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ひるね
2024年6月28日 06:43
クンダリーニ覚醒未遂をしたわたしは、すっかりオカルトな世界に夢中になり、まんまとオカルトヒーラーの愛人になっていた。頭ではオカルトヒーラーのことがまったくタイプではないし、恋愛対象でもないのに、なぜだか強力に惹きつけられていて、自分でもどうすることもできないほどの強い衝動だった。オカルトヒーラーは「これはあなたが選んだことなんだよ」と何度も言った。「ぼくはリハビリ相手なんだよ。これがぼくの
2024年6月28日 06:35
オカルトヒーラーは20年ほど前にある山奥に住む仙人的な老人から野口整体の「自発動」という動きを教えてもらったらしい。「自発動」とは座った状態で上半身を回転させる。それをずっと続けていくと身体が勝手に動き出すというもの。それを一週間ほど続けたある日、その動きが止まらなくなってクンダリーニ覚醒をしたらしい。そこから人の痛みを取る不思議な能力が発現し今に至るということだった。私はそのオカルトヒーラー
2024年6月26日 16:28
魔女さん扱いされ浮かれた私は急速にオカルトな世界にどハマりしていった。スピリチュアル初心者のわたしは「本当のスピリチュアル」と「オカルト」の区別がついていなかった。目醒めること、つまり「悟り」は「特殊な能力を得ること」とイコールだと勘違いしてしまったのだ。本来、「意識の目醒め」と特殊な能力が発現することは全く違うことなのに。エネルギーだけ目醒めてしまって、意識が成熟していない状態、
2024年6月26日 16:01
今、オカルトヒーラーから離れて４ヶ月。すっかりコントロールが解けた。だから分かるのだけど、あの頃の私は完全に操られていた。他の部位は服の上から施術できるのに、真ん中の部分だけ、つまり女性器だけ服を脱いで直接施術しなければならないなんて、どう考えても馬鹿げた話だ。なぜ私はそれを信じて身を委ねてしまったのだろう。とにかく私はそのオカルトヒーラーを完全に信頼していたし、その頃には冷静に考える力が失わ
2024年6月26日 15:41
そこの治療院に週に１回のペースで３〜４回通った頃だろうか。その頃には右肩の痺れや背中のこわばり、顔の右半分の垂れ下がりもだいぶ改善されてきて、いよいよ股関節の痛みにとりかかろうというところだった。毎回施術前後に１〜２時間、施術を入れると３時間近くオカルトヒーラーと話をして、私の話を聞いてもらったり、オカルトヒーラーのいろんなオカルト話を聞いて私たちはだいぶ仲良くなり信頼関係も深まってきている
2024年6月26日 15:16
あるオカルトヒーラーの治療院に通っていた時のはなし。夫の死後一年半が経過したころ、わたしは右半身のあちこちが痛くて、右の肩は痺れるし、顔は右半分がダラリと垂れ下がり、特に右股関節が痛くて、ヨガしてもストレッチしてもどうにも治らなくて困っていた。そんな時見つけたのがこの治療院だった。HPにはそのオカルトヒーラーがクンダリーニ覚醒した話が書かれていて、今思えばクッソ怪しいのだが、当時のわたしは
