「大切な人を思い浮かべながら聴いてください。」

「大切な人を思い浮かべながら聴いてください。」

今日もどこかのライブハウスでこのセリフをそっくりそのまま誰かが言っているだろう。

家族や友人、恋人、ぼんやりとならその存在を答えることができるけれど、今一番大切にしたい人は誰で、それはなぜかと聞かれて迷いなく答えられる人はどれぐらいいるだろうか。

頭の中や心の片隅にはっきりと思い浮かぶ誰かがいるというのはとても幸せなことだ。

何がしたい？何が欲しい？何を守りたい？

そう聞かれて答えられなかったことの方が僕は多いし、そう聞いて答えられる人にもあまり会ったことがない。

人は自分が思っているよりも考えていない。なんとなく感動して、ぼんやりと忘れないと誓って、ふんわりと忘れていくだけだ。

そこをどれだけ深く掘れるかで人生の質は変わってくる。

別にどの生き方が正解というものはないが、僕はわかって生きている人が格好いいと思うから考え続けたい。

何かに触れた時に胸がぎゅっと詰まったり、ザラッと荒れたりする。その延長線上にきっと探しものは隠れている。

「大切な人を思い浮かべながら聴いてください。」

そんな使い古されたセリフの後にでも誰かの心にそんなきっかけを投入できるものを作りたい。

そしてそのセリフを言うときは言う必要がないぐらい考え切れた時か、伝えたいことが何も突き詰められていないなの時だろうな。

誰かの話を聞いたりしてさ
「ん？」とか「うっ」って思った部分が
自分の大切なものにつながってると思う。

それぞれそこを個人的に大事にしていけたらいいですよね。

僕は自分も否定して、人にも噛み付いてきたから今になって強くそう思っています。

なかなか行動ではうまくいかないんですけどね🙄

— 後藤大 / ごとだい 😬 (@gotodai0926) June 17, 2019