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⛩️嚴島(いつくしま)と市杵島姫(いちきしま)⛩️

安芸國一之宮【嚴島神社】にお参りして神社の裏にあるお店で牡蠣をいただいて優勝してきた。酒飲みが居つく島。厳島。(困る)

どう考えても優勝

下の写真の御由緒にあるように嚴島神社の御祭神は、
市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
田心姫命(たごりひめのみこと)
湍津姫命(たぎつひめのみこと)
いわゆる宗像三女神のこと。(宗像大社は今後どこかのタイミングで)

実は今の社殿を建てたのは平清盛らしい

島の名前は諸説あって、
1.神が斎(いつ)く島
2.「市杵島(いちきしま)」→「伊都伎嶋」→「厳島」
みたいな由来があるらしい。
そもそもなんで宗像三女神が広島に祀られているのか?という疑問。
宗像氏は中国・朝鮮と日本を結ぶあたりを行動範囲として海を司る氏族だが、瀬戸内海の島に祀られている理由がイマイチわからない。
ちなみにこれを読み進めてもわかるようにはなっていない。

有名な鳥居の裏側には「伊都伎島神社」の文字

「この神社には宗像三女神が祀られていて…」とサラッと言われてもそこで「へーそうなんだ」とはならんのよ。
宗像大社とはまた全然違う空気感だし、なんか祀られ方が違う気がするという勝手な妄想。
ここで少しだけ丁寧に歴史を遡ってみよう。

厳島神社の歴史

佐伯鞍職(さいきくらもと)がピーン!ときて市杵島姫命を祀る社殿を西暦593年に創建したのが最初。その後、佐伯家が代々神主家として務める。
平清盛(安芸守)が1168年に寝殿造を全面に押し出し、リフォーム。
ざっくり。

平安時代の宮廷みたいな作り方だなと思ったら寝殿造りらしい

市杵島姫命って誰よ!?

福岡の宗像大社らへんの宗像三女神のひとりとしてよく名前をみる神様だけど、どうやら実在した姉妹らしい。じゃあ宗像氏って何?っていうと、出雲ともどうやら関係のある氏族っていうことでそれが神紋にも現れているんだろうか。
出雲大社と厳島神社は関係が少しあるんだろうか。
ほら、出雲大社の神紋は「二重亀甲に剣花菱」で、どう考えたって関係がある。

厳島神社の神紋は「三つ盛り二重亀甲に剣花菱」

市杵島姫命は饒速日(ニギハヤヒ)に嫁いだそうで、ニギハヤヒはいわゆる「物部の祖」。どうやら市杵島姫は物部の祖先ということになる。後に蘇我氏と戦う物部氏は大和國のあたりの豪族。大和、出雲、筑紫(福岡らへん)を結ぶ安芸(広島)…??まだまだ知識が足りないので少しずつ気づいていくことにする。ひとまず湧いた疑問を少しずつ残していこう。
少しずつ色々見てみて気づくこともあるだろう。
事情がどうあれ、神社裏の牡蠣はいつだって美味しい。

御朱印が立派。神紋もキマッている。

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