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OSMO ACTIONが超楽しぃぃ~!~アウトドアに持って来いのアクションカム~

キャンプやサイクリング、ハイキングに山登りなどアクティブなアウトドアを楽しむ方々が増えた昨今。そんなアウトドアでの一コマを手軽にかっこよく動画や写真に残せたらより一層楽しくなること間違いなし。

みなさんいかがお過ごしでしょうか。ぐっでぃテレビのモーリーです。

先日、動画制作の案件で突如アクションカムが必要になり、OSMO ACTIONを購入しました。そんなこんなで撮影現場やプライベートでOSMO ACTIONを使い倒して約1ヶ月。これはアウトドアを楽しむ方々や子育て世代なら1台持っておいた方がいい、”外遊び”が楽しくなるカメラだと実感しました。

今回は思いのほかOSMO ACTIONがイケてる機材だったので、OSMO ACTIONを選んだ理由と、約1か月ほど使ってみて気に入っている点をまとめてみました。

アクションカムとは

アクションカムとはアクティブなシーンでの使用を想定して作られたちょっと特殊なカメラです。最近のアクションカムには下記のような機能が備わっているものが多いです。(すべてのアクションカムに備わっているとは限りませんが・・・)

【アクションカムの機能特徴】
◆ 小型軽量
◆ 視野角の広いレンズ搭載(広角に撮れます。)
◆ 防水性能
◆ 強力な手振れ補正

ちなみにこのOSMO ACTIONにもこれらすべての機能が備わっています。

OSMO ACTIONはドローンで有名なDJIという会社の製品でアクションカムの中では後発の部類に入ります。

OSMO ACTIONのほかに代表的なアクションカムの一つとしてGoProがあります。最近では家電量販店でも売ってたりするのでカメラコーナーに並んでいるのを見たことがある方もおられるはず。

GopProは「世界で最も万能なアクション カメラ」とうたっているように、アクティブな様々なシーンで使われているカメラで、アクションカムというジャンルを広めたカメラでもあります。

ちなみに国内メーカーではSONYもアクションカムを販売しています。

これら三社から出ている機種がアクションカムの中心機種で、三社のアクションカムの価格はだいたい3.5~5.5万円くらい。一般的なアクションカムをお探しの場合はこの三社の機種から選んでおくとまず間違いはないと思います。

GoProではなくOSMO ACTIONを選んだ理由

アクションカムの代名詞といえば何を隠そうGoPro。GoProはアクションカムとして非常に人気があり、OSMO ACTIONではなくGoProを選んでも全く間違いないかと思います。(GoProの方がOSMO ACTIONよりいい部分もあります。)現に私は旧式ではありますがGoProも所有していますし、アクションカムの定番といえばGoProというのも事実。

そんなGoProを差し置いて、なぜOSMO ACTIONを選んだのか。
それはあっさりとした色味に魅力を感じたからです。

OSMO ACTIONは他のカメラと混ぜて編集しやすい

OSMO ACTIONの魅力はGoProに比べて色味があっさり気味で自然なので、他のカメラと混ぜて編集しやすい点です。逆にGoProはとても彩度が高く鮮やかな絵作りとなっていますので、撮って出し(編集上で色を調整しない場合)はGoProの方が綺麗だと感じるかもしれません。

私の場合、ミラーレスやドローンの映像を混ぜて編集を行うことが多いので、D-Cinelikeというカラースタイルを使います。D-Cinelikeはノーマルのカラースタイルに比べさらに色味があっさりしているので他のカメラで撮った絵と編集上で色を統一するときに便利です。
(ドローンはDJIのものを使うことがほとんどなのでその点でも同じメーカーのOSMO ACTIONは非常にやりやすいです。)
もちろんミラーレスとアクションカムでは画質の違いもあり、完全に一致とはいきませんが、GoProの映像を差し込んだ時よりも自然にいい感じでなじんでくれます。

