見出し画像

一緒につくる、Good Job!。社会に新しい仕事をつくるNFTプロジェクト「Good Job! Digital Factory」

こんにちは、わたしたち〈Good Job!センター香芝〉は、2016年から奈良県香芝市で活動している障害福祉事業所です。

障害のある人の就労や生活を支援する場所であり、アート×デザインをテーマに、デザイナー、アーティスト、クリエイター、エンジニア、企業、教育研究機関、自治体など、さまざまな人たちと協働しながら、新しい仕事やはたらき方を社会に提案しています。

〈Good Job!センター香芝〉の中には、ものづくりの工房、全国各地の商品を販売するストア、地域にひらくカフェ、一人ひとりの表現や創作が生まれるアトリエがあります。それぞれの空間に人が混ざりあいながら、つくる・はたらく・発信するが一体となった場所でもあります。

この度、さらに多くの人たちと協働しながら、一緒に新しい仕事をつくっていきたいという思いから、株式会社日本総合研究所を含むパートナー企業・団体の協力でNFTプロジェクト「Good Job! Digital Factory」を立ち上げます。


なぜ、NFTプロジェクトを立ち上げるのか?

わたしたちは人と人が出会ったり、分野をこえて協働することで、一人ひとりの個性や創造性を発揮できる仕事が生まれてくると考えています。

そして、インターネットやSNSなどデジタル環境では、遠い場所にいる人たちと出会ったり、これまで出会わなかった人たちと協働が生まれたり、さまざまな可能性があります。

さらに、「ブロックチェーン」や「NFT」と呼ばれるデジタル技術を活かすことができる時代にわたしたちは生きています。これらの活かし方は今まさに多くの人たちが探っているところですが、大きな可能性の一つは「場所をこえて、分かちあいや支えあいの文化をつくれること」ではないかと考えています。

そもそも、福祉は一つの支援サービスに取り組むことでも、一つの団体や事業所だけで成立することではありません。支えあうことで、一緒に幸福になっていく道筋をつくることだと思っています。

さまざまな個人や団体、事業所がそれぞれ思いをもって活動し、連携しながら、新しい仕事・文化をつくっていく。これをデジタルのなかでも実現することができるのではないか。

そう考えて、福祉のなかでデジタル技術をつかうのではなく、デジタルのなかで福祉を実現していきます。

〈Good Job!センター香芝〉というフィジカルな場を通じて取り組んできたさまざまな実験を、デジタル上で多様な人たちに開いていく。そして、新しい仕事をつくっていくことをめざして、NFTプロジェクトを立ち上げることにしました。


Good Job! Digital Factoryとは?

このNFTプロジェクトの名称を「GoodJob! Digital Factory」にしました。どのような考えで何をしていきたいのかを紹介していきます。

ミッション:

アートとデジタルの力で、
障害のある人とともに、
社会に新しい仕事・文化をつくる。

ビジョン:

障害のある人と日頃は関わりのない人たちも参加でき、創造的な仕事を一緒に生み出すファクトリーになる。

現在と未来:

▶ 障害のある人たちの仕事や福祉に関連する現在の一般的な課題は、

・障害のある人の就労は、仕事の選択肢が狭く、チャレンジできる機会も少ないと思われている
・障害のある人の仕事は、自分の好きなことや個性や創造性を発揮しにくいと思われている
・障害福祉の現場は外から関わりづらく、関心をもっていたとしても一個人が関わることは難しいと思われている

しかし実際には、

・人と人が出会ったり、分野をこえて協働することで、新しい仕事をつくりだすことができる
・一人ひとりの個性や創造性を、自発的あるいは協力しながら発揮することができ、それを仕事にすることができる
・障害福祉の現場も外とのつながりや連携を求めていて、地域にひらこうとしている

さらにNFTプロジェクトを通じた未来では、

・これまで出会わなかった人と、新しい仕事の幅をひろげることができる
・だれもが気軽に関わることができ、一緒に仕事をつくる機会がある
・デジタル技術を活用した創作の手段と発信の機会に広がりが生まれる
・これまで仕事と思われていなかったようなことが、テクノロジーによって仕事になる
・デジタル上で、福祉がより多くの個人に対してひらかれていく
・福祉に対して関心をもつ人が増え、多くの人が関わることで、参加型の社会創造につなげていくことができる

運営メンバー:

運営主体:社会福祉法人わたぼうしの会 GoodJob!センター香芝
企画・協力:株式会社日本総合研究所、一般財団法人たんぽぽの家
NFT担当:TART K.K.
アドバイザー:株式会社 YUNOKI ACCOUNTING PARTNERS
Art Director:CHACO



Good Job! Digital Factory の今後

Good Job! Digital Factory は社会福祉法人が運営するNFTプロジェクトです。障害福祉事業所におけるフィジカルな福祉サービスをこえて、デジタル上に活動を展開します。

2023年の冬にNFTコレクションの第1弾を販売する予定です。NFTの購入者はコラボレーターとして、障害のある人とともに、一緒に新しい仕事をつくりだしていきます。

たとえば、応援したい人、NFTを購入して楽しみたい人、情報提供したい人、相談したい人、具体的に協働したい人、それぞれがコラボレーターであり、それぞれの立場や意思が混ざりあいながら、新しい仕事をつくりだしていきます。

そして、場所をこえて「Good Job!」と言いあえる関係や、一緒に遊びつつ仕事をつくりだしていく場をデジタル上に実現していきたいと思います。

【NFTの販売売上の使途について】
このNFTプロジェクトで得られた売上は、運営に掛かる経費を除き、プロジェクトに関わりがある障害のある人への還元、また今後さらに多くの障害のある人や障害福祉事業所等と連携するプロジェクトを生み出す資金に充てる予定です。

具体的な活動については、X(旧 Twitter)やnoteで発信していきます。また、このプロジェクトに関心のある人たちとやりとりができるデジタルコミュニティ(Discord)も準備中です。さまざまな人たちが協働しあう場をつくりたいと考えていますので、みなさんのご参加をお待ちしております!

■ X(旧 Twitter) https://twitter.com/gjnft_official

■note 



Digital Factoryという名称について

「Factory」という名称は、アンディー・ウォーホルの「The Factory」に着想を得ました。

1960年代にアンディー・ウォーホルがニューヨークに構えていたスタジオは「The Factory/ファクトリー」と呼ばれていました。

ウォーホルはファクトリーで多くの「Art Worker(アートワーカー、芸術労働者)」を雇い、シルクスクリーンプリントの技法を用いて工場で生産するように作品を制作し、『キャンベルのスープ缶』を始めとする多くの代表作が生み出されました。

また、ファクトリーはウォーホルの作品制作の場であるとともに、アーティストやミュージシャン、俳優など、LGBTQを含む自由な思想を持つ人々のサロンとしても機能していました。

こうした、新たな表現や制作手法の挑戦や、既存の思想に縛られない自由な活動を求める人たちが集い交流し、新しいムーブメントを起こす場へのオマージュ。そうした活動をデジタル上で行うことを「Digital Factory」という名前で表現しています。

Good Job! Digital Factory に関わるコラボレーターは、新しい時代のアートワーカーかもしれません。自律的に、分散的に、協働的に、個性や創造性を発揮しながら、新しい Good Job! をつくりだしていく人たちが集まる場。そのような場をデジタル上に実現していきます。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?