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気持ちよくならない

「いいライブをしたー!」というときに全然反応がなくて「今日はいまいち気持ちがこもらなかったな…」というときになぜかよかったですと声をかけてもらえることがよくあった。

あれはなんなんだろうと打ち上げでもたまに話題になるのだけれど、ようやくその謎が解けた気がする。

「いいライブをしたー!」なんて思っているときは「気持ちよくなってしまっているとき」だったのだ。

自分だけが気持ち「いいライブ」はお客さんにとってはいいライブではない。

きっとお客さんはステージを見て、歌を聴いて、自分の心や記憶を見ている。だからこちらのエゴが増えれば増えるほどあちらが共感する隙間がなくなっていく。

だから歌を歌うとき、気持ちよくなりそうになったらフラットになれるように心がけるようになった。これは普段の会話にも言える。というよりも普段のコミュニケーションは歌ともリンクしている。

自分が目の前の感情に気持ちよくなって隙間をなくしてしまうと色々うまくいかないのだなあと思う。



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