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アーバンでリゾートな風を感じる!!

5月も後半に入り本当にいい気候になってきました。いかがお過ごしでしょうか。ぐっでぃテレビのモーリーです。

今日は久しぶりに午後からゆっくりとしております。5月のこの時期、春と夏の間の最も好きな季節でもあります。好きなユーミンに1「4番目の月」というアルバムがありますが、この14番目の月とは何ぞやといいますと「次の日からかけてゆく満月より、満月の1日前の14番目の月が一番ワクワクして好き」といった意味でつけられたそうです。

そう夏好きの私にとってこの時期ってまさに”14番目の月”状態。次の日から秋へと1歩ずつ進んで行く夏より夏を心待ちにするこの時期が一番楽しい時期なのです(笑)

ということで午後から仕事もしないでのんびり過ごす今日みたいな日は、夏を心待ちにする今聴きたい曲を聴きながらnoteタイムにしてみようかと思います。皆様良かったらお付き合いくださいね。

◇◇◇

タイトルにもありますように、noteを綴るにあたってふと今どんな曲を聴きたいかなぁって自問自答してみると、すぐに頭に浮かんだのはアーバンな雰囲気とリゾートな風を感じる曲。

私自身80年代に青春を迎えた世代ではないのですが、20代のころから80年代の文化や雰囲気にとっても憧れを持っており(キラキラしていて日本なのに異国情緒があり活気のあるテイスト)、特に70年代後半から80年代前半の邦楽はとても好きです。

ここ最近ではCityPopの再評価もあり、巷でこれらの曲を耳にすることも多くなりましたが、2000年代前半に80年代の曲を聴いていると友達からは「若いのに流行の曲を聴かずに懐メロを聴く、なんだか変わったやつだなぁ」なんて目で見られたものです。

今の若い方から見るとCityPopや80年代のイラストやファッションは”エモい”って見えるんでしょうね。その時はこんな時代が来るとは持ってもいませんでした。

それまで洋楽しか聴かなかった私が最初に邦楽を聴くきっかけとなったミュージシャンが山下達郎さんでした。私はビーチボーイズの大ファンだったのでそのつながりで山下達郎さんの「BigWave」というアルバムと出会います。

レコード的に言えばA面が山下達郎さんのオリジナル曲。B面がビーチボーイズのカバー曲で構成されたアルバムで、初めてこれを聴いた時、全く邦楽感がなく一聴して山下達郎さんの虜になりました。

BigWaveの後に手にしたアルバムが「COME ALONG2」という企画もののアルバム。

なぜこのアルバムを手にしたかというと、ジャケットがカッコよかったから(笑)ほとんど山下達郎さんの曲を知らなかったのでジャケットがお洒落でかっこいいものを選びました。ジャケットデザインは鈴木英人さんです。

もちろん当時高校生だった私はそんなことも知りませんでしたが鈴木英人さんがデザインしたアルバムはどのアルバムもアーバンでリゾートな風を感じることができ、私にとってアタリをひく可能性の高い目安にもなっていました。

この「COME ALONG2」に入っていた曲でまたまた虜になった曲がこの「LOVELAND, ISLAND」。

ビーチボーイズ的なロックンロールなビートにハツラツとした若さ溢れる夏のテイストを含みつつも、都会的な香りも感じるこの一曲にほんと心奪われました。

達郎さんとの出会いと同じころまた一味違ったアーバンでリゾートなテイストのアーティストと出会います。その名も大瀧詠一さん。まぁ今から考えると達郎さんを知ればおのずと大瀧さんとも出会いますよねって感じですけどね(笑)

私にとって大瀧さんとの出会いとなったアルバムは名盤『A LONG VACATION』ではなく、各曲の頭にストリングアレンジが施されたアルバム『B-EACH TIME L-ONG』でした。

中でも一曲目に収録されている『カナリア諸島にて』はこれまで洋楽のロックやポップスしか聴いてこなかった私にとって新たなジャンルを切り開いてくれることになりました。

山下達郎さんは完全に洋楽的なものとして耳に入ってきたのですが、大瀧詠一さんは、洋楽ベースに日本ならではの文化(テイスト)のようなエッセンスがミックスされているように感じられとても興味深く聴こえました。

私の中で、山下達郎さんは『海外から見える海外』って感じで、大瀧詠一さんは『日本から見る海外』っていうように聴こえたことを今でも覚えています。

それがとても私にはシックリきて、洋楽では味わえない日本の音楽ならではの当時の日本の風や匂いがパッケージされているように感じ、邦楽の見方が一気に変わった瞬間でもありました。(私がそんな風に勝手に感じ取っていた大瀧さんなのですが、実はビックリするほど洋楽フリークだったことを知るのはもう少し後のことでした。)

その後大瀧さんの世界を掘っている時に出会ったアルバムが『NIAGARA TRIANGLE, Vol. 2』。「A面で恋をして」から始まるこのアルバムは私にとって今でもフェイバリットなアルバムの一つです。


『A面で恋をして』はこちら。アメリカンポップス的でもありフィルスペクターサウンド的でもあるナイアガラサウンドの真骨頂を感じることのできる一曲。

またこのMVの世界観も最高です。キラキラしていて素直で真っすぐで活気がある文化、まさに私が20代の頃憧れた世界観がこのMVが全て表現してくれている気がします。

ここでまた新たな人物と出会うことになります。その名も杉真理さん。『NIAGARA TRIANGLE, Vol. 2』は大瀧詠一さん、杉真理さん、佐野元春さんのお三方の曲で構成されたアルバムなのですが大瀧さんの曲以外でまず心奪われたのが杉真理さんのこの曲『夢みる渚』でした。

何と言いますかこれぞ日本の夏。またビーチボーイズとは違う夏。海外チックな日本の夏っていうんでしょうか。

私が小さい頃はもうすでに80年代は終わっていたのですが、90年代にはまだ80年代の名残といいますか海岸線には異国情緒あふれる西海岸テイストの建物やカフェなどが残っていたりしました。(イメージ的には鳥山明さんのが描くアラレちゃんや初期のドラゴンボールに出てくるパステルカラーのアメリカンな建物って感じ。)そんな世界観がこの曲にはあります。

◇◇◇

いかがだったでしょうか。

本当にこういった世界感には憧れました。もちろん今でも大好きでまたこういったリバイバルしている今を喜んでいる一人でもあります。

5月のこの時期。良い気候になってくるとこういったアーバンでリゾートな気分にさせてくれる曲を聴きたくなります。今日はのんびりとした土曜日の昼下がりにたっぷり大好き音楽と、それらのお話を気ままにすることが出来てとっても楽しかったです。

それではこの後も引き続き素敵な音楽を聴きながら週末を過ごしたいと思います。皆様も素敵な週末となりますように。


読んで頂きありがとうございます。 『映像制作をもっと身近に、もっと気軽に』という思いでnoteを始めました。 noteでは映像制作に関するtipsや話題をはじめ、ぐっでぃテレビの中の人たちによる他愛のないお話まで幅広く綴っていきたいと思います。