現にGoProを使っていた時は他のカメラと色を合わせるのに苦労をしました。(というか、いくらやっても合わない・・・)OSMO ACTIONを選んだ理由を一つに絞るなら、他のカメラと混ぜて編集しやすかったからといった点になります。

次に映像を作りこまない一般ユーザーの方々にもOSMO ACTIONをオススメ出来る、Goodポイントを5つ紹介します。

【Goodポイント1】手振れ補正が超強力

OSMO ACTIONの魅力の一つは、何といっても超強力な手振れ補正。
youtubeでOSMO ACTIONと検索するとGoPro8または7との比較動画がたくさんあり、片っ端から見たところOSMO ACTIONの方がGoProよりも手振れ補正が強力だと感じました。
(OSMO ACTIONは発売以来ファームウェアのアップデートを重ね、発売当初に比べ手振れ補正をはじめ、色々な面でさらにパワーアップしています。youtubeの比較動画を見る際は出来るだけ新しいものの方が参考になると思います。)

実際に使った感触もビデオカメラやミラーレスでは考えられないほど手振れ補正が効きます。歩き撮りだって、少し注意して歩くと、浮遊感のある結構イケてる映像を撮ることが出来ます。

OSMO ACTIONにミニ三脚をつけて持って行くだけで、歩き撮りも出来ますし、他のカメラでは難しい躍動感のあるカットを収めることが出来ので家族や仲間との”外遊び”にピッタリです。

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こんな感じでミニ三脚に載せて手持ちすると、歩き撮りにも最適です。

自転車にOSMO ACTIONをつけて撮影しても結構ブレを吸収してくれるので、サイクリングやバイクに乗る方には特にオススメ出来ると思います。
(ジンバルなどつけず、直接自転車にクランプで固定しただけでも意外と見れる映像を撮影することが出来ました。)

ちなみに、OSMO POCKETジンバルに載せたGH5ジンバルに載せたRX100M6、そしてジンバルなしのOSMO ACTIONの4機種を自転車につけて実験してみましたが、ジンバルなしのOSMO ACTIONの映像が滑らかさでは圧勝でした。

【Goodポイント2】前後に画面(モニター)がある

OSMO ACTIONには背面だけでなく前面にも画面があり、どちらでも撮影画面を確認することが出来ます。(今のところGoProシリーズには撮影画面を確認できる前面モニターがあるものはありません。)

これが結構便利で、家族や友達と遊んでいる時、撮影者である自分も仲間の輪に入って撮影を行うことが出来ます。いわゆる自撮りも簡単です。
手軽に自分の方にカメラを向けて撮影が出来る点は、プライベートで使うのにめっちゃいい機能だと思います。

また背面モニターを見ながら撮影していても、途中で全面モニターに切り替えて撮影を続けることもできます。(REC状態を切ることなくモニターを切り替えることができます。)

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丸いレンズの隣が前面モニター。このモニターで自撮り映像を確認しながら撮影することが出来ます。このモニターほんと意外と便利ですよ。

【Goodポイント3】起動が超早い

GoProに限ることかもしれませんが、GoProは起動が結構遅いです。それに比べOSMO ACTIONは起動が早いので、ちょっと撮っては、電源を切り、またちょっと撮るっていう動きが非常にスムーズです。

家族で外で遊んでいる時って、撮影者でもあり、同時にパパでもあります。子供たちの様子を見ながら、いいシーンがあったらサッと撮影をし、サッとまた子供たちの相手をしたり、荷物を持ったりしなければなりません。

そんな時、起動が遅いと、撮影のタイミングを逃してしまいます。(現にGoProを使っていた時はそういうシーンが多々ありました。)

また仕事でも少人数での撮影現場ではOSMO ACTIONの起動の早さは重宝します。私の場合、メインカメラのほか、ジンバルやスライダーなども使用しますので、撮影機材が非常に多くなってしまいます。そんなとき、コンパクトかつ起動の早いOSMO ACTIONは、サッとトリッキーで攻めた絵を収めることが出来るので大変便利です。

