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高知県大川村を踏破<日本全市町村踏破(制覇)>

10月30日、越知町からいの町に出て、国道194号を北上、町の最北部、愛媛県境近くで、県道17号に入り、東進。程なくして、土佐郡大川村に入った。

大川村は、四国山地の南側、吉野川の渓谷沿いに東西に広がる村で、地形は険しい。
いの町との境では、県道のすぐ脇で滝が流れ落ちている。

渓流、紅葉、夕陽に赤く染まる雲や山。大川村などという村の存在自体、よく知らなかったのだが、なかなか景色の良いところだ。

地図を見ると、このあたりは「奥吉野渓谷」と呼ばれており、紅葉のマークがついているので、それなりに知られた紅葉の名所なのだろう。

しかし、紅葉狩をしている人など、皆無である。時折車が通る以外は、渓流と風の音しかしない。紅葉を眺めるなら、これくらい静寂に包まれた場所がいい。

県道40号を進んで行くと、またも道の脇に滝があった。
実は、ここには「小金滝」という標識が立っていて、駐車場になっていたので、車を降りて撮影したのである。標識があるくらいだから、見るべき有名な滝なのかと思って。

しかし、後でよく調べてみると、小金滝は落差約百メートル、高知県最大の大瀑布であり、もっと上方の山の中にあって、それを眺める為の駐車場だったのである。駐車場のすぐ脇に滝があったので、間違えてしまった。

小金滝の方は、ここに車を置いて、少し離れ、吉野川の方へ行くと、遠くに見えるようだ。しかし駐車場脇の滝も、なかなか素晴らしかったので、まあよしとしよう。特に滝壺の水が澄んで、深い青緑色の、宝石のような美しさだったのが、印象深い。

さらに県道40号を東へ進むと、段々川幅が広がって、ダム湖の様相を呈して来る。早明浦ダムに堰き止められた、さめうら湖である。かつての大川村の中心集落は、この湖の下に沈んでいる。

それにしても、徳島県を東西に貫流する吉野川が、高知県の中部あたりをこうして流れているのは、不思議な感じすらする。吉野川の源流は、四国最高峰·石鎚山にも近い、愛媛·高知県境の瓶ヶ森にある。支流は香川県をも流れ、四国全県に流域が及ぶ唯一の水系。全流域面積は、四国の二割に及び、その広さはもちろん四国一である。ただし、本流の全長は四万十川の方が長い。

高知県全34市町村のうち、30市町村踏破、残り4市町村、達成率88.2%。

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