楽しくて、学びのある職場環境をモットーに
私はイベント運営の事業をしており、もう何年も来てくれている固定メンバーが何人かいます。一緒に働いてくれる人たちに対する私のモットーは「楽しくて、学びのある環境を提供をする」ことです。
楽しくて、学びのある環境を提供するためには
楽しい職場の提供に関して言えば、くだけすぎるのは考えものですが、よそよそしい話し方や敬語の連発はしないようにしています。
堅苦しいのは私の好みではありませんし、真面目な業務であっても、スタッフの皆さんにはリラクッスした雰囲気の中で楽しく働いてもらいたいです。
また、人それぞれ得手不得手があるので、担当業務は本人の希望に沿うようにしています。
楽しめる仕事が何であるのかは、本人が一番知っていることですから。
間違っても「でも、あなたにはこっちの業務のほうが向いている」なんて言うことはありません。
つまり、本人の意志を尊重するということです。
もう一つ、私が重視していることは、スタッフが学びを得られる場であるということです。
これに関してはちょっと難しくて、自分の中ではいくつかポイントがあります。
まずは細かく業務の手順などを説明しすぎない、です。
ポイントを抑えた大まかな説明で済ませることが多いです。
あとは直接現場で、試行錯誤をして取り組んでください、ということです。
ミスはこちらの方で責任を取りますから、自分がベストだと思うやり方で取り組んでください、という感じです。
スタッフの中には他人の業務までやろうとしたり、求められてもいないアドバイスをしてしまう人がいます。
こういう人がいると、周りの人でヤル気が失せてしまう人がいます。
すると、他人の仕事の領域に勝手に入り込んでおきながら、「あの人は使えない人だ」と言い出して険悪な雰囲気になってしまいます。
仕切り屋さんには要注意ですね。
人って、ちょっとむずかしい仕事を、色々と考えながら自分で仕上げていく方が学びが多くて楽しいはずです。
そんな他人の楽しみを奪ってはダメですね。
快く時間外労働をしてくれる人たちに対して
私のスタッフには就業時間外まで業務を手伝ってくれる人が多くて、いつも恐縮しています。
皆さんが仕事を楽しんでくれているのは嬉しいのですが、何らかの形でお返しをしなければと、少し焦ってしまします。
その仕事が楽しいと思っているから、時間外労働も厭わないのは確実だと思います。
でも、こうしたイベント関係の仕事は他にもあるし、もっと待遇の良い仕事もあるのも事実です。
それでも私のところに来てくれるのは、ホントに嬉しいです。
でも自分は元来カリスマ性があるわけでもないし、リーダーとして欠けている部分もたくさんあるから、不思議に思ったりします。
「楽しくて、学びのある環境を提供している」と自負していながらも、まだまだ自分に自信が持てなかったりします。
そこで私がやってしまうことは、特別手当を出したり、贈り物をしてしまうことです。
それ自体は悪い行為ではなく、むしろ奨励されるべきことかもしれません。
でも、相手がお金や贈り物を期待して仕事に来ていないのならば、逆効果になりかねません。
お金やものが目当てでやっているんでしょ、と思われていい気分がする人なんていませんから。
私の方でも、相手の好意に対していつもお返しができるわけではないので、ストレスに感じてしまうこともありますね。
根拠のない自信を持つことも大切
お互いに相手の心理を探りながら行動している職場はよくありません。
そこで自分なりに解決策を考えてみました。
1.相手の好意に甘えてみる
すぐに何かをお返ししなくては、と焦らないことです。
2.自分に自身を持つ
相手が手伝ってくれるのは、私と一緒に仕事したいと思っていると想定する。
やはり、相手にお金や物で返礼しようとしているのは、自分に対する自信のなさからきていると思います。
3.心からの感謝の言葉が相手に一番伝わる
やはり心からの言葉ほど強いものはないでしょう。
現実の世界では、何かと逃げがちになってしまう自分ではありますが、まずは自らが「楽しんで、学べる場」を構築しないと、ですね。
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