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家族動画のススメ~ビギナーさんも簡単!動画の魅力と撮影のワンポイントテクニック!~

突然ですが皆さん動画って撮ってますか?
ひょっとするとスマホなどで写真は撮るけど、動画はほとんど撮らないって方も多いかも。確かに動画は被写体が子どもだったりすると、動き回るし手間もかかるしでちょっと面倒ですよね。

ですが、ぜひとも動画も写真と同じようにジャンジャン撮っていただきたいんです(笑)子育て世代の皆さんには特に(笑)

いかがお過ごしでしょうか。ぐっでぃテレビのモーリーです。

今回は子育て世代のnoterさんや動画も始めてみたいなぁと思うnoterさんに向けて、動画の魅力と撮影ビギナーさんもこれだけ覚えておくと簡単に良い動画が撮れる、撮影の基本を綴ってみたいと思います。

動画の魅力

さてここで皆さんに質問です。動画の魅力って何だと思いますが?

『そりゃ動画なんだから映像(画像)が動くことでしょ!?』

確かに映像(画像)が動くことは動画の魅力の一つですね。しかし動画の魅力って『画』『動く』ところだけでじゃないんですよ。

動画は『画』が『動く』ことに加え、もう一つ情報を収めることが出来ることに魅力があるんです。

そう、『音』なんですよ。

”音と映像”、両方を表現手段として使えるって凄くないですか?人が持つ五感のうち2つの感覚機能を使って色々なものを表現できるんです。

つまり『動く』『画』と共に『音』が収録できるところに動画の魅力があるって思うんです。

なので動画を撮る際は映像だけでなく、音が収録されていることも意識するとより素敵な映像となりますよ。

子育て中の皆さんに動画を撮ってもらいたいその理由

現在、私も絶賛子育て中なのですが、ぜひ子育て中の皆さんには動画を撮ってもらいたい理由があります。その理由こそ『音が収録できるから』なんです。

子どもの表情や動きと共に音が残せるってめちゃくちゃ魅力的だと思います。よちよち歩きしている姿と共に赤ちゃん語(宇宙語)も収録出来ますし、嬉しそうに『ママ・パパ~』と言いながら近寄ってくる姿だって動きと音で残すことが出来ます。

それと実は普段はなかなか気が付かないものなんですが、子どもの『声』って成長と共にだんだんと変わって行きます。

そして『声』のトーンだけでなく『話す内容』もだんだんと変わってきます。子どもの中での『マイブーム』みたいなものもどんどん変わるので後から見た時に、『この時代、この子はこんなことが大好きで、こんなことばっかり言ってたなぁ。』なんて懐かしむこともできます。

我が家を例にするなら、半年前の子どもたちの『マイブーム』は『鬼滅の刃』でした(笑)昨年の年末位に撮った子どもが鬼滅の刃のオープニング映像をまねてダンスしながらオープニングテーマを歌う動画があるんですが今見ても微笑ましくほんと宝物です。

そういった日常こそ、特別上手に撮影しようと思わなくていいので動画で残してほしいなぁって思います。

動画撮影のワンポイントアドバイス

『動画って難しいですよね。』動画のワークショップをするとよく、言われる言葉です。

確かに写真ならほんの数秒で撮れたりするのに、動画だと30秒動画に残そうと思うと絶対に30秒以上撮影しないといけないし、大変な部分は多いですよね。

だけど大丈夫。そんなに気負いする必要はありません。基礎さえ押さえておけばわりと、きっちりした動画が撮れるので今回は簡単な動画撮影に関するワンポイントアドバイスをまとめてみました。

① 動画は被写体に動いてもらおう!

動画は自分が動くのではなく被写体が動くのを撮るといった気持ちで落ち着いて撮影すると安定した動画が撮れます。つまりカメラ(スマホ)を持つ自分は三脚になったつもりで出来るだけじっとしていてくださいね。

慣れないうちは不必要にカメラを動かして画角を変えたり、ズームしたりするのは極力さけましょう。(特にスマホの場合、ズームはないものと思って撮影してもいいと思います。)

お子さんの動きが激しくフレームアウトしそうな場合など、どうしてもカメラを動かさなければならない場合は、慌てずゆっくりスムーズさを意識して被写体を追ってください。ちょっとくらいカメラからフレームアウトしてもいいやぁくらいおおらかな感覚でOKです。撮影者の焦りや迷いはめっちゃ映像に反映されますのでご注意を(笑)

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上記の写真だと、鳥たちを追っかけるのではなく、動く鳥たちを撮るといった意識をもって撮影するとうまく撮れます。

② じっとできる体勢を整えたうえで撮影をしよう!

カメラ(スマホ)を不安定な状態で持っていたり、中腰でスマホを構えたりすると、絶対に安定した映像を撮ることが出来ません。(中腰で1分間撮影するとか足がプルプルしますもんね。)

なので撮影を行う際は両足をきっちり地面についた状態で、もし椅子などがあれば座ったりして安定した体勢を作ったうえで撮影を行いましょう。

壁にもたれかかったり、肘をテーブルについて撮影するのも動画が安定しますので、身の回りに体を支えられるものがないか見渡してみるのもGOOD!

