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知らないことだらけでたのしい

1日20分歩くだけで健康にもメンタルにもいいらしい。それに少し前から身の回りのいろんなことがおもしろく見えてきて単純に散歩にハマりそうだ。あと写真も全く撮らなかったのに撮るようになった。

カメラを向けたくなある時には感動があるみたいだ。

だから「はい笑って〜」みたいな集合写真で嘘の笑顔を撮ったり撮られたりするのが嫌だったのかもしれない。


今日は大阪城公園をぷらぷらと歩いた。

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立ち入り禁止は

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ねこには関係ないんだなあと思った。いいなあ怒られなくて。

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絵馬やおみくじがあった。自分のことや誰かの将来のことがたくさんつづってあった。純粋な願いはきれいだなと思った。僕らは小さな願い事を毎日たくさんしながら生きている。怒られないでいたいし、立ち入り禁止の柵の中にも入ってみたい。

名称未設定 1

K-POPスターと友達になりたいはずがK-POPをスタートしてしまっていたりもした。

一文字違うだけで全然違う意味になってしまう。神様はこういう場合どっちで願いを叶えてくれるんだろうか。「え、スタートって書いてあったやん」と絵馬を見て判断するのだろうか。関西の神様はやっぱり関西弁なのだろうか。いや、そもそも人間ベースで神様を語ろうとしている時点で都合がいいよなあ。

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4つの巨大な岩の真ん中に穴埋めするようなものがあった。これは作られた岩なんだろうか。多分そうだろうな。

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豊臣秀吉の銅像があった。そうか、秀吉は大阪の人だったのか。歴史の教科書を見ても出身地なんて頭に入らないけど、こうやって見つけると忘れなくなりますね。

どこ見てるのかと思って同じ方向を向いてみたけど見ていたのは道路と木々の間という中途半端なところだった。

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制作 中村晋也

ああ、そうかこの銅像も誰かが作ったからあるんだよな。ということはさっきの穴埋めの岩も誰かが作っているんだ。というかこの広場全ても、城を支える巨大な石垣も、歩いてきた道路も全部誰かが作ってるんだな。すごいな。逆にリアリティーがないなと思う。

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夜に道路工事をしていて、この道もこの人たちがタイル1個1個はめてるんだなって。そんなこと意識しないよな。素通りしてるいろんなこと、誰かがやってくれているみたい。

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巨大な木の根元に

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ねこじゃらしがあった。全然気づかなかったけどあちらこちらに咲いていた。ん?ねこじゃらしって咲いてるっていうのか?生えてる?花?草?

身の回りのこと全然知らないよな。

このねこじゃらしで

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さっきのねこたちをじゃらせないかなあと思って、指先でくるくる回しながら歩いていたら

「後藤さん、今日って何時に来る予定ですか?」とラインが。

PAの仕事の日程をすっかり勘違いしてのんびりと大阪城公園を観光していた穏やかな日常は、突然現れた怪獣に踏み潰されたジオラマの町のように崩れ去った。

随分遠くまで来てしまったので猛ダッシュで家に帰り、なんとか開演に間に合い最悪の事態は免れたのだった。ねこじゃらしもいつの間にか捨てていた。ねこはもうあの階段にはいなかった。

身の回りどころか自分の予定さえわかっていないというオチでこの散歩は幕を閉じたのであった。

うっかりを直したい…


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