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#訪問看護師

いとちインタビューvol.5 | 三島優子さん | ケアがつなぐ地域と先人の思い

「最期まで住み慣れた家で暮らしたい」 こうした地域の人たちのニーズに応え、さまざまなアプローチで暮らしを支えているのが訪問看護師のみなさんです。 かしま病院で訪問看護師として働く三島優子さんは、病院看護師、修学旅行に同行する添乗看護師など、これまでの多様な経験をいかして、いわきの訪問看護の現場を支え続ける一人。 「いわきで働くようになってからは、これまでの歩みや先人たちの思いを意識するようにもなりました」と語る三島さん。 都内をはじめ、全国各地で看護を行なってきた三

死生観:訪問看護リハビリステーション開設に向けて3

急性期病院で勤めると当然ながら人の生死に触れる時間が多くなる。所属する科によるが入院加療が必要なのだから何が起こっても不思議ではない。 1年目の準夜勤でのこと。勤務が切り替わる時間に緊急入院となった方がいた。日勤帯より引継ぎはしたが21時位まではバタバタ。 ようやく落ち着いてきた消灯前にバイタルを再検しに行くとその方は呼吸が止まってる。 先輩を大声で呼び緊急コール・CPRとなるが残念ながら数日後に亡くなられた。 実際に呼吸が止まっている状態に出くわしたのは初めてでとても怖か

看護師が働きやすい環境とは? ステーションの雰囲気づくり、コミュニケーション活性化のコツ

今回は東京都足立区の訪問看護ステーション「ケアプロ訪問看護ステーション東京(足立ステーション)」の所長である高田様と副所長の髙橋様(以下敬称略)にインタビューをさせていただきました。 ケアプロさんでは若いスタッフの方が多く、とてもいきいきと働いている印象のステーション様です。また少しお話を聞くだけでも、とても利用者想いのステーション様だということが良く分かりました。実際に、現在では利用者さんの数も300人以上と急成長をされている中で、本日はステーション運営において大事にしてい

25歳、訪問看護を語る。

私は現在、訪問看護師3年目だ。 若手としては珍しい訪問看護の分野で日々奮闘している。 訪問看護の仕事は大変だがとても楽しいし、自分にとって天職だと感じる。 今回は訪問看護の実際やなぜ天職だと感じるかについてお話ししたい。 訪問看護師の醍醐味はずばり、 「その人の人生に入り込める」ところだと思う。 理由は大きく3つある。 理由① お家という超プライベート空間にお邪魔するから  お家や、そこでの生活には、本当にそれぞれの人生が詰まっている。 家族の写真がたくさん飾られていたり

ナース服なんていらない。【実話】

これから話す事は全て実話です。 2021年12月26日。 僕は、訪問看護師という仕事をしている。 訪問看護師という仕事は、看護師全体の5%しかいない。 まだまだニッチな仕事である。 主に、自宅で療養生活をしている患者さんのもとで体調確認や困り事を解決するのが仕事だ。 看護師であるはずの僕が、今日着ているのは白衣ではない。 サンタクロースの格好をしている。 なぜかというと、新型コロナウィルスの影響で外出を控えている患者さんに少しでもクリスマス気分を味わって欲しいか

訪問看護1年目を終えて

昨年の9月から始めた訪問看護も早いもので1年。 在宅生活をしているさまざまな利用者さんと関わり、多くの学びを得ることが出来ました。 その全てが来年以降のわたしの活動に熱意をもたらしてくれています。 今回は、そのわたしの思いと今後の働き方について(オススメの本を交えながら)ここでお話ししようと思います。 1.看護が好き訪問看護を始めて1年経ち一番感じていることはこれに尽きます! シンプルに、「看護が好き」ということ。 看護師から離れていた時期もありますが、わたしに看護師とい

訪問看護の一日‼️

病棟看護師から 訪問看護師となって 今年で四年目となりました(*^^*)⭐️ 訪問看護って 何するの?って ときどき聞かれるんですけど やることって その利用者さんによって違うので 「いろいろ」としか言えない(笑) 「耳鼻科の経験ないんです」とか 「小児科はわからないんです」とかが 通用しないので 最初は大変だなぁって思いました。 でも体って全部繋がってるし 全部の科を経験できるって とっても勉強になるんですよね! 思えば 色んなことがあったなぁと 思います。