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畑と植物の雑雑談

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マタタビは梅雨に咲く

マタタビは梅雨に咲く

梅雨入りのサインが出ていた。桜の季節からずっと、今年は全てが3週間ほど前倒しに進んでいるようだ。マタタビが雨の準備をしていた。

基本的に花は雨に弱いので、梅雨時に咲く花は少ない。でもマタタビは、あえて雨の季節に花を咲かせる。
マタタビの花も雨には弱いので、花が雨で濡れてしまわないように、葉っぱの下に隠れている。

でも、これでは虫や鳥にアピールできない。

そこでマタタビは、花が咲いているのがわ

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「風の草刈り」わたしの解釈

「風の草刈り」わたしの解釈

今回は、「風の草刈り」についての話。

わたしは草刈りが大好きだ。
やりはじめると、ついつい時間を忘れて没頭してしまう。
草との対話だから、飽きないのだ。

草刈りについてあまりにも楽し気に話すので、みんなが興味をもってくれる。
「風の草刈り」。
これは矢野さんに大地の再生講座で教わって以来、ずっと続けている。

そもそも「風の草刈り」とは。
7年続けてきて、感じたこと、わかったこと。

植物は、

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水の流れを読んで畝を作る

水の流れを読んで畝を作る

今年は春が早い。
外が気持ちいいので、畑へ出たくなる。
昨年の雑草を片付けて、土を返し、種まきの準備を始める。

昨年は畑をやりたいひとたちと一緒にやったので、適当に場所を割り当てて、適当に植えた。

経験がなかったので、わたしの畝はあまり作物は育てられず、ほぼ雑草観察で終わってしまった。
日々雑草を観察し続けて、土地の中にも水の流れの濃淡があることに気づく。

畑は傾斜地にあるので、水の動きがわ

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アメリカセンダングサは、荒れ地の開拓者

アメリカセンダングサは、荒れ地の開拓者

春になる前から、今年は畑をやろうと決めていた。
さらにコロナで活動自粛だったので、たっぷりと畑時間をとれた。

畑にこんなにちゃんと向き合ったのは、はじめて。
だからどんなことをやっても見ても、新鮮な驚きがあった。

今シーズンいちばん気になったのは「アメリカセンダングサ」。
名前を聞いてもピンとこないかもしれないけど、花がとげとげしてくっつくので、子どものころは投げて遊んだことがあると思う。

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畑(雑草観察)にハマる日々

畑(雑草観察)にハマる日々

畑がおもしろい。
はまっているのが雑草観察。
日々、情勢が変わるので、目が離せない。

なんにも生えていないところで一番最初に出てくるのは、タネから出てくるふたばの芽。アメリカセンダングサだ。
簡単な作りで、とにかくたくさん数を打つ。
だだっ広い空き地で、安普請でいいからともかく小屋を建てちゃえってかんじで。
あっさりしていて、ダメならすぐに諦めちゃう。
誰か一人、仲間が生き残ってればOKの戦略。

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ナスがイライラしている。

ナスがイライラしている。

植物に限らず誰でもそうだけれど、しょっちゅう揺らされたり、触られたりするのは、気分が悪い。

野菜の苗も一緒だ。

その地で種から生えてきたものは、地面から芽吹くとき、気候に合わせているので問題ない。

他の場所で苗まで育ってから地面に植えられたものは、いきなりその環境には慣れていない。
風があって、日当たりもよすぎて、水ももらえたりもらえなかったりする状況に。

植えるときには、深さをある程度掘

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スギナは悪者なのか

スギナは悪者なのか

どうやらスギナは嫌われてるようだ。
スギナについて調べてみようと検索したら、除草剤のオンパレード。
なぜそんなにスギナは目のかたきにされているのか、考えてみた。

調べてみるとスギナは意外にも、シダの仲間。
日当たりのいいところを好むのに!
しかも、何も生えていない地面に、春、まっ先に生えてくるから(ツクシとして)目立つんだよね。
それと、地下茎でつながっているので、摘んでも摘んでも別のところから

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