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素敵な在宅医療・介護

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2023年4月の記事一覧

『入退院支援の機能と最新の取り組み〜在宅の情報が持つ力とは?〜』【#在宅医療研究会 オンライン|2月度開催レポート】

本日は、「入退院支援の機能と最新の取り組み〜在宅の情報が持つ力とは?」とのタイトルでお話しいただきます。 講師は東京女子医科大学病院の医療連携・入退院支援部入退院支援室で入退院支援を専任でされている看護師の大塚祐輔先生です。 入退院支援は、在宅医療を行う上でとても大切な活動です。これは一方向の情報のやり取りではなく、在宅から病院、そして病院から在宅へと、双方向に情報のやりとりをすることを意味します。 それでは大塚先生、よろしくお願いします。 皆さま、よろしくお願い

教える事で教わる事。

今日は朝から事務所を使った研修が繰り広げられていました。 事務所のチャイムが鳴り『訪問介護事業所はるです、失礼します。』と現場未経験の職員さんの声が聞こえます。 どうやら僕が事務仕事をしている部屋が利用者さんの寝室のようで、そこにベテラン職員が横に寝転んでいます。ちょっとめんどくさそうなタイプの利用者さんを演じています。 仕事に集中しながら面白いのでチラチラ見ていましたが、関西人なので思わず『なんでやねん』とツッコミを入れてしまう事がしばしば。 みんな楽しそうで何より

いとちインタビューvol.5 | 三島優子さん | ケアがつなぐ地域と先人の思い

「最期まで住み慣れた家で暮らしたい」 こうした地域の人たちのニーズに応え、さまざまなアプローチで暮らしを支えているのが訪問看護師のみなさんです。 かしま病院で訪問看護師として働く三島優子さんは、病院看護師、修学旅行に同行する添乗看護師など、これまでの多様な経験をいかして、いわきの訪問看護の現場を支え続ける一人。 「いわきで働くようになってからは、これまでの歩みや先人たちの思いを意識するようにもなりました」と語る三島さん。 都内をはじめ、全国各地で看護を行なってきた三

訪問看護ステーションあやめ行田のお話

 こんにちは、ブログ担当です  本日は訪問看護ステーションあやめ行田のお話になります  あやめ行田は令和2年(2020年)8月に開設した事業所です  こちら、当社におきまして多くの利用者様を対応させていただいている事業所のひとつになります  本日はあやめ行田の管理者さん(以下「管」)にお話を伺いました 訪問のきっかけはいつもお世話になっている相談支援センターの方から ―――こちらのお手紙ですが、あやめ行田には本社経由で知られたそうですね?――― 管「はい。ご本人様からは

管理者にばかり負担が・・・権限移譲ってどうするの?

『権限委譲』は、ステーションを健全に運営するために必要不可欠な取り組みです。皆さんも、一度は思ったことがあるのではないでしょうか。 「自分一人で回していくの・・・無理じゃない?」 と。そう思い始めたら、権限移譲のタイミングです(少し遅れ気味の)。ただ、実際にどうやるのか?特に医療現場では、利用者が最高のケアを受けられるよう、専門性の高さを維持しつつ権限移譲することが必要です。これが難しいですね。。。 権限移譲は簡単に言うと、、チームメンバー間でタスクと責任を分配し、望ま

「訪問スケジュール作成」の大変さを他人事と思えない理由

思いがけない縁で在宅医療・介護の訪問スケジュール管理ツール「ZEST」に携わるようになって一年と少し。 きっかけは人の繋がりだったけれど、「在宅医療・介護業界の訪問スケジュール管理をなんとかしなくちゃ」という強い危機感と使命感を持って日々お客様、プロダクトと向き合っています。 なぜ、そのような強い想いを抱くようになったのか。ひとつは、入社エントリでも書いた、「利用者宅への訪問同行」をさせていただき、在宅医療・介護の大切さを実感したこと。 それから、実は「管理者さんの苦労