【Goodポイント4】背面画面(モニター)が大きい

GoProに比べ背面画面が(モニター)大きいので結構見やすいです。大きいといっても少しだけなので、そんなに期待していなかったのですが、この少しの差がわりと見え方を左右します。

印象的にはGoProは『映っているかどうかを確認出来る』くらいで、OSMO ACTIONは『画面を見ながら画角を練ることが出来る』くらい違うと思います。

この点は期待していなかった点ですが、OSMO ACTIONはこの背面画面(モニター)のおかげで撮影を楽しいと感じることが出来ます。

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【Goodポイント5】純正のNDフィルターがある

NDフィルターとはサングラスのようなもので、ざっくりと説明すると、日中明るいところで撮影する際、シャッタースピードが上がりすぎるのを抑制するために使う道具です。

シャッタースピードが上がりすぎると、映像にパラパラ感が出てしまい、不自然な映像になってしまいます。(動画はパラパラ漫画のようなものなので、適度にブレていることで滑らかに映像が動いているように見えます。)

NDフィルターを使い入ってくる光の量を減らしてやることでシャッタースピードを適正値に保つことが出来るというわけです。つまり明るいロケーションで自然な映像を撮りたければ実はNDフィルターは必須となります。

OSMO ACTIONには純正のNDフィルターがオプションとして販売されており、レンズにねじ込むことで簡単に脱着することが出来るのでとっても便利です。

一般のユーザーの方でもNDフィルターを使って撮影をするとグッと自然な映像になりますので、是非NDフィルターも購入し、撮影してみてください。

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純正のNDフィルターはND4・ND8・ND16・ND32と4枚セットで販売されています。専用ケース付きなので持ち運びに最適です。

OSMO ACTIONのちょっと惜しい点

万能に見えるOSMO ACTIONにもちょっと惜しい点が何点かあります。
その一つが『音が悪い』点。感覚的に言えば、ちょっと”こもって”いて、ちょっと”音が小さく”収録されます。音の面ではGoProの方がやや優れているように感じました。

もう一つが『画角がGoProに比べると狭い』点。
特に手振れ補正である”RockSteady”をオンにしたときはより狭くなります。
しかし狭いとはいえそこそこ広角なので私は全然その点は気にしていません。(広角よりも超強力な手振れ補正の方が欲しかったので。)もし自撮り中心の使い方を考えている方にとってはやや狭いかもしれないので、その場合画角の広いGoProを選んだ方がいいかもしれません。

最後に

いかがだったでしょうか。
正直言ってGoProに比べてややマニアックなOSMO ACTION。
GoProはだいたい年に1回秋ごろに新機種が発表されるのでまた今月の終わりか来月頃にGoPro Hero9!?が出るかもしれません。とりあえず現段階の最新機種GoPro Hero8とOSMO ACTIONなら私はOSMO ACTIONの方が好きです。

撮影現場にOSMO ACTIONを忍ばせておけばさっと攻めた撮影が出来るし、映像のスパイスにもなる。(ワンカットでも普通のカメラで撮れない映像が入っていると映像がちょっと面白くなります。ドローン映像なんかも同じことが言えますね。)

プライベート撮影ならジンバルいらないかなぁって思えるくらい手振れ補正が効きますし、画面が大きいからGoProを使っていた頃よりも撮っていても楽しい。

防水性能もありますし、結構タフなつくりをしているのでカバンにポンっと突っ込めます。少々雑に使っても大丈夫なつくりをしているので、気軽に子供たちに撮影させてあげることもできます。(子供に撮影を頼むと意外と面白い映像を撮りますよ。)
皆さんもOSMO ACTIONを持って、家族や友達と”外遊び”をエンジョイしてみませんか。

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