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2024年8月。週末限定のブックカフェを始めました。

こんにちは。
Grass Pillow Booksの店主まるへいです。

2024年2月。
本屋を開きたい!!と思い、何も決まっていない中インスタを開設。
4月には屋号「Grass Pillow Books (グラス・ピロウ・ブックス)」を決めたものの、どのようにして本屋活動をしていくのか未定でした。

しかし、ものすごくありがたい環境に恵まれ、
2024年8月、間借りスタイルで、週末限定夜のブックカフェをスタートすることができました。

この記事では、ブックカフェを開くに至った経緯や、オープンしてからのこと、そして今後の展望のようなものを、書き残しておこうと思います。

少し長いですが、最後まで目を通していただけると嬉しいです。


週末限定ブックカフェの概要

・場所:むったく。2番地 (佐賀県有田町大木宿乙821-1)
・日時:基本的には金・土・日の17:00~21:00
・参加費:無料 (1ドリンクオーダー制)
・テーマ:「ただただ積読を読む」

☆ドリンク
・数種類のコーヒー:カリオモンズコーヒーさん(長崎)のお豆を使用。
 農家さんを直接訪問してコーヒーを仕入れていらっしゃる私の大好きなコーヒー屋さんです。
 コーヒーの美味しさはさることながら、そのコーヒー豆とそれを栽培する人たちのストーリーがしっかり伝わってきてそれが素晴らしいのです。コーヒーに対する感覚も、自分自身の消費行動もカリオモンズさんがきっかけで変わりました。

・和紅茶・お茶:北村茶園さん(長崎)の茶葉を使用。 50年以上、徹底して有機栽培を続けていらっしゃる北村茶園さん。家族で荒れた土地を切り拓き、周りからの反発や栽培の失敗を幾多も繰り返しながら、有機栽培にこだわってきた北村さんのお茶は、じんわりと心と体に沁みていきます。 特に和紅茶は、はちみつのようなとろっとした甘さで驚きます。

オープン場所むったく。2番地について

 グラス・ピロウは、"腸活"カフェ「むったく。2番地」を間借りさせていただいて、ブックカフェを開くことができています。なので、まずはここを語らせてください。

 むったく。2番地とは、佐賀県有田町にある腸活メニューが楽しめるカフェです。オーナーのむっちさん(腸活のプロ)が手掛ける「衝撃的に美味しいのに、体にも優しい」ごはんや、「体に負担の少ない材料で作られているのに、破壊的に美味しい」ケーキ・焼き菓子を楽しめます。

 それだけでなく、むったく。2番地には、佐世保にあるむったく。本店(現在休業中)とは異なり、いくつかのお店が一つになったスタイルで営業しています。
 スペシャルティコーヒー・身体に優しいドリンクなどを提供する素敵なご夫婦「LAPPY CAFE」さんや、セッションを通じて本来の自分を取り戻したり、原動力となるような時間を創り出してくださる「まきばオラクル」さん、オーガニック調味料や自然食品などの商品を販売する「シンプル屋 Attchaca」さん、そしてそれに加えて、毎月多種多様なお店が出店をしています。

お店からの景色

 そして、私グラス・ピロウの店主まるへいは、このむったく。2番地のスタッフとして日中働かせていただいています。

 人の身体、ひいては心にまで直接影響を及ぼす「食」について、むったく。は真剣に考えていて、そしてそのお料理を、また情報発信を受け取ったお客さんも食や自分の健康、自分お大事な人の健康を真剣に考えていて……。
 自分がその輪の中にいるだけで、とても幸せだなと思います。

 そんな素敵な環境で働かせていただいているだけでありがたいことなのに、オーナーのむっちさんは、夜の時間帯の間借り営業を快く承諾してくださり、私の本屋活動を応援してくださっています。

