えるダークで悲壮感すら漂うヘビーバラード。5人が一音ずつ発する独特のAメロに、一人一人の声量の限界を試すようなサビが続きます。ユリアが1サビを歌うのは地味にかなりレアですね。
そして、ラストまで温存されてからのライダーの「またひとりになった」。
何度か言及している通り、ライダーといえば不敵で自信に満ちた振る舞い、あるいは素のキャラクターと共通するひょうきんな明るさが特徴ですが、その分深い哀しみを表すときの切々とした表情はいっそう胸を打ちます。
プリズムのラストはそんなライダーの表現力を極限まで引き出し、悲劇の一場面を切り取ったような鮮烈な印象を残しました。
さらに言えば、これをワンマンで出してきたことには「ポピエモファンなら受け止めてくれるだろう」という信頼をも感じます。
表現に特化した今回のライブを象徴する、忘れられないワンシーンです。
16. ステレオタイプフューチャー
さらにシリアスな曲が続きます。「荒廃した未来」をイメージしたセットとの相性は抜群です。
特に凄まじかったのが、「こんな人生なんて嫌だ」「生きている意味がない」のサヤカの気迫です。歌というより、泣き叫んでいるにも等しい彼女の様子は悲痛そのもの。この歌詞をあれほどの説得力で歌い上げられる人は、ちょっと他に思い浮かびません。
ラストを担うユリアもまた、衣装ごとボロボロになったと錯覚してしまうほど憔悴した雰囲気に。「そこには誰もいない 間違いだらけの未来」と苦悩しながらステージを彷徨うユリアの姿は、およそ数分前に見た無敵の王と同一人物とは思えないほどでした。
アッパー曲とダウナー曲の絶大な振り幅。
それを実現するメンバーの非凡な表現力。
この2曲により、そうしたポピエモならではの武器を存分に味わうことができました。
17.イノセント
そして、息を合わせてのアカペラからバラードの名曲「イノセント」へ。
プリズムとステレオを経て、ボロボロになったメンバーたちが素顔で歌っているような印象も受けました。
「泣いてたっていいよ」という優しいライダーの語りかけで、この日何度目かの涙が自然と溢れます。
サヤカの「君は何より自由だ」は、自分に言い聞かせているようにも聞こえました。直前のステレオの歌詞とはちょうど対照的。誰よりも自由に、そして楽しそうに歌うソロでの彼女を思い出します。
続いて、ナーナの「僕らはまだ旅の途中なんだ」でまたも号泣してしまいました。
やっぱり、この人のリーダーシップは唯一無二のものです。
「なんとなくじゃ叶えられない夢がここにあんだ」と歌っている通り、「なんとなく」の惰性でアイドル業を続けるだけではこの先に進むことも、グループを維持することもかなわないでしょう。
そうではなく、共に立つ仲間を鼓舞して、フロアの観客を巻き込んで、一回一回のライブに工夫を凝らして、そうしてよりよいものを追求するナーナの姿勢があるからこそ、ポピエモは最強たりうるのです。
そして、もう一つ。
かつてFinallyが教えてくれた、私の一番好きなタイプのリリックとは「双方向性」のあるものでした。「双方向性」とはすなわち、演者からこちらへ伝えられるメッセージと、こちら側から演者へ伝えたいメッセージの両方を含んでいることです。
イノセントの双方向性。
「君は誰より綺麗だ」
この一言こそ、私がポピエモに……そして、我が王
に伝えたかった言葉に他なりません。
18.神様なんていないよ
一礼したメンバーが舞台奥に歩いていき、影が消えかけたところでまたしてもSE!おなじみのイントロと共に、満面の笑みでメンバーが帰ってきました。「終わったと思ったでしょー!」とご機嫌のユリア。なんだそりゃ。
でもやっぱり、ワンマンなのに余力を残すなんて、ポピエモらしくないですよね。というわけで、グループ最高クラスの盛り上がり&カッコ良さを併せ持つ代表曲「神様」です。
一切体力の減りを感じさせないナーナの安定感、ライダーの派手なムーブに、サヤカの「誰かのために生きていけたら」という切なる叫び。
この一日でさらに進化したユーナの低音、そして一瞬を射抜くユリアの「聞こえてるかい?」「神様なんていないよ」。
これだよ!これ!のオンパレードで、文句なしのラストでした。
en1.アオハル
アンコールはやはり、代表曲のこちら。
メンバーたちもリラックスして、爽やかな曲調にぴったりの幸せなオーラに溢れています。
ここまで女優を貫いてきたサヤカの屈託のない笑顔が、肩を寄せ合うユーナとユリアの仲良しぶりが、私の涙腺を完全に壊しました。
はい、降参です。
アンコールで初めて入ったMCでは、早くも次回の大イベントとして今年7/3の生バンド編成ライブ、そして来年3月26日のEX THEATER ROPPONGIでのワンマンライブが告知されました。
バンド編成大好き、かつ舞台観劇でEXシアターに行ったことのある私はこの発表自体にも度肝を抜かれましたが、本当に印象深かったのは実はその後少し経ってからのこと。
特典会で、あるポピエモン(ファン名称)の方がナーナさんにこう言われたそうです。
「っていうことは、来年のこの日まではポピエモ続くんだね!よかった!」
すっかり盲点でしたが、いやはやその通りです。
この一年だけを振り返っても、グループには様々な出来事が起こりました。去年の4月にはまだ、ユーナとユリアの加入は発表もされていなかったのです。私自身もその頃はまさか、ここまで通い詰めることになるとは思っていませんでした。
もともと入れ替わりの激しいライブアイドル界隈にあって、ここ最近は特に、活動歴が長く規模も大きかった実力派グループの活動休止や解散が目立つようにも思えます。
その中には、ポピエモの「戦友」のようなグループも少なくなかったでしょう。
来年にワンマンライブを予定できること。
それ自体が、決して当たり前ではないのです。
だからこそ、私は心から願っています。
来年の春に、こうしてまたアオハルを聴いて、一年間の歩みをポピエモと振り返れることを。
en2. 喝采
涙を返せ!
でもやっぱこうじゃなくっちゃね!!
「いつだって最後まで最後まで攻め続けんだ」
というわけで、感動して爽やかに終わらせてくれるはずもなく、残り体力全てをかけて喝采。
サヤカが「Clap your hands!」コールをかけていたりユーナがはしゃいでいたりと、普段以上にみんなのテンションが高かったのを覚えています。
大舞台を存分に使って、過去最高に贅沢な喝采でした。
アイドルの世界にハマって以来、最大規模のワンマンライブだったこの日。
とにかく、楽しくて楽しくて。
これ以上ないほど最高で、終わってほしくない時間でした。
けれど、終わったことを惜しみ、もうあれ以上はない……と思い出にカバーをかけてしまうのは、このグループには相応しくありません。
そう、この日の輝かしい栄光さえも越えて。
ポピエモはさらなる高みへと、昇り続けます。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました!
またお会いしましょう!
以上、灰色でした!!