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初心者の方でもすぐに出来る!動画を手っ取り早くお洒落に仕上げる方法!!

こんにちは。ぐっでぃテレビのモーリーです。
動画をお洒落に演出する方法って何だと思いますか?

映像を高画質にする!?
ボケみのあるシネマチックな映像に仕上げる!?
かっこいいモーションエフェクトを使う!?
などなど

どれもいい方法ですがもっと簡単で初心者でも始められる方法があります。
それは・・・お洒落なBGMを軸に映像を作る方法!!

今回はそんなお洒落なBGMのお話です。

動画の構成要素は映像+音声

動画の構成要素はざっくりといえば映像+音声で出来ています。
音声には映像と共に収録したその場の音(話し声などを含む環境音)とBGMがあります。下の写真は編集中のタイムラインです。
細切れになった映像カットとそのカット撮影時に収録された音声、そしてBGMがタイムライン上に配置されています。

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「BGMがめっちゃ大切だ!」というお話

私は動画の構成要素のイメージ的重要度の比率は、
映像:音声(BGMを含む)=4:6
だと思っています。
(コンテンツとしての良し悪しではなく、あくまでもイメージ的な演出)
それくらいBGMが動画全体のイメージを左右します。

お店なんかでも実はBGMの力を最大限に使って雰囲気を演出しています。
例えば開店前のイタリアンのお店。静かなお店で開店の準備をしているときは現実的な時が流れていますが、開店直前にカンツォーネの軽快なBGMが流れた瞬間、そこはお洒落な非日常的な空間に様変わります。

テーマパークも同じで、どこへ行っても大きな音で軽快なBGMが流れているでしょ。あれも同じでBGMでワクワク感や賑わい感を演出しています。

私は聴覚って視覚よりも断然気持ちを揺さぶる要素があると思っています。
だからまず聴覚でお洒落な雰囲気を作っちゃうのが最も手っ取り早い方法です。

初心者の方こそBGMに力を入れることをおススメする理由

高画質な映像を収録したり、ボケみのあるシネライクな映像に仕上げたりするのももちろんかっこいい動画を作るのにとても重要な要素です。

これらの映像を収録し、小ざっぱりと編集でまとめるにはちょっとした慣れと技術が必要となります。つまり初心者の方にはちょっと難しい。

しかしBGMを選ぶのは映像に比べてまだ簡単。要は映像で伝えたい内容に合わせたBGMをチョイスすればいいわけです。もちろんBGMの選択には多少の経験やセンスも必要かもしれませんが、技術的な要素は必要ありません。なので一定のクオリティのBGMを選択すれば初心者の方でも大崩れすることはないのでぜひBGMに力を入れることから始めてみてください。

BGMの選び方(モーリーの個人的な視点での選び方)

動画のBGMを選ぶときに何を気にしているか。私なりの方法をまとめてみましたので参考にして頂けましたら幸いです。

【BGMの選ぶワークフロー(モーリー流BGMの選び方)】
① 大まかな作りたい動画の長さを決定する
② 作りたい動画のテーマ、テイストを確認する
③ テーマ、テイストにあったBGMジャンルを選定する
④ イントロ、Aメロ~Bメロ~サビ、アウトロの3要素に分けて考える
⑤ 楽器音のクオリティを確かめる

① 大まかな作りたい映像の長さを決定する
まずは大まかに作りたい動画の長さを決定します。
ちなみにぐっでぃテレビがクライアント様に頼まれて制作している動画は3~5分くらいのものが多いです。3~5分くらいの動画なら1曲のBGMでもうまく抑揚をつけて制作することが出来ます。

説明動画など15~20分くらいのものもありますが、そんな場合は映像構成にセクションを持たせ、セクションごとにBGMを変え、雰囲気のマンネリ化を阻止しています。(この辺の比較的長編制作は初心者の方はあまりしないと思いますのでご参考までに。)

② 作りたい映像のテーマ、テイストを確認する
作りたい動画のテーマやテイストを撮影した動画や伝えたい内容をもとに考えます。スタイリッシュに、優しい感じに、元気よく、知的に、楽しくなどどんな方向性で、物事を伝えたいかをもう一度考えテーマ、テイストを絞ります。結構重要な工程となりますので、ここは時間をかけてよい部分です。

私の場合、映像構成を考える前に下記のように伝えたい対象物を明確に書き出しています。これらのリストはクライアント様とのヒアリングでもしっかりとイメージの共有を行います。

【動画で伝えたいものはどんなもの?】
Q. 伝えたいものの持っているイメージは?
A. スタイリッシュ?穏やか?楽しい?かっこいい?

