見出し画像

SDGsの課題を学ぶならドキュメンタリー映画がおすすめ。今すぐチェックしたい3本はコレ!

このnoteのポイント
・社会課題について、手軽に学ぶならドキュメンタリー映画がおすすめ。
・人権、労働問題に影響を及ぼすファッション業界に切り込む「The True Cost」
・環境問題に影響を及ぼす工場式畜産業の問題に切り込む「COWSPIRACY」
・そして、食・環境問題を中心にシリーズで社会課題を深掘りする「明日の地球」が特におすすめ。

こんにちは。Good Tideチームリーダーの太田です。

日々SDGs関連のニュースを追っていると、アメリカやヨーロッパをベースとした企業の動きが活発化しているのがよくわかります。
日本企業も市場から、環境や社会に対しての抜本的な取り組みが求められる時期がすぐそこまで来ているかもしれません。
そこで、今回はSDGs内でも課題として挙げられている社会問題について、イチから学べるドキュメンタリー映画をご紹介します。

SDGsの担当者になったり個人的に関心を持っている方は、SDGsで取り上げられている社会課題に対して本やネットで調べられている方も多いかと思いますが、SNSだと断片的でいまいち理解が進まない、本だと読みづらい・・・なんて方もいるのではないでしょうか。
私もいろいろ試してみたところ、ドキュメンタリー映画を見るのが一番勉強になる!ということがわかりました。

そこで、今回は特に日本企業とも関係が深い社会課題に対して切り込んでいった3つのドキュメンタリー作品をご紹介します。
どの作品も動画配信サービスで手軽に視聴できるので、ぜひお休みの日に見てみてください!

1. 「The True Cost」(ザ・トゥルー・コスト ファストファッション 真の代償」

▼あらすじ

「この数十年、服の価格が低下する一方で、人や環境が支払う代償は劇的に上昇してきた。本作は、服を巡る知られざるストーリーに光を当て、「服に対して本当のコストを支払っているのは誰か?」という問題を提起する、ファッション業界の闇に焦点を当てたこれまでになかったドキュメンタリー映画だ。」

ファッション業界は、近年もっともサステナビリティの推進に積極的な業界として知られています。
そのきっかけの1つとなったのが、2014年にバングラデシュの首都ダッカ近郊で起こった縫製工場の倒壊でした。
私もこの時期に仕事でバングラデシュにいたので記憶によく残っています。

バングラデシュは多くの縫製工場を擁し、世界中のアパレルブランドの洋服を生産しています。
倒壊した工場は壁に大きなヒビが入っており、他のテナントがそれを見て退避したのに対し、倒壊した縫製工場は納期に間に合わせるため、建物が崩れることを心配する従業員に無理やり仕事をさせた結果、多くの命が犠牲になりました。

これは工場の管理責任だけが問題なのではなく、安くてトレンドにのった洋服が欲しいと願う消費者のニーズにアパレル業界が応え続けた代償でもあります。
私も手元にあった多くのファストファッションブランドの洋服を見つめなおした出来事でした。

映画では先進国でトレンドに合わせて早いサイクルで洋服を購入し、楽しむ文化が普及したことで、倒壊が起こったバングラデシュをはじめとした発展途上国の人々が失った生活や環境破壊に焦点を当てつつ、そこから1歩動き出し、アパレル産業を生まれ変わらせようと奮起する起業家たちを追っています。

こちらはAmazon Prime Videoから視聴が可能です。

2. COWSPIRACY サステイナビリティ(持続可能性)の秘密

▼あらすじ

「地球の資源を破壊する工場式農業。地球環境保護を唱える環境団体がこの深刻な問題に触れない理由とは? 環境問題のタブーに鋭く切り込むドキュメンタリー。」

実は1つのハンバーガーを作るのに使われる水の量は2か月間シャワーを浴び続けるのと同じ量、という衝撃の事実から始まるこちらのドキュメンタリー映画。
「地球環境のことを考えるなら、ヴィーガンの食生活を送ろう」と良く言われていますが、なぜヴィーガンがサステナブルなのかという理由がよくわかる1本です。

エグゼクティブ・プロデューサーとして、環境保護活動家としても知られる俳優のレオナルド・ディカプリオも参加している本作。
工場式農業がもたらす環境影響の問題について、専門家、工場式農業を採用する企業、地球環境に配慮しながら牧畜を行う家族、など様々なステークホルダーにインタビューをしながら、問題の根源とその解決方法についてするどく突っ込んでいく内容となっています。
ストーリー展開のテンポも早く、飽きずに食にまつわる課題を勉強できます。

こちらはNetflixから視聴することが可能です。

3. ザック・エフロンが旅する明日の地球(Down to Earth)

▼あらすじ

地球の未来のために、今何ができるのか? 俳優のザック・エフロンが健康ライフの専門家、ダリン・オリエンと世界を旅し、健康で持続可能な生活様式を探求する。

最後にご紹介するのは、個人的に1番のおすすめ、Netflixで放送中のドキュメンタリーシリーズ「明日の地球(Down to Earth」です。
俳優のザック・エフロンがスーパーフードの専門家として知られるダリン・オリエンと世界中を旅しながら、持続可能な生活を送るためのヒントを得ていきます。
1話30~40分程度なので、休憩時間にさっと見れるところも◎です。

ザック・エフロン自体は環境活動家ではなく、なんとなく「今の生活を続けていたら良くないのではないか・・・」という疑問を持っている程度なので、難しく聞こえがちな水の問題、農業の問題、教育の問題の構造が非常にわかりやすく説明されています。
そしてダリンに促されるまま、パリ市中、コスタリカのジャングル、陽気なサルデーニャ島、アマゾンの奥地と旅をしながら、地球と共生しながら生きるヒントを得ていく過程で、等身大の青年の言葉で感想を述べる姿には共感ポイントがたくさん。

また撮影中にダリンが住む南カリフォルニアで大火事が起こり、家が丸焼けになってしまうといった事件も発生。
すべてを無くしたことで改めて自分たちにとって本当に必要な生活とは、という「足るを知る」を体験していく2人と一緒にいまの地球を旅しながら、未来の地球のためにできることを考えてみる時間にするのも良いかもしれません。

こちらもNetflixから視聴することが可能です。

皆さんは見てみたい作品はありましたか?
まずは興味のある作品からぜひチェックしてみてください。

【2021.06.07 追記】
第2弾も公開しました!

====
☆SDGsマーケティングのご相談は随時受付中! 
Good TideのTwitterアカウントのDMやトライバルのお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

☆Twitterアカウントでは、最新SDGsマーケティング情報を更新中!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?