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これからのInstagram運用で意識すべきは〇〇

最近、Instagramの運用をしていて、前よりもフィード投稿の各数値が獲得できていないなと感じたことはありませんか?

いつの時代もInstagramをはじめ、さまざまなソーシャルサービスはユーザーニーズの変化に合わせて媒体の特性も変化させてきています。

Instagramも写真をはじめとした日常の中をおしゃれに切り取った写真をシェアする場所から、関心のあるモノ/コトの情報をキャッチする場所になりました。さらにこの1〜2年の間に、これまでとは違ったプラットフォームの使われ方にシフトしてきているそうです。

今回はInstagramのCEOであるアダム・モッセーリ(Adam Mosseri)のとある対談動画から読み取れる、これからのInstagram運用で意識すべき点をシェアします。

Instagramのユーザーはフィード投稿を見なくなっている?

企業アカウントの運用をご担当しているみなさまは日頃から、“Instagramの投稿をする”といえば画像をメインとしたフィード投稿を中心にされている方が多いかと思います。

そんな方々にとって、インパクトのある見出しではありますが、昨年の夏にアダム氏のとある対談動画で気になる発言がありました。

①10代のユーザーを中心にInstagram上ではストーリーズとDMに多くの時間が消費されている
②日常のシェアはフィードではなく、ストーリーズやDMで行うようになっている(特にDM)

上記のような状況になれば、友人と日常のシェアをストーリーズやDMで行うので、フォローしているアカウントの投稿が流れてくるタイムラインを閲覧することは少なくなっていきます。

この現象が起きると、発信したフィード投稿がフォローされていてもフォロワーのタイムラインに表示されにくくなることが予想されます。

理由としては以下の2点です。

①Instagramをはじめとしたソーシャルメディアを運営する企業の大きな収益源は広告収入であるため、主要な広告配信面であるタイムラインが見られないとなれば、タイムライン上で表示する広告を増やす必要性が出てくる。

②広告を増やしても見られないのであれば、タイムラインを見る価値を与えるため、タイムライン上には各ユーザーに最適化したInstagram上でのおすすめ投稿を表示するようになる。

Instagram運用におけるゲームのルールがこのような変化をしていくと、先ほどお伝えした通り、企業アカウントとして主流だったフィード投稿を中心とした運用だけでは不十分になっていってしまう可能性があるのです。

そんな状況で発信しているコンテンツの効果を最大化するのに重要になってくるのはストーリーズとDMによるコミュニケーションによる「コミュニティ化」です。
次のパートでは今後の運用でポイントになってくるストーリーズとDMの効果的な活用方法をお伝えします。

Instagramの公式ページも「コミュニティを作る力を与える」といった内容にhttps://about.instagram.com/

これからのInstagram運用

コミュニティを意識したストーリーズ活用

みなさま、ストーリーズは日頃から活用されていますか?

おそらく、企業の公式アカウントとしては、新しいフィード投稿へ流入させるシェアや、新商品やサービスに関するWebサイトに遷移させるプロモーションのような投稿が中心ではないでしょうか。
もちろん、Instagramをマーケティング活動の一環として活用しているのであれば、至極当然の内容だと思います。

ただし、これらの内容ですと、ユーザーからのコメントをはじめとした投稿に対するリアクションは見込みにくいです。(投稿かリンク先に遷移するアクションが主になるため)

今後のストーリーズ活用で意識すべきなのは、「ユーザーからいかにリアクションをもらうか」です。ただし、いきなりユーザーと1対1のコミュニケーションを取ってみましょうと言われてもハードルが高いと思います。
そこで有効になってくるのが、スタンプ機能の活用です。


ストーリーズの投稿にアンケートやクイズ、質問箱を付与できる機能です。

これらを用いることで、ユーザーと双方向のコミュニケーションが促されます。集まった回答に対して、リアクションや返答まで行えれば、今後の投稿でユーザーからのコメントなどのリアクションも活性化される要因になり得ると考えます。

まずは、スタンプを活用して、自社商品/サービスに対するアンケートを行ったり、ユーザーの要望を募ったりしてみて、それに対するアンサーとなる投稿やユーザーとのコミュニケーションを図ってみてはいかがでしょうか。

DMの放置はもったいない

ストーリーズを工夫してユーザーからリアクションがいただけたら、放置せずに返信を行っていくことをオススメします。

今後のInstagramのアルゴリズムはユーザー自身がDMなどで交流しているアカウントの投稿がユーザーのタイムラインにも優先的に表示される傾向がより強まると予想されますので、受信したDMには積極的に対応していくのが理想です。

ただし、企業の公式アカウントとなるとリソースの問題であったり、運用のルールにおいて全てに対応するのは難しいと思います。
その場合は、いいねやグッドなどリアクションボタンでの反応でも有効だと思いますので、可能な範囲で対応はしていくという考えで運用していくのが現実的と考えています。

Instagramには自動返信のツールが標準で搭載されていたり、外部のツール会社にはチャットbotのような自動で応対してくれる機能を開発しているところもあるので、そういったものの活用も視野に入れていいと思います。

まとめ

ここまで記載してきたように、Instagramの運用をさらに効率化していくには今まで以上の労力をかけて対応していくことが必要になってきます。

これまではブランドの力だけで拡散を狙うこともできましたが、今後は緻密な運用が必要になってきます。
企業様のInstagram支援をしているひとりの人間としては、大変になってくるなと思うのが正直なところです(笑)。ただし、逆に注力をすればするほど他社との差を生むことにもつながると思いますので、今まで以上に運用のし甲斐があると感じながら日々の運用にあたってみてはいかがでしょうか。(私も頑張ります。)

P.S.
ここまでの話でストーリーズとDMに注力すれば十分と思われてしまうかもしれませんが、あくまでフィードとリールの投稿をきちんと伸ばすための土台作りという点で認識いただければと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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