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【2022年最新】SNS利用実態調査レポート前編~現代社会におけるSNS~

こんにちは!メンバーズグッドコミュニケーションズカンパニーの田中と中村です。

SNSは私たちの生活に欠かせないものとなりつつあり、活用している企業も多いのではないでしょうか?
近年はLINE、Facebook、Twitter、Instagram、YouTubeの5大SNSだけではなく、TikTokやnoteなどの新しいSNSも盛り上がりをみせており、生活者は目的によって各SNSを使い分けているのではないかと考えました。

そこで生活者のSNS利用実態について、全国の6歳~89歳の男女10,278人に調査を行いました。
今回は前半レポートをお届けします!

調査概要:生活者におけるSNS利用実態調査
調査会社:株式会社メンバーズ
     メンバーズグッドコミュニケーションズカンパニー
調査対象:全国の6歳~89歳の男女10,278人
実施期間:2022年5月25日~5月30日
調査方法:インターネット調査

1.SNSはWebサイト、テレビに次ぐ接触頻度の高いメディア

SNSはテレビ・Webサイトに次いで消費者との接触頻度が高く、半数以上が1日1回以上利用していることがわかりました。
雑誌・ラジオ・新聞は「以前は利用していたが、今は利用していない」と答えた人が25%以上いることから、以前に比べ利用者が減少していることが考えられます。
また、動画配信サービスは比較的新しいメディアにも関わらずSNSに次いで利用頻度が高く、25%以上の人が1日に複数回利用していると回答しています。

2.全世代の7割以上がLINE・YouTubeを利用

次に、SNSだけに絞って詳しく利用実態を調査するとLINE・YouTubeは7割以上、Twitter・Instagramは半数以上が利用していることがわかります。
FacebookとTikTokは利用率が5%しか離れておらず、今後TikTokがどう伸びてくるかは注目したいところです。

3.SNSごとに異なるユーザーの利用目的

各SNSについてそれぞれ利用目的を調査すると、ユーザーはSNSごとに異なる利用目的を持っていることがわかりました。

友人や知人、家族とのコミュニケーションが目的:Facebook,LINE,LinkedIn
娯楽や暇つぶしをすることが目的:Twitter,Instagram,YouTube,TikTok
自分の趣味や興味関心に関する情報を得ることが目的:note

特にLINEは、58.4%の利用者が「友人や知人、家族とのコミュニケーションをとること」と回答。他のSNSでは人によって利用目的が分散しているのに比べ、LINEは「コミュニケーション」というおおよそ統一された目的で利用されていると考えられます。

4.SNSごとに違う、企業アカウントフォロー率

冒頭で述べたように、いまや企業にとってもSNSの活用が一般的になっています。
ですが、実際のところどれくらいの人が企業アカウントをフォローしているのでしょうか?今回の調査ではこのような結果になりました。

SNS利用者のうち、約半数は1つ以上企業アカウントをフォローしています。
最も企業/ブランドアカウントフォローをフォローしている人の割合が高いSNSはLinkedInで、利用している人の72%が企業やブランドのアカウントをフォローしているという結果に。
Twitter,Instagram,Facebook,YouTube,LINEの5大SNSを抑えて、LinkedInやnoteが上位にランクインしているのには、以下の理由が考えられます。

①LinkedInやnoteは5大SNSに比べてまだ十分に普及していない
→今現在LinkedInやnoteを利用しているユーザーは、自分から積極的にビジネスの情報を取りに行くような情報感度が高い人が多いのでは?

②SNSによる利用目的の差
→LinkedInやnoteは企業が採用やブランディングを目的として活用するケースが増えており、そもそもビジネス目的で使う人も多いSNSだという特徴を表しているのでは?利用者数が多いLINEやYouTubeは、コミュニケーションや娯楽のために利用している人が多く、企業やビジネスとは結び付きにくい傾向があると考えられる。

SNSによる利用目的の差(図3)と企業アカウントのフォロー割合(表1)を照らし合わせて分類するとこのようになります。

LikedInやnoteはビジネス目的で活用している企業が多く、それがユーザーのニーズともマッチしています。
それに比べて、LINEやYouTubeは個人間のコミュニケーションや娯楽を目的に使っているユーザーが多く、企業のアカウントをフォローしづらい(+活用している企業・ブランドがまだ少ない)と考えられます。
その中間に位置するのがTwitter、Instagram、Facebookで、個人間のコミュニケーションや娯楽に使いつつも、多数の企業アカウントが運用されており半数以上のユーザーがそれをフォローしていることがわかりました。

TikTokがこの中でどこに位置づけられるのか、今後の企業・ブランドアカウントの参入に注目していきたいと思います。

5.まとめ

ここまでのポイントをまとめると下記の通りです。

1.全世代の56%、12~29歳の70%以上が1日1回以上SNSを利用

2.各SNSの利用率は
LINE>YouTube>Twitter>Instagram>Facebook>TikTok>note>LinkedIn

3.各SNSで求めていることや目的が異なる
→家族や友人とのコミュニケーション:Facebook、LINE、LinkedIn
娯楽や暇つぶし:Twitter、Instagram、YouTube、TikTok
趣味や興味関心に関する情報を得る:note

4.企業・ブランドアカウントと各SNSの親和性は、ユーザーの利用目的に応じて分けられる
→親和性【高】:LinkedIn,note
 親和性【中】:Twitter,Instagram,Facebook
 親和性【低】:LINE,YouTube
 親和性【?】:TikTok

おわりに

今回のレポートでは、生活者のメディア接触頻度やSNSごとの利用目的の違い、そして企業アカウントとユーザーの関わりについてお届けしました。

後編では、企業・ブランドアカウントについてさらに深堀りし、【企業SNSと年代別の商品購入の関係】をレポートしていきます!

後編もお楽しみに!

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