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言葉選びはむずかしい

一つの事を言いたいとき、相手の知識とかお互いの関係性を考えて言葉を選ぶときがある。

例えば、私はときどきまち歩きをする。

知らない場所を下調べをして、歩きに行く。下調べの内容は、立ち寄りたいお店、歴史や地形、古い地図などなど。古い地図は、過去にそこに何があったか、現在の地図と照らし合わせながら歩けて楽しい。かわいい雑貨屋さん、おいしいごはんやスイーツも毎回の楽しみの一つ。

この趣味について話すとき、いろんな言葉を使ってきた。

「散歩」…初対面の人、私のことをそんなに知らない人へ、当たり障りないことをいうときに使う。

「散策」…ちょっとかっちりして聞こえるから、この熟語を使われて抵抗がなさそうな人に使う。散歩よりは、好奇心をもって歩いている感じが伝わるかなと思っていた。でも調べたら散歩と同義らしい。

「まち歩き」…散策と意味は近いのだけど、こちらのほうがマイルドかな。ただ歩くのではなくて、知らない場所を歩くのが好きというのを伝えたいときに使う。

「フィールドワーク」…私の趣味・興味とか経歴を知っている人に話すときに使う。

「巡検」…大学時代、同じ専攻だった人に使う。学生時代はよく巡検をしていた。


こんな感じて使い分けていたんだけど、最近自分の認識間違っていたんだなという出来事があった。


私「明日、友達とフィールドワークするんだ~。」
妹「フィールドワーク!!笑 久しぶりに聞いた。」
私「え?そんな聞かない…?散策てきなニュアンスで使わない?」
妹「使わない、使わない。ふつうは高校の遠足とかでしか聞かないよ」

そ う な ん だ !

私が考えていた以上に、日常使い度が低い言葉だったんだ…。
日常的に聞いて違和感あるかどうかっていうのは、個人差があるので難しい。これはその人の知識とか環境に左右されると思うんだけど、それが読めずに言葉を使うと、会話が通じなかったり、はたまた小難しい、小賢しい印象になることがあるといやだしな…。

あと私は本をよく読むから、書き言葉に引っ張られすぎないようにしなきゃとも思う。

言葉ってむずかしいなー!

でも、そういう細かいニュアンスとか状況によって多様に言葉があるのも、魅力の一つなんだよね。一生悩んで片想いしながらも、言語好きなのはやめられないんだろうな。てへ

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