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醜いけど美味しい菓子!?

『ブルッティマブオーニ』と言うこのお菓子
日本語に訳すと
『醜いけど美味しいお菓子』という意味だそうです。

初めて知ったのは10代の製菓専門学生の頃。いつも先生のお話をピュアピュアなハートでワクワク聞いていたなぁ…冬休みに入る前の授業で先生は皆んなにこんな事を話しました。「皆んなはこれからプロのパティシエになります!と言う事は今年が人生最後のクリスマスになります!楽しい冬休みを過ごして下さい‼︎」

・・・・・・。

そう言われた私のピュアなハートは白のパンダをどれでも全部並べて夜空に弾け飛び無くなった。(PUFFYかっ‼︎)
私はこの日相当凹んだ事を覚えている。
凹みすぎてなぜか誰にも言えないままこの暗い気持ちを引きずって帰った。
かわいいな…若かった自分。
今の私ならこんな気持ちになっても悲しみと一緒に電車に揺られてセンチメンタルジャーニーなんつって絶対帰らない。いや、帰さない!恐るべしアラフォーのかわいい私。

でもね…今なら分かるのよ。
あの頃大人に見えた先生はきっと今の私くらいの年齢。就職してプロの職人になっていく20歳そこそこの私達へ、それくらいの覚悟をもって頑張りなさいよと愛情込めて伝えたかったのでしょうね。。

さぁ気を取り直してレシピ行きましょう↓

………………………………………………………
《ブルッティマブオーニ》

【材料】
・お好みのパン………………20g
・ヘーゼルナッツ……………80g
・卵白……………2個分
・きび砂糖……………60g
・バニラエッセンス……………適量


………………………………………………………

【作り方】
1.粗めに刻んだお好みのパン(今回はイチヂクとクルミのカンパーニュ)は、予熱無し150℃のオーブンで10分ほど乾燥焼きして余分な水分を飛ばしておく。

2.ヘーゼルナッツは160℃のオーブンで10分程軽くローストし、包丁で粗く刻む。



3.ボウルに卵白を入れて塩ひとつまみを入れホイッパーでしっかり泡立てる。ある程度メレンゲっぽくなってきたらきび砂糖を1/4くらい加えて更に泡立てる。残りのきび砂糖も3回くらいに分けながら加えて泡立てていく。
砂糖の量が多いので、途中からメレンゲ感が薄れ、もったりと重くなってきますが不安にならず頑張って泡立ててー…
と言いながら↓こんなもんじゃろって感じの泡立ち。
疲れちゃったので…うん。大丈夫です。

3. 泡立てた卵白に(1)のナッツと乾燥させたパンを加えてゴムベラで軽く混ぜる。


4.深めのフライパンを弱火で熱し、ナッツを混ぜた卵白を入れて、木ベラで混ぜながら火を通します。だんだん鍋底が色づいてきて、木ベラが若干重くなってねっちょりして来たら火からおろします。

5. オーブンシートを敷いた天板に(4)をスプーンを使ってすくって落とすように間隔を空けて並べて、150℃のオーブンで35~45分ほどうっすら色付くまで焼く。

【point】しっかり乾燥させるために、焼き上がったらすぐにオーブンから天板は取り出さずにオーブンの扉を半開きにしてそのまま冷ます。



6.しっかりと冷めたら完成!密閉容器に入れて保存する。



今回も最後まで読んで頂き
ありがとうございます。


紹介したレシピを作るためにひとつ多めに
パンを買ってみるのもいいかも…
こんなの作ってみたよ〜!って言う#グッバイレシピを募集していますので、Instagramで#グッバイレシピ付けてご報告もらえたらすごく嬉しいです



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