ボディビルとパワーリフティング、ウエイトリフティングの違い

「俺、趣味は筋トレなんだ。パワーリフティングの試合にも出たいと思って。」

というと、「あぁ〜、キレてる!キレてる!」とかいうやつでしょ?笑」と言われたりする。

いや、それボディビルだから!


とは言っても、バーベルを使っているところは同じだから、やっぱり勘違いされてしまいますよね。

オリンピック競技になっているウエイトリフティングも、ボディビルやパワーリフティングと勘違いされてしまうことがあるそうです。

そこで、今回は、ボディビル、パワーリフティング、ウエイトリフティングの3つの違いについて紹介します。

ボディビル

① 競技説明

ボディビルは、筋肉の発達を競い合います。自らの筋肉を最大限に発達させた美しい身体を披露します。審査では、筋肉の大きさ、形状、バランス、シンメトリー、そしてポージングの能力が重要な要素となります。ボディビルは個々の身体美を追求し、トレーニングと食事管理が重要な役割を果たします。

ボディビルには団体がいくつもあり、有名なのはJBBFIFBBです。

JBBFは公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟で、厳密な薬物検査を行い、加盟している人数も多いです。あとで記述しますが、有名な人も多いです。(筋トレ初心者の方にとっては馴染みはないかも知れませんが💦)


IFBBは世界規模で最も大きなボディビル大会の「ミスターオリンピア」を運営しています。日本人のYouTuberも在籍していますが、薬物検査をしないという違いがJBBFとあります。


② 競技者で有名な人

有名な人としては、テレビでも活躍している「横川尚隆(よこかわなおたか)」さんがいます。顔もかっこいいですし、日本人で初めてIFBBエリートプロカードというのを取得した、プロのボディビルダーです。


③ 魅力

個々の身体美を追求するスポーツであり、トレーニングや栄養管理を通じて理想的な筋肉の発達を目指すことが魅力です。競技者は美しい身体を披露することで、自身の努力と成果を称えられる喜びを得ることができます。

まさに、自分の体を使った芸術とも言えるでしょう。

④ 向いている人

ボディビルは自分の身体をトレーニングし、美しい筋肉の発達を追求したいという人に向いています。自己管理ができる人やポージングなどのパフォーマンスを楽しむ人にも適しています。


パワーリフティング

① 競技説明


最大限の重量を持ち上げることを競うスポーツです。競技者はスクワットベンチプレスデッドリフトの3つの種目でそれぞれ一回ずつ、最大重量を持ち上げることを目指します。

最終的に、この3つの種目で持ち上げた重量の合計が総合得点となります。パワーリフティングは力強さ、テクニック、そして精神的な集中力が重要な要素となります。



② 競技者で有名な人

最近見ているYouTuberのウッシーこと、牛山恭太選手が有名です。


なんと、世界クラシックパワーリフティング選手権に出場し3位という好成績を収めました!

3つの種目のトータル重量は730キロ(練習の中で)出そうで、素晴らしいパワーの持ち主です。しかし、体重は60キロ後半と引き締まっていて、ボディビルダー顔負けの筋肉をしています。

③ 魅力

パワーリフティングは純粋な力の競技であり、最大限の重量を持ち上げることに挑戦することが魅力です。個々の身体能力を試し、自己の限界を超えようとする挑戦的な側面があります。

④ 向いている人

力強さを求める競技であり、最大限の重量を持ち上げることに興味のある強靭な体力を持つ人に向いています。また、自己の限界に挑戦したいという向上心がある人にも適しています。

ウエイトリフティング

① 競技説明

ウエイトリフティングは、スナッチクリーン&ジャークという2つの種目で構成される競技です。

スナッチでは、地面からバーを一気に頭上まで持ち上げることが求められます。クリーン&ジャークでは、まずバーを肩の高さ(鎖骨)まで持ち上げ、それから頭上に押し上げる動作を行います。ウエイトリフティングは爆発力、柔軟性、そして技術的な優れた動作が重要な要素です。

腕の力で持ち上げているように思われますが、実は足の力、下半身がとても重要なのです。腰を下ろして、足で床を押すことで重いバーベルを持ち上げることが可能になるのです。

そのため、腕相撲が弱かったり、ベンチプレスが苦手という人も多いんですよ。

② 競技者で有名な人

美人リフターの八木かなえさんを紹介します。ロンドン、リオ、東京と3つのオリンピックにも出場したウエイトリフリティング選手で、名前だけでも知っているという方も多いのではないでしょうか?

元々体操をしていたそうで、高校からウエイトリフティングを始めてから才能を開花させていきました。

現在は、金沢学院大学というところで、監督をされているそうです。選手としては第一線を退いているようなので、次の世代の育成に期待したいですね。

③ 魅力

ウエイトリフティングは重いバーベルを持ち上げるので、一見するとパワーだけのスポーツと思われがちですが、実際はテクニックとメンタルが重要な競技であり、最も重たい重量をスムーズに持ち上げる技術的な要素が魅力です。

また、オリンピック競技としても認知されており、国際的な舞台で競技することが可能です。階級制ということもあり、自分と似た体格の選手と勝負できることが、バスケットや野球、サッカーなどとは違うところですね

④ 向いている人

ウエイトリフティングは筋肉量が多いに越したことはないですが、特に下半身の力と瞬発力がある人におすすめです。

陸上の短距離、体操競技、相撲などの経験がある人が高校生になってウエイトリフティングを始めると、一気に才能を開花させるという話をよく聞きます。


まとめ

3つの競技を紹介してきましたが、個人的にはパワーリフティングが一番好きです。ベンチプレスで初めて100キロを持ち上げた時は感動しました✨

しかし、ボディビルを観戦すると熱気がすごくて、会場がかなり盛り上がっているのでとても楽しいです。

ウエイトリフティングも一度はやってみたいなと思っているのですが、どこでできるんでしょうか?知っている人がいたら教えてください🙏

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