Q. 誰に届けたい?
A. 男性に?女性に?子供たちに?

Q. どんな人に届けたい?
A. 専門家?家庭の主婦?お洒落な人?合理的な人?

Q. 時間で言えばどんなイメージ?
A. 朝?昼?夜?

Q. どんなテンションで伝えたい?
A. 活発に?知的に?優しく?無機質に?
などなど

③ テーマ、テイストにあったBGMジャンルを選定する
さあここからは実際にBGMを選択していく工程です。
BGMのジャンル選択で最も簡単な方法は、同じようなものを伝えている動画をたくさん見ることです。
例えば、コスメを紹介したいのなら、コスメを紹介している動画をたくさん見てください。そして自分がこの動画いいなぁと思う動画をリストアップしてみてください。必ずBGMの傾向が見えてくるはずです。(BGMだけでなく映像の色味や編集方法、映像の画角なども傾向が見えてきます。)

一つの対象物でも色々なテイストの持って行き方があります。
例えば日本酒のPR動画を作る場合、方向性は大きく分けて2種類あります。
一つは伝統的な「和」をモチーフに「日本」「和の文化」を強調し、和風のテイストでまとめるパターン。もちろんその場合のBGMは和風となります。

もう一つは現代のテイストに「和」を融合させるパターン。この場合、BGMは「ジャズ」なんかを選ぶ場合も多いです。BGMだけでなく「酒」という表記も「SAKE」なんて表記して和洋折衷にすることも多いです。

このように早い段階で一つのテイストに絞り込んでしまわず、何通りかのBGMを試し実際にテイストを肌じることをおススメします。

④ イントロ、Aメロ~Bメロ~サビ、アウトロの3要素に分けて考える
BGMを選ぶときのテクニック的な話となりますが、もし1曲のBGMで映像を仕上げる場合、私はイントロ、Aメロ~Bメロ~サビ、アウトロの3要素を分けて聴いています。

私の場合、
イントロは「映像の導入部分にふさわしいか」
サビは「本編のテイストにあっているか」
アウトロは「映像を見ている方がすっきりと見終えることが出来るか」
を重視しています。

動画で伝えたい内容にもよりますが、イントロは静かめ、Aメロ~Bメロ~サビでどんどん盛り上がり、アウトロは広がりのあるドラマチックなエンディングを迎える曲は、非常に使いやすいです。

けっこうこのパターンの曲が使われているのでテレビやyoutubeを見る際は是非注意深く見てみてください。

ちなみに私はアウトロ>イントロ>>>Aメロ~Bメロ~サビの順で重要視しています。それはなぜかというと3~5分のPR動画を作る場合、結論から作ることが多いからです。

どうやってエンディングを迎えたら最も後味良くそして気持ちよく終われるかが重要で、動画を見た後にその商品や、会社、サービスに興味を持ち、次に進みやすいように後味を最も重要視しています。(youtubeの動画などはイントロが大事だったりするので、見ていただく環境によって異なってきますが・・・)

⑤ 楽器音のクオリティを確かめる
最後の⑤は最終チェックといったところです。
特に生楽器をメインにしたBGMを使用する際は、ヘッドフォンなどを使ってじっくり音色を聞いてみてください。特に注意したほうが良いのは管楽器やギターなどの弦楽器をメインにしたBGM。有料のBGMでもよく聞くと打ち込み感満載なことがあります。生楽器が打ち込みっぽい音だと、安っぽい印象になってしまうので、私は極力避けています。スピーカーではわかりづらいこともあるのでBGMの最終チェックはヘッドフォンでじっくり聴くことをおススメします。(個人的なこだわりの部分かもしれませんが・・・)

最後に

BGMのクオリティを上げれば動画のクオリティが上がるといっても過言ではありません。逆にせっかく動画のクオリティが高くてもBGMのクオリティが低いと足を引っ張ってしまうこともあります。

BGMをこだわれば、最も簡単に動画のクオリティやムードを変えることが出来るので、これから動画制作をしてみたい方、なかなか動画のクオリティが上がらないと悩んでおられる方などはぜひぜひお試しあれ。


ぐっでぃテレビは兵庫県明石市にある映像制作事務所です。動画を使ったプロモーションをしてみたいと考えておられる企業様や自治体様はお気軽にご相談ください。モーリーをはじめ楽しいスタッフがお問い合わせをお待ちいたしております。

また自社で動画を作れるようなスキルを身につけたいと思われている企業様や自治体様には社内研修の一環として社内クリエイター養成プログラムもご用意致しております。ご興味のある広報PR担当者様はお気軽にご相談ください。

動画が表現ツールの一つとして皆様のお役に立てますように。
ぐっでぃテレビのモーリーでした。
読んでいただきありがとうございました。

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