正しい情報という表現にモヤモヤする件
私は薬剤師をしている
アカウント名を見ればわかるよ。
と突っ込まれるかもしれない。
唐突にはじめた文章だが、しばしの間、
お付き合いいただきたい。
薬剤師として働いたり、自己研鑽に励む中で、
たくさんの薬剤師仲間に出会ってきた。
そんな仲間達が、SNSをはじめ、あらゆる場所で、
日々さまざまな発信をしている。
そんな仲間を尊敬しながらも、ふと私の心の中に、
ふつふつと沸き起こる考えがある。
◼️私にしか発信できない内容は何か?
こう書いた後、自分自身に突っ込みをいれてしまう。
ありとあらゆる情報がインターネットを介して
存在している昨今、私にしか発信できない内容なんて
ないんじゃないの?と。
それでもなお、そう考えてしまうのは、
承認欲求が高かったり、薬剤師仲間達が、ある種の
インフルエンサーのようになっていく姿を見て、
羨望や憧れを抱くからなのだろう。
あんなふうになりたい。
どこかでそう思いながら、一方で、その思いに
ブレーキをかける自分もいたりする。
自分自身の心の変化でさえ把握できないものだ。
◼️AHEADMAP
私が所属するNPO法人AHEADMAPには、
冒頭紹介した尊敬すべき薬剤師がたくさんいる。
ここでAHEADMAPの紹介も兼ねて、
団体の基本理念をHPから引用しようと思う。
近年、医療に対して良くも悪くも否定的な価値観に関心が集まっているように思います。
“飲んではいけない薬”だとか、“受けてはいけない治療”だとか……。でも医療って実はそれほど明確に価値判断できるものではないのです。こうすればよい、これをしてはいけない、そういったことが明確に示されないからこそ、私たちは偏った価値観に注目してしまう傾向があるのだと言えます。それは必ずしも悪いことではないかもしれません。人は何か自分の信念を支えてくれるものがないと、とても不安だからです。とはいえ、偏った価値観は生き方の選択、つまり自由を奪ってしまう側面もあるでしょう。毎日健康を気遣い生きていく、それで得られるものと、失うものをしっかり見据える必要があります。私たちは健康に気遣い生きていくという行為の中で、得られるものに関心があれど、失うものに対してあまり関心を抱かないからです。
偏った価値判断に陥らないように、ほんの少しでも豊かで、そして自由な生き方ができるように、それが私たちの願いです。
(参照:AHEADMAP)
あらためて、素晴らしい理念だよなぁと感じる。
そんなAHEADMAPの仲間達の発信を見る中で、
いつも考えさせられるのは情報の『正しさ』だ。
その『正しさ』を考えるときには、私の中には、
先程書いた『ブレーキ』が働く気がしている。
◼️正しいって何?
この点に関しては、AHEADMAP共同代表の
青島周一先生が、自身のブログにも語っている。
青島先生は、医療情報の正しさについて、
薬剤師として、また医療従事者として、
問いを持ち続けながら考察し発信しておられる、
と私は認識している。
医療情報も、それ以外の情報も含めた情報全般にも
言えることなのかもしれないが、情報の正しさに
ついて考えていると路頭に迷ってしまうのだ。
ほんと自分自身のポンコツっぷりに辟易とする。
そんなポンコツな自分が今感じることは、
正しさというのは主観が多分に入りうるもので、
こと情報に『正しい』という形容詞を冠する際、
考えなければならないのは、そこに根拠はあるか?
ということである。
青島先生が言っていることと変わらないな、
と書いていて思ったが、自分の言いたいことが
整理されておらず、モヤモヤとする。
モヤモヤとするということは、言語化できていない
ということなのだろう。
◼️正しさを表現する方法
これは私自身が感じているだけで、
決して仲間達を批判するものではない。
最近感じるのは、Twitterというものは、
『正しさ』を主張するには相性が悪いのではないか
ということである。
仲間達が『正しさ』を主張しているかはさておき、
情報には発信者と受信者がいる以上、情報の受信者が
どんな背景にあるか考慮しなければならないと思う。
教育現場だろうと、職場で教える場面であろうと、
子育ての中での我が子との対話であろうと、
その構図は変わらないのかなと考える。
そうであれば、Twitterは文字数の制限があり、
ツイートする際には情報を取捨選択せざるを得ない。
自身のツイートにリプする形で主張される方もいる。
そうであっても、情報を受け取る際に、どうしても
情報の一部が切り取られてしまう可能性が高いのだ。
だからと言って、私にはより良い方法は何か?
といった問い対する答えを持ち合わせていない。
この点に関しては、いつまでも考え続けなければ
ならないのかなぁなんて思いながら、
日記を終えていこうと思う。
こんなポンコツな私ですが、もしよろしければサポートいただけると至極感激でございます😊 今後、さまざまなコンテンツを発信していきたいと思っておりますので、何卒よろしくお願いいたします🥺