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それが条件付きの愛だと知らなかった⑨

マッチングアプリでの出来事を引き金に
友達からの言葉で
私は深く深く自分の過去を振り返ることになった。


心の遠く遠く…奥深い場所で
12歳の私が一人小さく座っていた。
さみしそうに。

ずっと見て見ぬふりをしていたのかもしれない。
普通じゃない出来損ないの私という人間を
私自身が。


元カレと別れて出会ったクロスフィットで手に入れた自己肯定感。
自分のありのままの身体能力でのみ評価されるトレーニングは、私の中の「普通に出来ない子」という考え方を少しずつかき消していった。

クロスフィット自体がまだまだ日本ではメジャーではないトレーニング。
スポーツクラブとか筋トレ、ランニングとかヨガ等…そういう運動がよく知られているし一般的だ。

そもそもクロスフィットなんて、選んでるトレーニングが「普通」じゃないのだ。
そこに集まっている仲間たちも「普通」じゃないのだ。
その「普通」じゃない、一般的に理解されない環境は
「普通」でないことをさらりと肯定してくれる。
それでいい、と
これでいいんだ、と
互いがありのままを認め合い受け入れ合って共に進む。
一緒にいこうと手を差し伸べてくれる。
誰かの為じゃなく、自分の為に。


※こちらを参照
 ↓↓


今の私なら、
12歳の「普通じゃない」私を助けることが出来る。

自分を助けてあげるのは、最終的に自分にしか出来ないのだとわかった。
ずっと埋まらなかった心のスキマは
最終的に自分にしか埋められないのだと気づいた。

ずっとずっと長いことわからなかった。
誰かに救ってもらいたいと願っていた。
誰かに助けてもらいたかった。

でも、まわりがしてあげられるのは
その人にきっかけを作ってあげることだけなんだ。
最終的には自分で決めて、自分で動かなければ進むことは出来ない。



ごめんね、待たせたね。
誰かに助けてもらいたかったよね。
ミソフォニアにまでなるほどツラかったよね。
今も治ってないからよくわかるよ。

でもね、大丈夫。
あなたはそのままでいいの。
普通じゃないことが、他の子と違うことが
遠い未来ですばらしいことにつながるから。

そんなあなたを好きだと言ってくれる
ステキな仲間やパートナーに出会えるんだよ。
必ず。

普通じゃない出来損ないのダメなあなたがいてくれたから
今の私がいるんだよ。

なんにも削らなくていい。
なんにも条件なんかつけなくていい。
あなたからムリヤリ差し出さなくていいんだよ。


ありがとう、12歳の私。
よくがんばったよ。
これからは一緒に生きていこう。


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