[就活奮闘記]空回りした話

1/12の朝日新聞朝刊の天声人語には励まされた。内容は、俳優のムロツヨシさんが売れていない時代に空回りしていた話についてだった。

きょうは成人の日。十分若くても、気持ちだけは若くても、自分の中のエンジンを探りたい。「夢」というと気恥ずかしければ、「好き」「こだわり」という言葉もある。空回りもむだではない。ムロ青年にとって「根拠なき自信」の自信が必要だったように。

特に俳優さんや芸人さん、アイドルのような職種は、下積み時代がある印象だ。そして、その下積み時代は人によって期間の長さや過酷さはそれぞれだ。過酷で長い下積み時代から超有名人になって広い部屋に住むという一連のストーリーはテレビ番組で取り上げられているのをよく目にする。その度に私も人の心を動かせられる経験をしたいと思う。

この記事からは、ムロツヨシさんのストーリーと私の就活が似てると感じた。根拠のない自信を持って就活に挑んだ。「〇〇がやりたい」「こんな大人になりたい」などと大きな夢を持っていた。結果、望むような結果にならず留年してもう一年就活をすることになった。親からは「大学院に行かせるんじゃなかった」「来年は無駄な一年」「恥ずかしくて留年するなんて周りに言えない」「来年就活が成功する根拠を示せ」「その企業に入れる確率は?」などと言われる。そんなこと言われても過去は変えられないし未来のことなんて断言できない。

ただ私が言えることは、今まで経験がないのだから根拠のある自信は持てないということだ。でも自信は自分の中のエンジンになる。何か新しいことに挑戦するときに必要なのは「根拠のない自信」だと私は思う。今朝の天声人語にあるように。

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