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【コラムvol.6】歯磨剤と歯ブラシについて


「歯茎が弱いから〇〇の歯磨き粉を使っています!」
「虫歯が多いのでフッ素が入ったものを・・・」
様々な目的に合わせた歯磨剤が販売されています。

が!

まずは、「歯磨剤を使わないでも磨けるようにしましょう」 とお伝えしています。
なぜなら、毛先が必要な場所に適切に届き、歯に沈着した汚れを取り除いた上で歯磨剤を使用しないと効能は発揮されません。
さらには、うがいがしっかりできているかどうか!

お風呂掃除をイメージしてください。
こすり洗いをした水垢が混じった泡を最後は綺麗に流します。
うがいは、最後の流水で垢を流してくれます。
歯磨剤を使うのであれば1回目の歯磨きは特にしっかりとうがいします。

📣さらに口腔周囲の筋肉のストレッチ効果、唇のゆるみがわかります。

またスッキリするからといって歯磨剤を使用されている方は、注意です。
歯磨剤に含まれている香料などでスッキリ感を味わってしまい本来の歯ブラシの目的である、汚れを取り除くことができません。
「スッキリ感」磨けている気になりやすいです・・・。

自分に合ったオーラルケア用品を選ぶことがポイント

●歯ブラシは、毛の硬さ、毛の長さ、毛の形、様々な特徴があります。
プラークがたまりやすい、歯茎にダメージが出やすいなど状況に応じた硬さにします。

口の大きさ、ほっぺの伸び率は個人により様々。粘膜で押しつぶされないように選択します。

つめもの、かぶせものの量や形態、義歯の使用有無、歯並びなどに合わせて選択します。

●歯磨剤の効能に応じた使用方法
口腔内の衛生環境が必要とする効能を選択します。

●ブラシ圧 「磨いている」「磨けている」の違いが顕著にあらわれるところです。「磨けている」人は、とても優しく丁寧に毛先が行きとどいています。

いかがでしたか。 日々、なんとなくしている歯磨きを見直すきっかけになれば幸いです。


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