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寓話

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記事一覧

貰ったお題シリーズ:肉戦艦

誰がどう作ったのかもわからない。まずそれはあった。それは世界を食おうとした。食うために動き食うために飛ぶ。巨大な肉、ハムのような、ソーセージのような。そこには何かが乗っているのか?ただの戦艦なのか?

世界は最強に怖がって最強に色々と困った。宇宙人とか地底人ならまだなんとか気合いで団結しようとした。しかし世界の終わりはそんなドラマティックな物ではなかった。ある日気が付いたら肉が、肉のような巨大な物

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魔弾

弾は人を選ばないし、人は弾を選べない。だが使う銃を選ぶことができ、銃口を向けるべき人を選ぶことができる。

私は弾だ。一発の弾だ。銃口から飛び出し、標的の頭に入り込み、標的その物になる。その時私だった形ある物は形を無くし世界から消える。そして私になった形ある物はまた標的に弾を打ち込むまで私になる。ずっとそうしてきた。どうやって生まれたか?どこから来たのか?それを記憶する為の媒体を持っていない。

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読めば声優に成れる!冥府魔道絶頂編

声優、最近は本当に成りたい!って思う人が出てきましたよね。しかし、なった人は「成った方法や道程」を書かないです。これは理由もあるのがですが、一番大きな理由は「人によって違いすぎる」と言う部分が強いからなのです。しかし、その中でも全員に共通する「これをやれば声優に成れる」と言うメソッドがあります。勿論全て無料、投げ銭で公開しましょう。優しい男と書いてポンチャックマスターと読めるのです。私は優しく強く

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人から貰ったお題~猿の歌~

猿の群れだ。ただただ猿の群れだ。

ステージから客席を見る度にそう思った。V系のバンドだから客は女ばかりだ。一番前、最前に居る女は胸が見えやすい服を来て俺達にアピールしている。結局は音を楽しみに来たのではなくて、「こんな場所に高い金だして来た私を見て」と言いに来ただけなんだ。サルが餌欲しさに俺達に手を出してきただけだ。

ライブが終わって化粧を落としていくと同じ勢いで魔法が溶けていく。このメイクが

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人から貰ったお題~ミイラ~

私ミイラ!!何処にでも居るフツーの中学三年生のミイラ!!

でも…私には…誰にも言えない秘密があるの…実は…実は…

この世界を守る…マジックミイラ・マミーちゃん!なの!!!!!

この世界にガイコツ王国が攻め込もうとしてきている…それでミイラ一族の私が…この世界を守るって訳!!あ~あ!私は普通に勉強したりお洒落したり…憧れのキシャン先輩と仲良く成りたいのに~!

「よ!ミイラ!そんな所でカサカサ

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人から貰ったお題文~トカレフ~

実験的にやってみよう。やります。

目の前に銃がある。拾ってきた銃だ。巣鴨駅近くに落ちていた。最初はモデルガンかと思ったがどうも違うらしい。ずっすりと重く、圧倒的な存在感を感じる。この存在感は人の命を自由にできる存在感だ。モデルガンとかに感じる薄っぺらさは「命に対しての不干渉」から来る存在感なのだろうと思う。そして銃は自信の象徴だ。ただ何となく毎日を生きているだけの俺がこのトカレフを手にしただけで

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人からもらったお題文~猛烈にカップラーメンが食べたい人~

23時40分に書き始めたぞ!行くぞ!

「なあ、最後の瞬間何が食べたい?」

「最後の瞬間って?」

「いや、最後の晩餐って奴だよ」

「ああー、なんだろうな…母親の料理と言いたいけど、母親は料理が凄い下手だったんだよね。そう言われるとなんだろうな…君は?」

「俺?俺…カップラーメン…日清の普通のやつ」

「そんなので良いの?カップラーメンなんて何処にでもあるし、最後にそれってどうなのかな?」

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人から貰ったお題文~田舎のツタヤ書店~

23:07に書き始めました。行くぜ!

どうも気になる。俺と同じ趣味の人が居る「サワチ ヒロミ」男か女かもわからない。だが「ゴーストバスターズ、デスファイル、シックスセンス、第九地区、フォレストガンプ」と言う流れで一本ずつレンタルをしていく。

こんな福井県の田舎にそんな人間が、俺と同じ趣味の人間が居るのだろうか?一体どう言う人なのか?もしかしたら考えている事も同じで、ツタヤの店員の様な仕事をして

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