③ 水平を意識しよう!

撮影中は出来るだけ水平を意識してしてください。水平が取れていないと何となく不安定な映像に感じることが多いです。

カメラに水平器機能がある場合はぜひ使ってください。もしない場合はグリッド機能を活用し、縦横の線を目安にすると水平や撮りやすくなります。

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グリッド線はiPhoneなどでも簡単に出せます。『設定』から『カメラ』を選択すると『グリッド』という項目があるのでそこをタップするだけで上記のように縦横2本ずつの線が出ます。(グリッドが分かりやすいように黒い台紙の上で撮影してみました。)

多くのコンデジやビデオカメラにもグリッド表示機能は搭載されているので是非この機能は使ってくださいね。

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上の写真のように、グリッドを表示していると水平や垂直となる地平線や壁など(写真の場合地平線を目安にしています)とグリッドを照らし合わせることで水平を確かめることが出来ます。

余談ですがグリッドは『三分割法』で撮影する際の目安としても使います。『三分割法』とは画面を3分割して1:2のバランスで撮影をするといい感じにおさまりますよっといった構図の一つ。上記の写真でも地面と空の対比が1:2となっています。

ちなみにグリッドは撮影した動画には表示されないのでご安心を。

④ 家族動画の場合は撮影者である自分の声も出演者です!

家族動画の場合、撮影者であるあなたはじっと黙っている必要はありません。どんどん被写体であるお子さんに声を掛けてもらってOKです。あなたの声もこの動画の出演者であるという意識をもって、時には笑い、時には声掛けをしながら撮影中は楽しく普段通り子どもたちと接しましょう。

会話している動画って後から見たらホント楽しいですし、これはホント動画だけのメリットなので、家族動画を撮影するときは撮影者である自分も、お子さんとのやりとりを楽しみに、どんどん普段の生の姿を残しましょう。

⑤ 子どもに声掛けをする前にRECスタート!

子どもってほんと待てないんですよ(笑)なので『動画撮るよ~』っていってからもたもたしているといい絵が撮れないことが多いです。

動画撮影のコツは、『面白いことが始まったぞ。』と感じたら、さっとカメラや携帯を取り出しまずはREC。そして『○○ちゃん凄いやん!見せて見せて~!』みたいな感じで撮影をします。

私は家族動画だけでなく、業務でドキュメンタリーの撮影の際も、この方法で自然なカットを撮影しています。(撮影前に今日の撮影はこんな感じでざっくばらんに撮影を行いますよと伝えた上ですが。)こうすることで自然な表情や偶然の面白い映像を収めやすいです。

また会話の頭の部分を撮影することが出来なかったぁとかも、より防ぐことが出来るので是非やってみてください。

もし先にRECを押して撮影を始めたにも関わらず、いい絵が撮れなくても、削除してしまえば、容量を食うこともないのでRECを押すことにためらいを持つ必要はありませんよ。それどころかよく撮影しているとそのうち子どもたちも動画を撮られることに慣れてきて『撮ってぇ~』っていうようになるメリット付きです(笑)

【まとめ】5点だけ意識してワンカット撮りから始めてみてはいかが?

いかがだったでしょうか。動画だから難しいんじゃないかなぁとか不安に思う必要は全くありません。撮影で気をつけることをシンプルにまとめると『カメラを振り回さず』『ブレずに』『水平に』さえ撮っていれば、気持ち悪い映像にはなりません。

そして撮影者も『声の出演者』であり、『RECを押した状態で』子どもたちとコミュニケーションを取る。この5つのことを意識して撮影を行えばそれだけで結構いい感じの動画になります。

また編集を前提とせず、ワンカット撮りの場合は、長くても約60秒くらいまでで撮影がまとまるように声掛けしながら撮影をすると後で見るときも見やすく楽しいです。

慣れてきたら、映像の最初と最後を、キリの良いところから始めてキリの良い部分で終わるといった簡単なカットをしても後でもっと見やすくなると思います。(そのくらいのカットはスマホで簡単にできます。)

【あとがき】家族動画は家族の今の形を未来に残す大切な宝物

今回はビギナーさんが、家族動画撮影を始めるにあたって最初の足掛かりとしてこれだけは意識しておくといいテクニックを紹介いたしました。

だんだん撮影が楽しくなってくると、いくつかの動画を繋いで編集なんかもしたくなってくると思います。編集を前提にした撮影方法もありますのでまた機会があればnoteに綴ってみたいと思います。

家族動画って家族の今の形を未来に残す大切な宝物だと思います。時間がたてば経つほど熟成されてその動画の素敵度が増すので、ぜひ皆さんも沢山、家族の今を動画に収めてみてくださいね。

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