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#イノベーション
成功とイノベーションに焦点を当てる
イノベーションを生み出す組織になることは、ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークが目指す組織の一つの側面ですが、ボルドリッジでは、イノベーションを生み出すのが組織にとって特別の活動でなく、日常の業務に組み込まれているものとしています。
オペレーションすなわち日常業務のカテゴリー6で、6.1(8)として、イノベーションの機会の追求について尋ねているのは、そのためです。
ボルドリッジには
2021-2022から新しくなったこと(1)核となる価値観と概念
ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークは2年ごとにその時代の最先端の実践を取り入れて改訂されています。最新の2021-2022年版が2020年12月に改訂されました。
改訂のポイントの1番目は、核となる価値観と概念に「レジリエンス(resilience、回復力)」が入ったことです。
実際に、価値観全体の個数(11個)は変わらず、次のように組み合わせが変更されました。
核となる価値観と
組織の学習と個人の学習
働き手やボランティアのアイデアや研究開発は、組織の学習の出発点となる内部の重要な要素です。すなわち、個人レベルの学習や新しいスキルの活用実践の機会は、組織と個人の成功にとって重要です。
ここでいう個人には、リーダーも含まれます。また、ボランティアに依存する組織では、ボランティアの個人的な学習もまた重要です。この場合、ボランティアの学習とスキル向上は従業員と同様に考慮すべきことです。
組織は
イノベーションを支援する環境
イノベーションとは、意味のある変更を加えて、組織の製品、サービス、プログラム、プロセス、業務運用、あるいは、ビジネスモデルを改善することです。まず、製品やサービスそのものだけでないことを理解します。
イノベーションには、利害関係者のために新しい価値を創造するという目的があります。顧客だけでなく、あるものは従業員に、あるいものは地域社会に、あるものはビジネスパートナーや更に広く業界に、新しい価値を
イノベーションを生む組織
イノベーションとは、意味のある変更を加えて、組織の製品、サービス、プログラム、プロセス、業務運用、およびビジネスモデルを改善することです。そこには、利害関係者のために新しい価値を創造するという目的があります。イノベーションは、組織を新しい次元の成果に導きます。
組織としてイノベーションを生み出すのに必要なのは次の3つです。
・イノベーションを支援する環境
・何に戦略的に取り組むか(戦略的機会)を
製品やサービスに独自性を求める
ボルドリッジの「核となる価値観と概念」のひとつ「顧客に焦点を当てた卓越性」では、顧客への価値を創出する、すべての製品・サービスの特性、あらゆる形態の顧客との接点やサポートを、顧客に焦点を当てて考えることが求められています。
顧客に焦点を当てた卓越性(Customer-focused excellence)
顧客は組織のパフォーマンスの、そして、製品・サービスの品質の、究極の判断者です。したがって