ありがたすぎます。本当に私は恵まれているなと日々思います。

改めて、オーナーのむっちさんに、そしていつも応援してくださるむったく。2番地の皆さまに感謝を申し上げます。

ブックカフェのテーマ「ただただ積読を読む」

さて、週末の、さらに夜にしかオープンしないグラス・ピロウのブックカフェですが、テーマを「ただただ積読を読む」としました。

本を心ゆくまで楽しめる空間になったらいいなと思ったからです。

本を読みたいけど、なかなか日々の生活で読書の時間を確保できない。
買った時には、「良さそうだぞ!」と意気揚々と手にしたのに、気付けば読むタイミングを失ってしまった。
読書したいと思っているのに、家では気が散って読めない。

そのような読書欲があるのにそれが満たされないという人が、割と多くいるのではと思っています(かくいう私もそのひとり)。

それなら!その読書欲を解消できる場所を作ればいいのでは?と思い、家にある積読を持ってきていただいて、読んでもらうことをテーマとしました。

オープンしてみての感想

ブックカフェをやってみての正直な感想……難しい!!!

 いきなりネガティブ寄りな感想で申し訳ないのですが、営業日数が少ない中、一人もお客さんが来ない日もあったりして、ドウスレバイイノダ?とカタコト思考に陥るときがありました(あります)。
 いくつか要因は考えられるし、それに対する改善策も少しずつ形にできていると思います。そういった試行錯誤が楽しかったりするし、それこそが何かを提供するお仕事の醍醐味だとも思うので、これからも日々考え続けようと思います。ネガティブ寄りな感想もポジティブ寄りに結局変わります。

 また、来ていただいた方は思い思いに読書をしていて、その光景を見るのがとても幸せで、もっともっとこういった空間が地域に増えてほしいなと思いました。
 家とは違う場所でゆったり本を読めて良かったという嬉しい声も聞けて、そう思ってくださる方が一人でもいるだけで幸せです。やって良かったなと納得できます。

 ブックカフェでは、途中から古本と新刊も販売を始めたのですが、それもちらほら旅立っていき、その嬉しさたるや……!!!!!!!!!!!!!!

 本屋としてブックカフェを継続することの楽しさと難しさを両方感じられた1ヶ月でした。

これからのこと

 今後ですが、週末限定のブックカフェは変わらず続けていこうと思います。
この空間に価値を感じてくれる人、この場所をよりどころにしてくれる人が少しでも増えていくことを目標にオープンします。
9月は通常の営業とは別に、ブックイベントを2回企画してみました。

①「誰かのお勧め本に出逢う会
夜の読書会
テーマ「ことば、日常、感情」
取り扱う本『100年後 あなたもわたしも いない日に』

こういったブックイベントは、いずれ自分のブックカフェ以外の場所でも開いていきたいなと思っています。

 そして、これまた大変ありがたいことに、私が住んでいる長崎県波佐見町のカフェ「喫茶室 はなれ」さんにて選書コーナーを設置していただきました。
自分がセレクトした本をカフェに置いていただけるなんて、本屋冥利に尽きる最高の機会です。ありがとうございます!!

 新刊の仕入れもできる範囲でしていく予定なので、自分のブックカフェに、そして素敵なお庭のある癒し空間「はなれ」さんにどんな本を置こうか、
この考える時間が楽しすぎます。

また、一箱古本市にも機会があれば参加していきます(次は今のところ10月@佐賀市)。

まとめます。

・週末限定のブックカフェ@むったく。2番地
・ブックイベント@むったく。2番地(と、それ以外の場所でも)
・選書コーナー@喫茶室 はなれ
・古本市の出店


最後に

長くつらつらと書いてきましたが……

自分が心地良く生きていくために、始めようと思った本屋。
その本屋として屋号を掲げ、
たくさんの方とのありがたいご縁と応援をいただきながら、小さくても活動を続けられていることが、
とにかく幸せで、嬉しくて、感謝しかありません。
この気持ちと、まだまだこれからも、少しずつゆるりと進んでいくという決意が、この記事で伝わればいいなと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!

これからもGrass Pillow Booksをよろしくお願いします!

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