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『繊細さんの本』の感想です!

こんにちは、ゴローです。
実は、私も繊細さんです。

いま「実は・・」とつけましたが、繊細さん・HSPですと自己紹介するのが、なぜがカミングアウトするような感じがして、「実は・・」を付けた方がしっくりくると思ってつけました。

といいながら同時に少し違和感も感じました。
それは、本書でも解説されてますが、繊細な人・HSPの人は、性格ではなくて気質です。それはいうなれば、身長が高いか低いかの違いです。
たとえば、身長が高い人が「実は、私身長が高いんです」なんて言わないですよね?(いや、けど、もし身長が2m30cmくらいあったら「実は、私身長が2m30cmもあるんです」て自己紹介するかな。)
だから、繊細さんだからといって、カミングアウトする感じを出さなくてもいいはず。

つまり、それって存在が少数派だから、多数派の人達に対して、少し遠慮している心理が働いてて、それが「実は・・」という言葉を前につけたんだと思います。

「は?」ですよねw
「冒頭から変なこと言わんと、さっさとタイトルの内容始めんかい!」って思われた方、多いと思いますが、こういう細かいところが気になるのがまさに繊細さんなのかと思い、あえて語ってみました。

では、前置きはこの辺にして、本題です。

『繊細さんの本』の感想

本書は、「生まれつき繊細すぎてストレスを抱えやすい人」が人間関係や仕事、日常生活に至るまで繊細さゆえにかかえている悩みの対処法を知ることで、毎日がラクになり、人生がうまくいく方法がわかるセラピー本です。

「繊細は性格ではなく生まれ持った気質」という内容に有名人を筆頭に「私はこれだったんだ」とSNSで火がつき、テレビでも数多く取り上げられて、45万部の大ヒットした話題作です。

繊細さんが読むと「驚くほど自分に当てはまる内容がかかれていてとても共感できるので、読むにつれて心が癒され、だんだんと自分を肯定できるようになり、自信が持てるようになるのでおすすめなんですが、繊細ではない非繊細な人にも、強くおすすめしたい1冊です。

というのも、この繊細な人と非繊細な人というのは、そもそもの感覚が違うので、話し合いで理解しあうというのが難しい性質をもっています。
それが、この本を読むことで「こんなことを考えていたのか」と理解しあえるようになるので、お互いにとってメリットになるからです。

職場やサークルなんかの集まりでも、馬が合わない人っていますよね?
実はそれ、繊細と非繊細の違いなのかもしれません。

私はこの本を読んで、自分が繊細さんタイプで、パートナーが非繊細さんタイプということを知りました。ですので、まぁ意見が合わないことが多いです。
もともと男女っていうだけで考え方も感じ方も大きく違うのに、さらに繊細と非繊細なので違いがあるのは当然ですよね。
だから話し合いをしても「全然理解してくれない」と感じることが度々ありましたが、それもこの本を読んで繊細と非繊細は「そもそも感覚が違うから分かり合えない」ということを理解しました。

本書でも次のように繊細さんが陥りやすい罠として紹介されています。

繊細さんにとって最大の罠は「相手の”わからない”という感覚が、わからない」ことなのです。

このことを知れたのが私にとっての1番の収穫でした。

著者の武田友紀さんは、日本でも数少ない繊細さん専門のカウンセラーをされている方です。
もともとはメーカー会社に勤務していましたが、仕事に追われ自分の限界をこえて無理して頑張りすぎたことをきっかけに休職するようになったそうです。
そんなさなか自分の「繊細な一面」に気づき、繊細さを活かした仕事を模索した結果、現在のカウンセラーにたどり着いたそうです。
今では、600人以上の方をカウンセリングし、次々と相談者の人生を好転させる大活躍をされています。
本書では、そんな武田さんの経験とたくさんの相談者の方を見た経験から得た「こうすれば人生がうまくいく」という秘訣が理論だけでなく、実例をもとに使えるテクニックがふんだんに書かれています。

気になった方はぜひ読んでみてください。



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